今回はイレギュラーで旅ブログではありません。
私が仕事しているゲーセン ベルパーク安中店 で売ってる【太鼓の達人】のマイバチ、全国ランカー御用達のてんちょーバチの作り方ですw
当店、ベルの太鼓の達人コーナー↓

最初はお客の小僧共子達が持参してくるマイバチを見て、「なんじゃこれは…」と思っておりましたが、折れてもなかなか次が作って貰えないんだよ!との愚痴を聞いているうちに「これくらい俺でも作れるだろ」と見よう見まねで作り始めたのがそもそものキッカケでした。
常連の太鼓打ち達(ドンダ~)さんの間で評判になり、全国ランカーさんのプレイ動画等に載ったせいか今では遠くは県外から買いに来る程でホントに有り難いです(^人^)
え~…作り方の前に大人の事情によりご注意です。
注意と警告
このブログは全く個人的な書き物で、会社や店舗とはいかなる責任関係にもありません。
作成作業では刃物等色々な危険物を取り扱います。道具はそれぞれ正しく使用して怪我に気を付けてください。また、少しでも危ないと思う方、この注意書きの意味がよく分からない方はこれを参考にしないでください。出来上がりや使用にも責任は持ちません。やるなら全て自己責任で行ってください。
こんなとこでクレーム付けてくるモンスター親子人はいないと思うし、今までいたことは無いんですが怖いご時世なので念のためですww
さて。本題に入ります。てんちょーバチの作り方。
用意するもの
①木製丸棒、②紙ヤスリ、③小さめなカンナ、④ノコギリ、⑤カッター、⑥ボールペン、⑦定規、⑧軍手
他に台にするイスとかカンナクズを受ける新聞紙や箱、ヤスる時に出る木の粉を吸い込まないようにマスク等など。


以下は詳細。
①の丸棒。私が使う材料は米ヒバの丸棒です。
太さ20mm、長さ910mmの物を近くのホームセンターで調達。米ヒバでなくても硬めの木材が良いでしょう。集成材や柔らかい木材は、使うとすぐ折れますw
たまに太さ24mmの物も作りますが、本日は20mmバージョンで解説します。

それから②の紙ヤスリ。#60のみは目詰まりしない特殊なやつ(通常の紙ヤスリでもOK)。後は通常の紙製で#80、#120、#400、#800です。お好みで最後に#1500を使うとツルツルのピカピカになります。
ちなみに紙ヤスリは、上の写真の赤い矢印のように一組使用分ごとに切り分けて、裏にセロハンテープと布テープを貼って補強して使っています。 補強しないとすぐに破れて無駄に枚数が必要になります。
③のカンナはできれば小さい物が良いです。大きいと細かい作業に向かないばかりか重たくて無駄に疲れます。小さい方が安いしね!
⑤のカッターは100均の安物でじゅうぶん。カンナでは出来ない更に細かい仕上げに使います。血塗られた呪いのバチにならないように気を付けて削りましょうw
材料や道具の説明はおしまいです。
いよいよ作業にかかりましょう。
Lets Try!
まずは丸棒にボールペンで印を付けて切断します。910mmの両端から380mmのところにマーク、片側は下図のように更に細かく印を付けます。(印の間隔は下の写真を参考に…)

↑このように印を付け終わったらノコギリで左右両端から38cmになるよう(真ん中が残りになるよう)に切断してください。
切断する時には、切り口が斜めにならぬよう、一気に引き切らずに回しながら切るとキレイに平らに切れます。
切断面か斜めになったり段差ができてしまったら#60のヤスリで軽く補正して平らにしてください。


切断できたら次は先ほど付けた印を元に2本の材料の一周に、それぞれ線を引きます。間隔はこの写真を参考に。

更に、切断面の中心点に+印を付けて中心が分かるようにします。


この、ボールペンで線を引く作業が言わばバチの設計図ですので全ての元になるとても大事な作業です。
アバウト過ぎないようにキチンと中心点を書き、2本の位置を揃えてキレイに線を引いてくださいね。
次も気の抜けない肝心のカンナがけです。作業そのものではカンナがけが一番難しいというか、コツが必要なのですが、これは馴れるしかありません。最初の一組目から完璧な物が出来ると思って始めると心が折れますw
1組目は練習だと思いましょう!
カンナは右手でキチンと握り、1度かけた角度を変えないつもりでなるべく同じ角度を保ちつつ、左手でしっかり押さえた丸棒を少しづつ回して(数mmづつ)カンナを引いていきます。
同じ所で2度づつカンナをかけ、数mm回してまた2度かけ、を繰り返して1周かける感じですね。
片側を1段削ったらもう片側の同じ1段を削り、それぞれにカンナを1周かけたら+印を基準にちゃんと1周を均一に削れているか、左右で先端の太さが揃っているか、チェックしながら地道に削ってくださいね!





