・鹿児島中央駅東口の雑貨屋「パスポート」が２０日で閉店したことを知る。
２０１３年３月２９日（金）曇り。
午前 孫の小学男児を連れて都市農業センター、健康の森公園へ。
都市農業センターの菜の花
市民農園の土手にはタンポポが１４時３０分 両親の暮らす老人ホームへ。部屋に入ると９７歳の父がいない。寝ていた９４歳の母に聞くと「知らない」と言う。事務所のスタッフによると、「お金を持って出て行かれた」。近くの公園かも、と見に行くと、いない。付近を巡回してホームに帰ったが、まだ父は帰っていなかった。
「整髪料がないと数日前から言っておられたから、ドラッグストアに行かれたのかも」とスタッフ。近くのドラッグストア、スーパー２店ものぞいたが、姿はない。途中、知人の原口さんとバッタリ。事情を話すと、心配していただいた。
再びホームに帰ったが、まだ帰っていない。「あるいはタクシーに乗って山形屋か自宅へ行かれたかも。胸に連絡先の入ったカードをぶら下げているから大丈夫とは思うけど」とスタッフ。母がいつになく心配そうな顔をしている。そのとき「あ、ひょっとしたら、床屋かも」とスタッフの一人。その人と一緒に近くの理髪店へ向かうと、父が店から出てきたところだった。無精ひげもそって、見違えるようにさっぱりしている。「捜したんですよ。心配しました」とスタッフ。みんなの心配をよそに父はケロッとしている。
父によると、この理髪店を利用するのはホームに入ってから２度目。「なぜ東京という名前？」と店主に聞いたら、「新宿の店で働いていたから」と教えてくれたという。もうなじみになった様子がうかがえた。
そんなマイペースの父に付き添ってホームへ戻ると、母がスタッフと一緒に玄関前に立って待っていた。この間、３０分余り。ひとまず、良かった、良かった。父は部屋に入ると、土産に持って行ったコンビニのお菓子をうまそうに食べた。
ホームからの帰り、原口さんから留守電が入っているのに気付いた。「見つかりましたか？ 私も気になって今、捜して回っています。連絡をください」。さっそく返信。丁重にお礼を言った。
１５時５５分 鹿児島中央駅東口の東４バス乗り場近くで婦人「市役所へ」。東５、６乗り場を案内。
１５時５６分 東口バス等総合案内板前で女性３人「空港へ」。南国交通バスターミナルを案内。
１６時００分 同所で婦人「今日じゃないが、動物園へ」。中央駅から動物園まで行くバスはありません。高見馬場や天文館からだと１時間に４本ありますが。「小さな子供がいるので。ＪＲなら？」。五位野で降りて、やっぱりバスに乗り換えなければなりません。歩くにはちょっと遠いので。
１６時０４分 同所で男女「空港へ」。案内すると「１８は？」。１８にも止まりますが、南国交通バスターミナルを出たバスが来ますので、座れない恐れがありますと説明。
１６時１２分 同所で男性「電車の一日券はどこで買える？」。車内で運転士から買えます。「いくら？」。６００円です。市営バスにも乗れますよ。「神奈川から着いたばかり」という。とりあえずシティービューで市内一周を、と勧める。「４、５日いるので屋久島にも行きたい。切符の予約は港で？」。電話されたらと、高速船会社の電話をメモして渡す。付近地図を指差して「天文館、城はここ？」。はい。「天文館ってプラネタリウムがある？」。幕末までは天文台のような建物があったんですが、今は地名として残っているだけです。
東４乗り場に停車中のシティービューに乗せる。
１６時３６分 同所で男性「城山観光ホテルへ」。南国交通バスターミナルを案内。次は１７時発ですと。
１６時４５分 東５乗り場に入った鹿児島新港行きバスを見て、前日以上に驚いた。新港行きを示す表示が前にも横にも後ろにもないばかりか、入り口には川内行き高速バスと表示してあったのだ。かろうじて運転士がアナウンスして待っていた客が動いた。
バス会社や関係機関のだらしなさは目に余る。東口バスターミナルの要である場所の案内板に、東２２乗り場を左向きの矢印と右向きの矢印でまったく正反対に表示してあるのにも初めて気付いた。これが観光・鹿児島の表玄関か？ 新幹線にばかり頼っていたら、危うい、危うい。
東２２乗り場へは、左と右どっちへ行けばいいの？
