能勢謙三の鹿児島まち案内日記

番外90 官僚体質

ガヤマスさんがおっしゃるように、川内原発再稼働についての伊藤祐一郎知事の「やむを得ない」発言は、原発立地県の長として、無責任な発言に聞こえました。

南日本新聞によると、記者会見で伊藤知事は「いろんな意見の方がいる。ただ、総合的に勘案すると、当分の間は原発を活用せざるを得ないと考えており、そういう意味で、やむを得ないという言葉を使った」と答えたそうです。

それにしても、知事本人のはっきりとした考え方が伝わってきません。そもそも原発をどう考えるのか、原発依存の地域経済のままでいいのか、県民の安心・安全な暮らしをどう考えるのか、などなど。

原発がどうしても必要と考えるのなら、堂々とそう言えばいい。しかし、そうも言いませんでした。再稼働に同意した県議会議員も同様です。だんまりを決め込んでいました。

かつて国の役人だった伊藤知事は、県知事を務めて3期目になる今も、官僚体質を引きずっているように見えます。いわば国の出先です。県民よりも、国の方に目が向いているように感じられます。上から目線、とよく言われるのはそのせいでしょう。

こんな知事や県議を選挙で選んだ県民も、反省しなければいけないのではないでしょうか。







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コメント一覧

ガヤマス
そうなのです。能勢さんの指摘するように、再稼働推進派ならば、「原発が必要だ」「日本の原子力の安全性は間違いない」とか堂々と意見を述べて、理解を広げればいいのに、「仕方がない」「このままでは発電にコストがかかり過ぎる」とは、誠に消極的な発言を皆さんがするのです。伊藤知事の「やむを得ない」発言も、本音は再稼働させたくないんですよ、私も」という意味を含むのか、単に県民の不安をかわすための言葉のあやか? 一体、政治家の皆さん、あなたはどっちなのですか? と聞きたいのです。でも、逃げますね。困った人たちです。
考えてみると、発電コストが上昇して困るのは電力会社のみです。電力会社だけ赤字になって、日本のために犠牲になるという選択もあったはずです。赤字経営なりの会社の規模になればいいのです。そうしなかったところが「原子力ムラ」の団結です。
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