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ヴォルテール! (kazuou)
2006-06-21 21:43:58
ヴォルテールはすごいですよね。

彼のどの作品にも、権威や権力に対する不信感、ひいては徹底した価値の相対化、といった面が強く現れているように思います。小説作品においては、そうした思想を実に洗練したやり方で、物語としても面白く読ませる手腕はただごとではありません。

18世紀という時代を考えると、確かに当時のヴォルテールの絶大な名声もうなづけるというものです。

旧訳版岩波文庫の『カンディード』は、岩波文庫ワーストセラーの一位だったそうですが、まったくおかしな話ですね。
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ですよね! (ntmym)
2006-06-21 23:27:51
kazuouさま、こんばんは!



>権威や権力に対する不信感、ひいては徹底した価値の相対化、といった面が強く現れているように思います。



おっしゃる通りですねー。

そして、それにも関わらず物語としての面白さを十分に保持しているのには、私も全くうならされました。展開はだいたいワンパターンなのに、それでも面白くて仕方がありませんでした。凄いぞ、ヴォルテール。



しかし、ワーストセラー1位って……。あんまりですね; こんなに面白いのになんででしょう? 新訳版はもっと売れてるといいなあ。
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