能勢謙三の鹿児島まち案内日記

1177 敬天愛人

mastanさん、ありがとうございます。勉強になりました。

阿蘇山が大噴火を起こしました。大震災といい、水害といい、今年の熊本は本当に気の毒。熊本と縁深い私の思いはひとしおです。
噴煙の高さが1万1000メートルに達したそうですが、この高さは確か、桜島の大正3年大噴火と同じくらいなのではないでしょうか。
不幸中の幸い、風向きがよかったか、人的被害がなくてまずはよかったです。風向きが違ったらと思うとゾッとします。桜島など火山をたくさん抱える鹿児島は、ひとごとでありません。

先日、霧島の御池を久しぶりに車で通りかかりました。霧島最大の火口湖です。案内板によると、4600年くらい前に起きた噴火でできた火口に、水がたまったのが御池。深さが100メートル余りあるそうです。今では、ここから噴火したなんてちょっと考えられませんが、4600年前には実際に噴火したのです。
ということは、今後もこんな噴火がいつどこで起きても不思議でないことになるのではないでしょうか。

この意味で、とにもかくにも毎日をどうにか無事に過ごしている私たちは、運の良さに感謝しなければならないかもしれません。西郷さんの言葉を自分なりに解釈すれば、「敬天」とは、人知を超えた大自然をおそれ敬うことなのではないでしょうか。そして「愛人」とは、ちっぽけな人間同士、むやみに争わず、仲良くしなさい、と。






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コメント一覧

おいじゃが
偉人の言葉は、我々の心に残り勇気を与え、時には私達の行動を後押ししてくれますね。
大久保利通公の座右の銘も、考えさせられます。
「為政清明」:政治を行う者は、清らかでなければならない。
「堅忍不抜」:どんな苦労や困難にも 耐え忍び、心を動かさない。

現在の政治や、我々の行動にも不可欠ですね。
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