能勢謙三の鹿児島まち案内日記

2476 悲しかった日

シグナルブルーさん、ありがとうございます。天文館の深夜バス乗り場で案内に立つお姿をお見かけしたことがあります。感心な人がいるなあ、と思っていました。張り紙も確かに見ました。本来、バス会社やバス協会がすべきことなのでしょうが、業界の当事者意識の低さにはあきれます。

2日付南日本新聞の読者投稿欄「ひろば」に象徴的な記事が出ていました。おそらく桜ケ丘団地にお住まいの婦人。友達と久しぶりに会うために待ち合わせの市立病院へ行くことに。市立病院は初めてだったので、「都通り」で降りることだけを考えて、団地内の停留所であまり乗らないバスを待ちました。ところが平日の乗客の少ない時間なのに、バスは10分以上遅れて到着しました。
さらに。「次は都通り」の案内テープが停留所寸前で流れたため、誰も降車ボタンを押せず、バスは通り過ぎました。運転士からは「機械の操作ミス」というアナウンスだけがありました。
頭が真っ白になった婦人は、次の鹿児島中央駅で降りて、歩いて病院へ向かおうとしました。しかし初めての地下通路で方向感覚を失い、すがる思いで通りがかりの女性に声をかけたら、「電車の方が確実かも。一緒に行きましょう」とありがたい言葉。駅前電停まで同行してくれたそうです。
投稿のタイトルは、文字通り「悲しくてうれしかった日のこと」でした。

この投稿から、日常的なバスの遅れ、運転士のルーズさ、中央駅東口や地下通路のわかりにくさが想像できます。婦人はきっと鹿児島交通19番線に乗ったのでしょうが、市立病院に一番近づく「みずほ通り」にバス停がないのも問題だと考えます。手前の「鹿児島大学正門前」の次は「都通り」です。この間は、とても距離があります。

西千石町の清滝公園。

東千石町の天文館バス停1番乗り場。男性が立っている所が空港行きバス乗り場だが、ここを見つけられない客が多い。

15時12分 鹿児島中央駅東口のバス乗り場等総合案内板前で女性「与次郎へ」。そこの15番乗り場から出ます。「下から?」。向こうの横断歩道から渡れます。14分発の16番線・鴨生港行きに。乗り場は15番です。

15時16分 東口エスカレーター下の案内板前で男児連れの夫婦「路面電車に乗りたいだけ」。あそこにある電停から、あっちへ向かう電車で天文館まで。そして折り返してこられたらどうでしょうか、と提案。帰りは中央駅前経由の電車に。

鹿児島市役所本館。中庭から。

鹿児島県庁。

市役所も県庁も、エラそうに見えるのはどうしてだろう。ラサール・東大の両ボスには、こんなイメージを打破してもらいたい。

県庁ロビーに登場したクリスマスツリー。例年、部課長がお金を出し合って設置するそうだが、無駄な箱モノなど大きな散財にこそ厳しい目を向けてほしい。

県庁前にこんなタイムカプセルがあったとは。三反園知事の名前が刻まれている。

内装工事が急ピッチで進む中央駅一番街再開発ビル。

アミュ広場。市内のイルミネーションは、ここと、みなと大通り公園で十分と思う。みんなの公園を長期間占拠する「天文館ミリオネーション」(4日開始)は要らない。


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コメント一覧

chan
中央駅一番街再開発ビル、小さな駅の横に建てるには、些かデカすぎませんかね。大都会か!?
以前、私の目指す停留所が、そのバスで停まるのかを確認したところ、あまりに素っ気なく、バカにしたような対応にカチンっ。別のバスで降車後、交通局に電話したことを思い出しました。
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