右手でカンナがけ、左手で丸棒をしっかり押さえて少しづつ回す訳ですから、右手と左手で同時に違う動きをしている感じですね。馴れるまでは慌てず急がずゆっくり作業しましょう。


↑カンナをかけ終わった状態です。
粗々ですがバチの形が出来てきましたね。
カンナをかけ終わったら次は#60のヤスリでざっと細かい角を取ります。
#60はかなり荒いので力を入れてゴシゴシこするとあっという間にたくさん削れてしまいます。最初は撫でるくらいのつもりでこすってみてください。

ヤスリの使い方のコツもカンナと一緒です。全ての場所で同じ力で同じ回数ヤスることが理想です。
カンナがけと同じように右手で紙ヤスリを動かし、左手で丸棒をしっかり押さえながら少しづつ回してヤスります。
ここまで終わったら#80の紙ヤスリに移る前に、次はカッターの出番です。
先端の微妙なカーブを少しづつカッターで削って付けてくださいね。ただし、カッターで削った後に紙ヤスリで更に削るのでここでは細くなり過ぎないように!
失敗すると取り返しがつかないので馴れるまでは削り過ぎ要注意です!

ちなみに、私はバチのお尻もこのように↓角を取りますが、こちらは実用では無いのでお好みでOK!

そして、#80の紙ヤスリがけで形を作り出す工程は終了です。60まではカンナがけした部分だけをこすりますが、80からは全体をムラ無くこすってください。

#80終了。
この後の#120からの工程は根気と体力の体育会系な作業になります。
作業の注意点
紙ヤスリを使い分けて均一に何段階もかけていくのはとても地味な作業で予想外に大変です。
慣れない人が一気にやろうとすると失敗するというか、心が折れると思われるので、何日かかけるつもりで飽きたらキリの良い所で作業を中断して気力が戻るのを待って再開するのをオススメしますww
慣れている私でも午前にカンナと#60とカッター作業、午後に#80~#800と最低でも2段階に分けてモチベーション維持に努め、雑な仕上がりを防いでおりますw
大事な事なので繰り返しますが、荒い紙ヤスリ(特に60と80)はカンナ並みに形が変わります。1ヶ所だけかけすぎるとイビツになってしまいますから要注意ですよっ!
感覚としては、カンナとカッターでざっと形を作り、#60は軽くこすって角を取り、#80は形を作る最終工程、#120からは形を作るというよりは、表面を滑らかにするための仕上げの研き工程、と考えて作業したら分かりやすいかも知れません。
作業時間ですが、既に100組以上作って慣れている私が、全力で集中して続けて作業しても1組仕上げるまでに3時間はかかります。
そして…
ついに出来上がりました!

バチの根元、持ち手の部分にグリップを巻く人がほとんどだと思いますが、当店のランカーさんいわく、スポーツ量販店で売ってるテニスラケット用の安いものでじゅうぶんとのことです。巻きはじめの部分に両面テープを貼って固定し、シワにならぬように弱めのテンションをかけて引っ張りながら巻いてください。
グリップテープの長さは110cmの真ん中を斜めに切って使えばじゅうぶん足りるハズです。
要するにテニスラケット用のグリップなら片側1本分でバチ2本分になりますね。
あ、ビニールテープで代用している子もいたかな。
さて、これにて太鼓の達人マイバチの作り方説明はおしまいです。
工作が好きならぜひチャレンジしてみたらいいと思います!
最初から上手くは作れないと思いますが、何本か作っているうちに慣れてステキなマイバチが作れるようになると良いですね!!
最後にてんちょー経験者からお願いです。
店内で振り回したり、他人を攻撃したりしないのはもちろんですが、、、
待っている時等、バチを打ち合わせてカチカチ音をたてるのは止めましょう。プレイ中のドンダ~さんいわく、意外と気が散って迷惑らしいですよ(´д`|||)
それと、ついでにお知らせですが、私は2014年6月末日をもちましてベルパーク安中店からいなくなります(転職のため)ので、マイバチの販売も終了します。
今までお客さんの皆さんにお世話になり、仲良くして頂いたお陰で13年間ホントに楽しく仕事が出来ました。心からお礼申し上げます。
太鼓の達人以外でも、皆さんの元気なご活躍をお祈りしております(^人^)
では皆さん、それまでにお店で会えたら気軽に声かけてくださいね!( ´∀`)/~~
追記:マイバチ【てんちょーバチ】は下記の通り完売致しました。今後は店舗での販売はもちろん通販等も致しません。
7/16夕方を持ちまして完売致しました。
また、こちらは作り方のノウハウ解説のみです。メールや店舗へのお電話等でのご予約や注文、在庫問い合わせにも一切応じかねますので悪しからずご承知おきください。
尚、このページに限り、引用元を明らかにすれば拡散及び、文章、画像の引用OKです。
私が仕事しているゲーセン ベルパーク安中店 で売ってる【太鼓の達人】のマイバチ、全国ランカー御用達のてんちょーバチの作り方ですw
当店、ベルの太鼓の達人コーナー↓

