能勢謙三の鹿児島まち案内日記

994 あ~あ 

ASOさん、コメントありがとうございます。市街地でのマラソン大会開催の是非はともかく、国道10号海岸線の長時間にわたる車両通行止め(8時10分から15時25分まで7時間余り)だけは、どう考えてもやっぱりまずいと思います。

昨日5日、この区間(鹿児島市・鳥越トンネル南側~姶良市・重富郵便局前)を車で走ってみました。途中には磯、花倉、三船、竜ヶ水、平松、白浜の集落があります。住民は多くないとはいえ、当日、この人たちはどうなるんだろうとまず思いました。前は海、後ろは急な山。迂回路1本ない中で、当日の日中は自由に移動できないのです。
大げさに言えば、移動の自由を保障した憲法22条に触れるのでは、と考えました。憲法は、「公共の福祉に反しない限り」としていますが、マラソン大会が、公共の福祉に値するでしょうか。

この区間には、私も時々利用する格安ガソリンスタンドもあります。当日の日中は仕事にならないはずです。

沿線の所々に、かごりん用自転車が数台ずつ置いてありました。連絡用に使うのでしょうか。

私の原稿が新聞に載った4日から翌5日まで、さまざまな方から感想をいただきました。少なくとも、国道10号海岸線の通行止めについては、全員が「おかしい」「問題あり」との意見でした。

中には、「障害のある子どもを持つ娘が毎日、鹿児島市から姶良市へ車で病院に通っている。通れないのは困る」と言う先輩、「大動脈の国道を何時間も完全通行止めは最悪。山間の迂回路は狭くて、バスに厳しい。当日は未曾有の遅れで、ダイヤはないに等しい。お客様は大迷惑」と言うバス運転士の知人も。

日曜日の朝の楽しみである「サンデーモーニング」をMBCテレビで見ようとしたら、臨時特番「鹿児島マラソン生中継」が。あ~あ

6日付南日本新聞には、5日に城山観光ホテルであった大会歓迎式で、にこやかな笑顔を浮かべる森博幸鹿児島市長、伊藤祐一郎県知事の姿が。あ~あ










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コメント一覧

しんいち
鹿児島マラソンは、他の都市のマラソンと比較しておかしな点が多々ありました。
国道を封鎖するなら、並行する高速道路を無料にするなど、他都市なら当たり前のことが鹿児島ではおこなわれませんでした。
来年以降の改善点だと思います。
mastan
主催者や行政の長の中には、パッチワークはこなせてもグランドデザインを描けない者が多いですね。今回のマラソン大会は、その典型例でしょう。次回も実行するのであれば、内輪だけの「なあなあ」で自賛するのではなく、外部の意見に耳を傾けるようにすべきでしょう。

若いとき松下電器産業の本社入り口前の京阪電車沿線近くに下宿していたことがありますが、幸之助さんは、自分は能力(学問)に劣るから、優れた者を周囲に配置すると言っておいででしたね。
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