天保山へ
大阪港近くにある日本一低い山天保山に登ってきました。
天保山は江戸末期に安治川などの川ざらえを行った際に
掬いとった土を積み上げて造られた人造の山です。
上の写真が今の天保山の頂上です。高さが標高 4,53mとの事です。
手前の切り込んである石が、三角点を表示する石の頭です。周囲の路面や
緑地帯の方が高くなっていたのにはびっくりしました。
上の絵は明治初期の天保山の姿を描いたもので、元は立派な山でした。周囲には庶民の行楽に向けた
茶屋などが立ち並ぶ観光行楽の名所だったようです。
この山が無くなったのは戦争中に砲台基地を造るため削ってしまったからです。
この景色を戦争が奪ってしまったのですね。
今は周囲一帯が天保山公園になっています。一度訪ねられたら如何ですか?