コメント
 
 
 
ご回答ありがとうございます (トゥゲザー)
2007-12-02 02:26:03
私の提示した愚問にわざわざご回答いただきまして恐縮です。

1.
察するところ、NJさんのご意見は、他の宗教を間違っていると批判するのはどの宗教でも当たり前でそれが宗教発祥の通過儀礼みたいなものであるということでしょうか。

しかしそのご意見はモルモンの信者としても、モルモン・ムーブメントの観測者としても、不十分であり、重要な点を看過しておられます。

それは現代社会においてもモルモン教会は会員獲得活動の上で、「他の教会は間違っている」と「神が言った」ことを心から信じる決意を示した者のみをその集団に加えているということです。
ジョセフの啓示は、プロテスタント教派やイスラム教のような遠い昔の起源譚ではありません。

現代社会において宗教的な対立は、宗教を政治に利用しようとする為政者によって意図的に生み出されるものであって、そういうことさえなければ、どの宗教でも一般信者が他宗教に敵対意識を持ってはいないと思われます。
しかしモルモン教会だけは違うのです。生ける神が実際に現れて「他の教会は間違っている」と言ったことを心から信じ、受け入れることを、その共同体に加わる必須条件にしているからです。

これは現在における進行形の話なのです。ですから謝罪が必要だと言うのです。
他宗教と、そのような手法で改宗を求めてきた人々に対して。


2.
「そこまで意識が届いているクリスチャンが日本にどれくらいいるでしょうか」との切り返しをなさっていますが、ではモルモンにはまともなキリスト教史を知っている人物はどれくらいいますか? 皆無でしょう。

「新しく回復された(過去と決別した)教会に所属すると意識している」とのことですが、まさにそのとおりなのです。クリスチャンと名乗ることが都合の良いときには、われらもクリスチャンだといい、都合が悪いときには、それは我々と無関係だと逃避する、それがモルモンです。

NJさんも良くご存知の事例をあげますと、先日、ローマ法王がその発言を批判され謝罪した際、そのニュースをネタに取り上げ、某モルモン会員は自分の掲示板であざ笑っていました。しかも彼はキリスト教会の過った行為は容赦なく追求すると息巻いていました。

彼の掲示板を多くのモルモン会員が利用しますが、誰一人たしなめる人はいませんでした。それがモルモン会員の真実の姿です。クリスチャンとして共に悲しみ、共に歩むと言う発想が無いのです。

モルモン会員にとってクリスチャンと言う称号は、単なるお得なクーポン券でしかなく、利用できるときにはさんざん利用するけれども、それに対して支払われてきた重い代価に対するリスペクトは全くありません。だからジョセフの啓示を真実だなどと言えるのです。

以上の理由によりモルモンは決してクリスチャンにはなれないのです。
せいぜいロッキーの山奥で神の王国を夢想している老人を崇めて、永久に来ない福千年を待ち続けるしかないのではありませんか?
 
 
 
そうであるとしても (NJWindow)
2007-12-02 06:57:11
そのような側面があるとしても、それで全てではないと考えます。トゥゲザーさんの主張にはR.V.レミニ(米伝記作者)や古屋安雄(神学者)のような寛容な著者の視点が欠落しているように思われます。
 
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