最初はお客の
常連の太鼓打ち達(ドンダ~)さんの間で評判になり、全国ランカーさんのプレイ動画等に載ったせいか今では遠くは県外から買いに来る程でホントに有り難いです(^人^)
え~…作り方の前に大人の事情によりご注意です。
注意と警告
このブログは全く個人的な書き物で、会社や店舗とはいかなる責任関係にもありません。
作成作業では刃物等色々な危険物を取り扱います。道具はそれぞれ正しく使用して怪我に気を付けてください。また、少しでも危ないと思う方、この注意書きの意味がよく分からない方はこれを参考にしないでください。出来上がりや使用にも責任は持ちません。やるなら全て自己責任で行ってください。
こんなとこでクレーム付けてくる
さて。本題に入ります。てんちょーバチの作り方。
用意するもの
①木製丸棒、②紙ヤスリ、③小さめなカンナ、④ノコギリ、⑤カッター、⑥ボールペン、⑦定規、⑧軍手
他に台にするイスとかカンナクズを受ける新聞紙や箱、ヤスる時に出る木の粉を吸い込まないようにマスク等など。


以下は詳細。
①の丸棒。私が使う材料は米ヒバの丸棒です。
太さ20mm、長さ910mmの物を近くのホームセンターで調達。米ヒバでなくても硬めの木材が良いでしょう。集成材や柔らかい木材は、使うとすぐ折れますw
たまに太さ24mmの物も作りますが、本日は20mmバージョンで解説します。

それから②の紙ヤスリ。#60のみは目詰まりしない特殊なやつ(通常の紙ヤスリでもOK)。後は通常の紙製で#80、#120、#400、#800です。お好みで最後に#1500を使うとツルツルのピカピカになります。
ちなみに紙ヤスリは、上の写真の赤い矢印のように一組使用分ごとに切り分けて、裏にセロハンテープと布テープを貼って補強して使っています。 補強しないとすぐに破れて無駄に枚数が必要になります。
③のカンナはできれば小さい物が良いです。大きいと細かい作業に向かないばかりか重たくて無駄に疲れます。小さい方が安いしね!
⑤のカッターは100均の安物でじゅうぶん。カンナでは出来ない更に細かい仕上げに使います。血塗られた呪いのバチにならないように気を付けて削りましょうw
材料や道具の説明はおしまいです。
いよいよ作業にかかりましょう。
Lets Try!
まずは丸棒にボールペンで印を付けて切断します。910mmの両端から380mmのところにマーク、片側は下図のように更に細かく印を付けます。(印の間隔は下の写真を参考に…)

↑このように印を付け終わったらノコギリで左右両端から38cmになるよう(真ん中が残りになるよう)に切断してください。
切断する時には、切り口が斜めにならぬよう、一気に引き切らずに回しながら切るとキレイに平らに切れます。
切断面か斜めになったり段差ができてしまったら#60のヤスリで軽く補正して平らにしてください。


切断できたら次は先ほど付けた印を元に2本の材料の一周に、それぞれ線を引きます。間隔はこの写真を参考に。

更に、切断面の中心点に+印を付けて中心が分かるようにします。


この、ボールペンで線を引く作業が言わばバチの設計図ですので全ての元になるとても大事な作業です。
アバウト過ぎないようにキチンと中心点を書き、2本の位置を揃えてキレイに線を引いてくださいね。
次も気の抜けない肝心のカンナがけです。作業そのものではカンナがけが一番難しいというか、コツが必要なのですが、これは馴れるしかありません。最初の一組目から完璧な物が出来ると思って始めると心が折れますw
1組目は練習だと思いましょう!
カンナは右手でキチンと握り、1度かけた角度を変えないつもりでなるべく同じ角度を保ちつつ、左手でしっかり押さえた丸棒を少しづつ回して(数mmづつ)カンナを引いていきます。
同じ所で2度づつカンナをかけ、数mm回してまた2度かけ、を繰り返して1周かける感じですね。
片側を1段削ったらもう片側の同じ1段を削り、それぞれにカンナを1周かけたら+印を基準にちゃんと1周を均一に削れているか、左右で先端の太さが揃っているか、チェックしながら地道に削ってくださいね!





