
今日は、ガールの入団フライアップ式です。3年ごとの部門の進級をフライアップといいます。スカウトたちは、それぞれ進級したら、何をしよう、何ができると、胸をときめかせています。お母さんの手を借りて、キャンプの荷物を詰めていた子たちが、自分で準備できるようになったり、テントを建てたり、マキでご飯を炊いたり・・・いつの間にかできることが増えています。仲間と協力し合わなければ、やれないこともいっぱいあることに気づきます。
10年くらい、ガールと係わって、子ども達を見ていると、小さいうちは、やはり親が、手助けしてあげないとできないことだらけです。そういう時は、やはり、見てあげてほしいです。手伝ってあげてほしいです。いつかいやおうなく子どもは自立します。でも犬や、猫よりも、成長は遅いです。子ども達は、いつもお母さんに自分をみてほしいと思っているみたいです。うざいと言いながらも、その実、話を聞いてほしいようすです。
このごろのお母さんの口癖、小学校に上がる前の子どものことでも、「子どもと相談してきめます。」と、おっしゃいます。でも、「親として、あなたは、子どもをどう育てるつもりなのですか?」と聞きたいです。おけいこを、子どもがやめたいというと、あなたが決めたんだから続けなさい。でなくて、やめたいならやめなさいと、簡単におっしゃいます。子どもがいやだといっても、こう育って欲しいと思ったときには、親が意地を通してもいいんじゃないかと思っています。ただ、間違えないでほしいのは、しつけは、社会生活のルールを教えることだと思います。結果自分の思い通りに行かないこともあるとわかって、我慢できるようになります。そして、最低限、自分で、生きる力をつけるためのものです。そうやって育った子どもは、他の人や、自分より弱いものへの思いやりを持った人になると思います。そんな人が増えれば、いいなと思います。
私は、教育者でもなんでもありませんから、違った考えの方もいらっしゃると思います。でも時々は、自分の子育てを振り返って、軌道修正してみてくださいね。