寺町寺院群の行事結果です。
~諏訪神社「三光さん」~
室町時代から続く特殊神事(月拝祭・月を拝む祭り)、諏訪神社の「三光さん」。
・・金沢市寺町5丁目・・
毎年旧暦の7月26日の真夜中に、無病息災を願い月の出を待つ神事が行われます。
この特殊神事は、卯辰山の稜線に下弦の月が3種の光が輝くように見えることから
「三光さん」と呼ばれている。例年は、盆踊りなどの行事が併催されますが、今年
は新型コロナの影響で神事のみとなりました。
今年(令和2年)は9月13日に行われ、先ずは北山隆宮司の神事、住民の玉串
奉奠があり、その後、月が現れるのを待ちました。神事は雨がぱらつきましたが、
月の出となる25時30分頃(14日未明)には雲が一時的に消えて、下弦の月の
姿がはっきりと現れました。参加した住民7名は、神秘的な月に来た甲斐があった
と声を出していました。帰りには、笹餅と赤飯が振る舞われました。
なお、この様子は地元新聞(15日朝刊)でも紹介されました。
諏訪神社入口
案内看板
神事(北山隆宮司)
月の出る卯辰山の方向
月の出をまつ住民
下弦の月
笹餅と赤飯
来年は新型コロナも収まり、盛大に行事が実施できますようお祈りしましょう。