ぬるり組合寄り合い所

劇団「ぬるり組合」の情報サイトです。

ヒッチの旅 その10

2010年12月03日 | 公演情報
昨日、14時半ごろ。

その石川ナンバーの車は中年の女性。うーん、女の人かあ、と思いながらも、すいませーん、と行くと、私の目も見ずに、ブーン!とすごいスピードで車を出した。唖然。
まあ、これが一般的な反応なのかもね、と自分を慰める。

しかし、停まっている車を見てみると、ほとんど東海道方面のナンバー。
というか、ぱっと見渡したところ、米原から北陸道に入りそうな、石川・福井ナンバーの車は皆無。

予想以上の状況に、さっきの車を逃したのは大失敗だったのでは、と暗澹たる思いに。
と思ったそこに、福井ナンバーの車!しかし、親子らしき女性二人。
あらー、また女の人かー。一応いつもより丁寧めに「あのー、すいませんが…」と話しかけ、かくかくしかじかという状況で、福井の車なので…、と懇願する。運転席に乗りこもうとする娘さんの方が、「私はいいけど…お母さんは?」
お、お!「うーん…、まあ、別に…」といぶかしがりながらもなんとか承諾!

車に乗せてもらってからも、怪しいものではないことを必死で説明。どくんごのチラシを出し、福井に行く目的を話し、32歳でこんなことやっております、と言うと、「同いやん!」と娘さん。
その語感に、32の男が何やっとんねん的ニュアンスも多分に含まれていたのでしょうが。

お母さんの方は、お芝居してる人も珍しいから、と、いろいろ質問され、その流れで、福井公演のことなど話し盛り上がる。

ほんとうに感じのいい人(そう書けと言われた)で、駅前まで、と言ってたのに着く直前に、人が待っている都合で場所を変更しても、はいはーい、と応じていただき、ほんとうに天使のような方々(そう書けと言われた)でした。

高速上でも、スムーズにいって幸運ですわー、と言うと、この辺で降ろした方がおもしろいからそうしましょか?と、とても話のわかる方でした。

というわけで、夕方には福井に着いちゃっていました。残念ながら、身ぐるみはがされるようなトラブルもなく、最後は10分も経たずに福井市に行く車に乗せてもらえてしまったわけです。

多賀SA(滋賀)~福井駅近くのマクド(福井)
移動距離・約180キロ

ヒッチの旅 その9

2010年12月03日 | 公演情報
昨日のことですが…。

作業着のお兄さん2人は、すごく寡黙で、たまに運転席の人に、福井に何しにいくの、どっから来たの、ときかれるぐらい。

沈黙が心地よく、京都を過ぎたなー、ぐらいで、座ったままいつのまにか寝てしまう。

気がつくと、時間的にもう大津SAをだいぶ過ぎたと思われるあたり。
あせる。というのも、最初に助手席のお兄さんと話したとき、新名神を通ると言っていたから、そっちにもう入ってしまったのかと思って。

と、すぐに多賀SAの表示が出て、ここでいい、と。
福井を目指しているときいて、新名神より北を通る名神ルートに変えてくれたのかもしれない。きいてないのでわからないが…。

おりるとき、運転席の人が、「ほらいい車やで」。すぐそこに石川ナンバーの車が。

さっそくあたろうと、礼を言いおりた。

ヒッチの旅 その8

2010年12月02日 | 公演情報

朝7時。西宮名塩SAで力尽き、机に突っ伏して寝てしまう。
10時ごろ、気配を感じて起きると、わんさか人が。一日がはじまっている。

そこに、松屋が。食べる。正午ぐらいまでだらだら。

そろそろ!とはじめるが、頼んでみても、大阪で降りるからー、という人か、ただ断られるかがつづく。

1時間ほど経ち、そこに金沢ナンバーの車が!作業着着たお兄さん。うーん、となっていたが連れの人にきいて、乗せてもらえた。荷物だらけの後部座席を空けてくれた。二人組の人に乗せてもらうのは初めてだ。

まさかこれで一気に福井まで!と思っていたら、向かうのは名古屋だった。米原の手前、多賀SAまで乗せてもらった。

西宮名塩SA(兵庫)~(大阪・京都)~多賀SA(滋賀)
移動距離・約120キロ

ヒッチの旅 その7

2010年12月02日 | 公演情報
そんなに数は多くないが、フードコーナーから出てくる人に声をかけつづけ、やっと乗せてもらえる人が!夜明けとともに。

岡山ナンバーの石灰を運ぶトラックのおじさん。京都で降りるそうなので、1つ先の西宮名塩SAまで。
このおじさん、とにかくしゃべる。岡山弁で。眠けざましかもしれない。

