わかば病院栄養サポートチーム

群馬県前橋市にあるわかば病院の栄養サポートチームの取り組みを紹介

NSTランチタイム ミーティング 10/14

2004-10-21 15:54:14 | ランチタイムミーティング資料
1・誤嚥性肺炎対策について

・院内ガイドラインの作成(というか当たり前のことの再確認)
(医師・看護・介護)
具体的な内容
看護・介護向け
・経管栄養中のギャッチアップ(米国CDC)
・経管栄養中仰臥位30度(最も誤嚥が起こりにくい)
・胃内残留物の確認(ASPENガイドライン)
・グル音確認(ちゃんと機能しているか)
・口腔内ケア(米国CDC)

医師向け
・胃チューブが確実に挿入されたかを透視下あるいは胸部レントゲンでの確認(ASPENガイドライン)
・誤嚥性肺炎が疑われたら積極的に胸部レントゲンを
・診断されたらペントシリン、スルペラゾン、カルベニン、ダラシンより抗生剤選択
・リハビリのオーダーを(特にSTによる嚥下機能評価)

2・下痢対策
・院内ガイドラインの作成
(医師・看護・介護)
具体的な内容
看護・介護向け
グルタミン・ファイバー・オリゴ糖(GFO)とファイバーの使用
・1時間かける
・室温に戻す
・便の性状の観察

医師向け
・グルタミン・ファイバー・オリゴ糖(GFO)とファイバーの使用
・下痢止め、整腸剤、乳酸菌製剤の投与


下痢に対するファイバー、GFOの効果(案)
 下痢便の患者をピックアップ
 絶食が長かった、食事量が少ない患者さん->GFO
 それ以外->ファイバー

 1Wをめどに使用
 
便秘に対するファイバーの効果
 3日排便ない->ファイバー開始
 ファイバーの有無で排便コントロールを評価する