右手でカンナがけ、左手で丸棒をしっかり押さえて少しづつ回す訳ですから、右手と左手で同時に違う動きをしている感じですね。馴れるまでは慌てず急がずゆっくり作業しましょう。


↑カンナをかけ終わった状態です。
粗々ですがバチの形が出来てきましたね。
カンナをかけ終わったら次は#60のヤスリでざっと細かい角を取ります。
#60はかなり荒いので力を入れてゴシゴシこするとあっという間にたくさん削れてしまいます。最初は撫でるくらいのつもりでこすってみてください。

ヤスリの使い方のコツもカンナと一緒です。全ての場所で同じ力で同じ回数ヤスることが理想です。
カンナがけと同じように右手で紙ヤスリを動かし、左手で丸棒をしっかり押さえながら少しづつ回してヤスります。
ここまで終わったら#80の紙ヤスリに移る前に、次はカッターの出番です。
先端の微妙なカーブを少しづつカッターで削って付けてくださいね。ただし、カッターで削った後に紙ヤスリで更に削るのでここでは細くなり過ぎないように!
失敗すると取り返しがつかないので馴れるまでは削り過ぎ要注意です!

ちなみに、私はバチのお尻もこのように↓角を取りますが、こちらは実用では無いのでお好みでOK!

そして、#80の紙ヤスリがけで形を作り出す工程は終了です。60まではカンナがけした部分だけをこすりますが、80からは全体をムラ無くこすってください。

#80終了。
この後の#120からの工程は根気と体力の体育会系な作業になります。
作業の注意点
紙ヤスリを使い分けて均一に何段階もかけていくのはとても地味な作業で予想外に大変です。
慣れない人が一気にやろうとすると失敗するというか、心が折れると思われるので、何日かかけるつもりで飽きたらキリの良い所で作業を中断して気力が戻るのを待って再開するのをオススメしますww
慣れている私でも午前にカンナと#60とカッター作業、午後に#80~#800と最低でも2段階に分けてモチベーション維持に努め、雑な仕上がりを防いでおりますw
大事な事なので繰り返しますが、荒い紙ヤスリ(特に60と80)はカンナ並みに形が変わります。1ヶ所だけかけすぎるとイビツになってしまいますから要注意ですよっ!
感覚としては、カンナとカッターでざっと形を作り、#60は軽くこすって角を取り、#80は形を作る最終工程、#120からは形を作るというよりは、表面を滑らかにするための仕上げの研き工程、と考えて作業したら分かりやすいかも知れません。
作業時間ですが、既に100組以上作って慣れている私が、全力で集中して続けて作業しても1組仕上げるまでに3時間はかかります。
そして…
ついに出来上がりました!

バチの根元、持ち手の部分にグリップを巻く人がほとんどだと思いますが、当店のランカーさんいわく、スポーツ量販店で売ってるテニスラケット用の安いものでじゅうぶんとのことです。巻きはじめの部分に両面テープを貼って固定し、シワにならぬように弱めのテンションをかけて引っ張りながら巻いてください。
グリップテープの長さは110cmの真ん中を斜めに切って使えばじゅうぶん足りるハズです。
要するにテニスラケット用のグリップなら片側1本分でバチ2本分になりますね。
あ、ビニールテープで代用している子もいたかな。
さて、これにて太鼓の達人マイバチの作り方説明はおしまいです。
工作が好きならぜひチャレンジしてみたらいいと思います!
最初から上手くは作れないと思いますが、何本か作っているうちに慣れてステキなマイバチが作れるようになると良いですね!!
最後にてんちょー経験者からお願いです。
店内で振り回したり、他人を攻撃したりしないのはもちろんですが、、、
待っている時等、バチを打ち合わせてカチカチ音をたてるのは止めましょう。プレイ中のドンダ~さんいわく、意外と気が散って迷惑らしいですよ(´д`|||)
それと、ついでにお知らせですが、私は2014年6月末日をもちましてベルパーク安中店からいなくなります(転職のため)ので、マイバチの販売も終了します。
今までお客さんの皆さんにお世話になり、仲良くして頂いたお陰で13年間ホントに楽しく仕事が出来ました。心からお礼申し上げます。
太鼓の達人以外でも、皆さんの元気なご活躍をお祈りしております(^人^)
では皆さん、それまでにお店で会えたら気軽に声かけてくださいね!( ´∀`)/~~
追記:マイバチ【てんちょーバチ】は下記の通り完売致しました。今後は店舗での販売はもちろん通販等も致しません。
7/16夕方を持ちまして完売致しました。
また、こちらは作り方のノウハウ解説のみです。メールや店舗へのお電話等でのご予約や注文、在庫問い合わせにも一切応じかねますので悪しからずご承知おきください。
尚、このページに限り、引用元を明らかにすれば拡散及び、文章、画像の引用OKです。
今日、またヒバの方のバチを買ってしまいましたwww
コメありがとうございます! あのバチが少しでも楽しさUPに繋がれば… 頑張ってくださいね~♪(^人^)