友美さん、おいじゃがさん、あいうえおさん、ご意見と情報をありがとうございます。
市営バス路線の民間移譲などを間近に控えて、市交通局長もいらだっていたのかもしれません。
3月末から4月1日にかけて鹿児島の路線バスは、廃止されたり改変されたり、大きな変革期を迎えます。
3月18日(水)に街や駅のバス停を見て歩くと、ご覧の通り。
天文館バス停5番乗り場
鹿児島中央駅東口バスターミナル7番乗り場。鹿児島交通の牧之原・志布志線が廃止される
同5番乗り場
各社の新旧時刻表が重ねて張られて、何が何だかよくわかりません。加えて新型コロナウイルスの影響で高速バスの減便もあり、バス乗り場は大混乱の様相を呈しています。
路線廃止や本数削減の理由について、各社は「客の減少と運転士不足」「働き方改革」を挙げています。自社本位の論理を優先するだけで、そこには「市民の足を何とか守らねば」という公共交通機関としての使命感が感じられません。営利企業とはいえ、不特定多数の客に支えられていることを忘れてほしくありません。
もっと関係機関が、関心のある市民と一緒に、ざっくばらんに、真剣に、考えてはどうでしょうか。これからの公共交通機関はどうあるべきか、と。この際、行政にリーダーシップを発揮してもらいたいものです。熱心な市民に対して、「会いたくない」などとつれないことを言わずに。
バス車両の大きさや形状、路線、路線表示、時刻表、バス停、料金、料金支払いシステム、乗務員、案内のことなど、論議すべきことは多いはずです。
話は変わりますが、4月から新たに登場するものに、鹿児島市のいくつかの文化・スポーツ施設の愛称もあります。
「鹿児島アリーナ」から「西原商会アリーナ」へ。既に書き換えられた
同
同アリーナの一角にある旧鹿児島刑務所正門
「川商ホール」になる「市民文化ホール」
同
「西原商会」や「川商ハウス」には申し訳ないですが、「宝山ホール」や「白波スタジアム」とは少しわけが違うのではないでしょうか。「宝山」と「白波」は一般名詞でもあり、まだ許される気がします。しかし「西原」「川商」となると、もちろん一般名詞でないばかりか、失礼ながら、そこまで有名でもありません。広く普及・浸透するには相当時間がかかるのではないでしょうか。県立鴨池野球場の「平和リース球場」から既に違和感を覚えていました。
今回、悪いのは鹿児島市だと思います。命名権の全国的な流行に悪乗りしたとしか思えません。そんなに財源が欲しいのなら、例えば市議会議員のもらい過ぎを削減するとか、無駄な事業やイベントを廃止するとかすればいいのに、と思います。
15時30分 鹿児島中央駅東口の5番バス乗り場で女性が着いたバスの運転士に何か尋ねた。改めて聞くと「高速船に」。ここから南ふ頭シャトルバスに。次は16時10分です。「間に合わない」。船は何時でしょうか? 「16時です」。もうタクシーで、と乗り場を案内。「前は15分おきでは?」。だったんですが、うんと減りました。
本数削減の波紋は今も。
15時39分 西口・西田口の案内板前で若い男性2人「明和」。1番乗り場へ誘導。16時発の明和県営住宅前行きを案内。