能勢謙三の鹿児島まち案内日記

158 運転士が不可解な質問

2012年6月11日(月)曇り、のち雨。時期と天気のせいか、街を行く人が少ない。

12時45分 天神ぴらもーる吹上庵前で観光マップを見ていた男性「ただ見ているだけ。さっきホテルで紹介された」という食べ物屋に赤い丸印が付いている。こむらさきラーメンにも丸印が付いているので、この店は7月12日まで工事で休んでいます、と伝える。

13時40分 天神ぴらもーる中央で関西から来たと言う男女6人「立派な商店街ですね」。そうでしょうか。今日は月曜でこんな天気ですから人が少ないようです、と答える。「前来たけど、西郷銅像はあっちやな?」と男性。そうです。あっちへ進んで右へ行くとあります、と案内。

前二者とも別れぎわに、明るく「ありがとう」と言ってくれた。特に何かを具体的に案内したわけではなかったが、気持ちが良かった。

14時03分 老人ホームに入っている両親に会いに行こうと市営バスに乗車。信号停車中に両替をしたら、「案内の人もお金を払うんですか?」と運転士。「まち案内」の腕章に気付いたのだろうか。いきなりの質問に戸惑いながらも、ボランティアですから、と我ながらわけのわからない返事をして席に帰る。下車する際にも運転士は「お金を払わんでもいいのにね。頑張ってね」と声をかけた。
実はこの運転士のことは、以前から知っていた。なぜかお年寄りに厳しい人で、乗車をせかしたり、車内での移動に激高したり。要注意運転士としてマークしていた1人だ。そんな人が、こんなことを言うのが不可解だった。あるいは先方も、当方のことを以前からマークしていたのかもしれない。よくバスに乗る男だ、と。

16時25分 鹿児島中央駅東口のバス等総合案内板前で剣道着姿の少年「玉江小へ」。東7乗り場を案内すると、「ありがとうございます」と、さわやかな言葉が返ってきた。

16時28分 東口エスカレーター下で男性「ナポリ通りは?」。あのダイエーの看板があるビルの右側をあっちへ延びる通りです、と案内。

16時40分 西口バス案内板前で夫婦「城山観光ホテルのバスは?」。あの黄色いバスが止まっているあたりに50分くらいに入ってきます。向こうの横断歩道から渡ってください、と案内。

16時50分 西口に城山観光ホテルのシャトルバスが入ってきたので、さっきの夫婦に、入ってきました、どうぞ、と乗車を勧める。「あのー、おいしい所は? 天文館でしょうか?」と主人。はい。ホテルからバスが出ます、と伝える。

17時00分 東口バス案内板前で若い女性「近くに金券ショップは?」。ベル通りのキティーチケットを紹介。あの薩摩蒸気屋の左の通りを進むと右側にあります、と案内。それと、あのドコモショップの向こう側にもありますよ、と付け加える。

17時09分 同所で男性「明日9時までにマリンパレスへ。15番から?」。はい、ですが最寄りの九電前バス停を通るのは、市営16-2鴨池港行き、市営27与次郎行き、鹿児島交通32-1鴨池港行きの3路線です、とメモに書いて渡す。「所要時間は?」。20分くらいです、と伝える。

17時11分 同所で夫婦「谷山へ」。谷山はどちらでしょうか? 「谷山電停経由で中山小へ。というか中山小に行きたい」。東22乗り場から中山小経由谷山電停行きがあります、と案内。

17時24分 東4乗り場近くで婦人が待機中のシティービューの運転士に何か尋ねている。引き継ぐと、「田上台へ」。東22乗り場を案内。

17時38分 天神ぴらもーるで年配男性3人が若い女性に何か尋ねている。引き継ぐと、「梅の花は? それとサンデイズインは?」。両方を入れた地図を書いて、行き方を案内。梅の花はアイムビルの15階、サンデイズインは白くて高い建物です、と補足説明する。

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