三木SA(兵庫)~西宮名塩SA(兵庫)
移動距離・約50キロ

ヒッチの旅 その6

2010年12月02日 | 公演情報
三木SAに着いたものの、かれこれ2時間経ちました。きびしいです。寒さがこたえます。SAのお茶飲んだりトイレ行ったりをかれこれ4、5回繰り返した。

写真は先ほどの牛のおじさん。途中、座りこんだ牛を立たせるためにばっしばしたたいていました。「虐待ではない。他の牛に踏まれたら背中のロースが売り物にならなくなる」とのこと。

吉志PA(福岡)~(山口・広島・岡山)~三木SA(兵庫)
移動距離・約500キロ

ヒッチの旅 その5

2010年12月02日 | 公演情報
吉志PA、暗い…。

たしかに、トラックはたくさん停まっているが、ほとんどの人はお休み中。

どうすべー、と10分ほど座りこんでいると、トイレに行く運転手風のおじさんがいたので、とりあえず、「すいませーん、ヒッチハイクで旅行している者ですが、よろしければ…」の、例の100回練習して暗記した「ヒッチの言葉」で声をかける。(この日、まだ20回目ぐらい)

ほう、そうかー、とたばこを吸いながらトイレに入っていき、こりゃだめだ、思っていたら、トイレから出てきたところで、かまわんがわしの荷物はかわっとるけどふざけるなよ、と一喝。

やったー、そして、こえー…、と思い、ついて行くと荷台にはたくさんの牛。

荷物だらけの助手席をちゃちゃっと片付けてくれ、兵庫まで行くけぇ三木まど乗せたるわ、と。
どーん!まさかの長距離!

車内では、「この牛はバージン牛いうてな…」と下ネタ混じりにニコニコで話し、とんだツンデレおじさんでした。

というわけで、かれこれ数時間、雌牛とともに運ばれています。

ヒッチの旅 その4

2010年12月01日 | 公演情報
19時半ごろ。

基山PAで、車内で食事中のトラックの人に「すいませーん…」と近づく。中国人の方で、身分証みせて、と言われ、素直に応じると、いいよ、と乗せてくれた。一人目で成功。

門司まで行くので、その手前の吉志(きし)PA(パーキングエリア)まで乗せてもらう。SA(サービスエリア)ではないが、大型車の駐車台数が多いので、大丈夫だろうという判断。

途中、香川ナンバーの車が前を走っていて、運転手さんが、あの車が入るパーキングについていってお願いしよう、と追いかける一幕も。その車はとまることなく先に行っててしまいましたが。

1時間ほどで吉志PA。暗い…。

基山PA(福岡)~吉志PA(福岡)
移動距離・約85キロ

ヒッチの旅 その3

2010年12月01日 | 公演情報

熊本ICの手前は信号がないうえ、「ヒッチの手」(ヒッチハイクをご教授してくださったT山さんがいうところの、親指あげるやつ)をしても車が停まれそうになかったので、少し離れた交差点で、県外ナンバーの車を中心に声をかける。

ここではじめて、声をかけた老夫婦に全く無視されるという反応にあい、心が少し折れる。
が、二三十分したところで、福岡へ帰る30代くらいの男性に乗せてもらえた。わー。

どくんごの九州各地の公演地をきかれ、福岡の百道浜、そして高知(高知出身の人でした)のイオンモール横空き地には「あー!サーカスの来るあそこー」と、ビビッドに反応していた。やはりあの場所は高知の人はみんな分かるようだ。

高速上にとどまるという最初の難関はクリアー。

ただいま基山PA。
車がたくさんいるよー。うれしいよー。

熊本(熊本)~基山PA(福岡)
移動距離・約80キロ

ヒッチの旅 その2

2010年12月01日 | 公演情報
人生初のヒッチハイク成功!

産直の駐車場はあきらめ、芦北インターに入る交差点で赤信号で止まった車に声をかける。トラックなら、と思い狙っていたが、そんなこと言ってられん、とはじめて声をかけた一般車がヒット。

団塊の世代(本人談)の中小企業の社長さんに熊本まで乗せてもらう。話し好きな人でよかった。

しかし、また高速に乗り直さなければ…。

芦北(熊本)~熊本(熊本)
移動距離・約70キロ

ヒッチの旅 その1

2010年12月01日 | 公演情報


ヒッチハイクで帰ることにした。

どくんごに別れを告げ、郵パックを送り、(ギターダンボール、たてななめよこ165cmでみごと170cm以下をクリア!)、実家と京都に島美人を送り、出水のニシムタからスタートです。

そこへ水俣のコウヘイさんが!舞台写真のDVDをいただき、そのまま芦北まで乗せてくれました。ありがとうございます!しかし、これはヒッチハイクではない、見送りだ!

あらためてスタートしたいと思います。
ただいま芦北IC近くの、道の駅のような産直マーケット。

上場(鹿児島)~芦北(熊本)
移動距離・約50キロ