能勢謙三の鹿児島まち案内日記

2124 愛称が増えて困る

南日本新聞によると、鹿児島県の「宝山ホール」や「白波スタジアム」などのように、鹿児島市も市立の文化・体育施設に有償で愛称を付ける「命名権(ネーミングライツ)」を本年度初めて導入することにし、このほど8施設について優先交渉権者を以下の通り決めたそうです。

鹿児島アリーナは西原商会、市民文化ホールは川商ハウス、桜島総合体育館、桜島溶岩グラウンド、桜島多目的広場は南栄リース、松元平野岡体育館、茶山ドームまつもと、松元平野岡運動場は、あいハウジング。

愛称使用の金額と期間は、例えば市民文化ホールが年2200万円で5年間、鹿児島アリーナが年1500万円で5年間だそうです。それぞれの愛称は、市と各社で協議して決めるとのこと。

これにより鹿児島アリーナは西原アリーナ、市民文化ホールは川商ホールとでもなるのでしょうか。紛らわしさが増しそうな気がします。使う側にとって、はたして歓迎すべきことなのでしょうか。私のように案内する側にとっては、もうほどほどにして欲しいと思います。わかりにくさがつのるからです。




既に県立鴨池野球場も「平和リース球場」となっています。ピンと来ない人が多いのではないでしょうか。これから市の施設にまで愛称が広がることにより、ピンと来ない施設がさらに増えることになりそうです。財政難からの苦肉の策とはいえ、諸事業の無駄を徹底的になくすなど、財源捻出の方法は他にないものかと考えてしまいます。


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コメント一覧

mastan
命名権取得希望者自体を蔑む訳ではないのですが、全国区レベルの利用頻度・名称でなければ逆効果(組み合わせの不釣り合いによるダサイ名称)になってしまいそうですね。

最近、急激に貴ページを拝読するペースが落ちました。記事に目を通せば報われなさに切なくなるし、写真は見たこともない被写体だし、故郷に対する思いが薄れていくような感じです。変わらぬものは市電の軌道敷のみ。と言いながら、毎晩芋焼酎を愛飲し、今朝は福山酢のテレフォンセールスに丁寧に応対し、今月末には大阪にて高校のミニ同期会に出席します。

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