「いじめ」を無くしたい！（私から、大切な者へ）22

どの「心」のシステムにとっても、システムの認知領域は、「心」が実現される個々の仕方に必然的に密接に関わっている。認識が説明行為だとすれば、知識は知る者の認知領域に関わっている。例えば、個人の「心」の実現が構造の変換の歴史をつうじて変化するなら、個人の実現の知識も行動目標も変化する。だから知識はいつも知る者の構成の変換を必然的に反映する。なぜなら「心」を失うことなく連続的に構造変化してゆく過程としての構成の変換は、個人の行動能力の、つまり現実での作用領域の連続的なユニークな過程だからである。だから根本的に絶対的知識といわれる、秩序の整った平均としてあてはめた言語の完璧な意味とは不可能であり、現実に認められる知識の妥当性は、成功する「心」の構成の達成をつうじてある範囲に行き着くのである。・・・・・つづく。