能勢謙三の鹿児島まち案内日記

984 真の「おもてなし」

2016年2月24日(水)晴れ。

13時12分 天神ぴらもーる中央で男女4人「むじゃきは?」。電車通りの向こうのアーケードへ。アーケードの出口付近右側にあります。

13時14分 同所で夫婦「ぐるぐる回る周遊バスに。乗り場は?」。あっちにありますと大まかな方角を示した上で、この通りの突き当たりの右前方に公園があります。公園を突っ切った先、西郷銅像近くにあります。「その前に食事を」。どんなものを? 「ラーメンでも」。近くのくろいわを案内。

13時35分 野村證券前の天文館バス停5番乗り場で若い男女「大学病院へ」。ここでいいです。35分発鹿児島交通19番線に。もう来るはずです。「ここは何と言う停留所?」。天文館です。「明日受験に行くので。あすは臨時便出ない?」。出ないと思います。ただ、19番線のほか鹿児島交通17番線、18番線、それに市営バス18番線も大丈夫ですので。

そういえば、25、26日は国公立大学の2次試験(前期日程)がある。その下見のようだ。

14時47分 鹿児島中央駅東口のバス乗り場総合案内板(以下、総合案内板)前で母と息子「鹿大法文学部へ」。東15バス乗り場から市営11番線に。

14時49分 同所で母と息子「鹿大理学部へ」。市電を案内。乗り場は、あの交番の奥です。あっちへ向かう郡元行きに乗り、工学部前で降りてください。

14時52分 同所で若い女性2人「鹿大医学部へ」。東22乗り場から56分発鹿児島交通17番線桜ヶ丘行きに。

受験生とみられる若者と付き添いの親が続々。

14時53分 総合案内板前で若い女性「伊敷台中に」。東7乗り場へ。市営バスといわさきバス両方あります。時刻表の裏表を見てください。

14時54分 同所で婦人「紫原へ」。東22乗り場を案内。

14時55分 同所で若い男性「鹿大理学部へ」。

14時56分 同所で母と息子「鹿大法文学部へ」。

14時58分 同所で母と娘「鹿大農学部へ」。

15時00分 同所で若い男性3人「鹿大農学部へ」。

15時02分 同所で若い男性「市電に。鹿大へ」。

以下、鹿大各学部や泊まるホテルへの行き方など受験生たちに対する案内が分刻みで立て込み、メモをとる余裕もなくなった。
こんな時こそ、バス会社やJRや鹿児島観光コンベンション協会は、要所要所に案内係を配置するなど案内を充実させるべきではないだろうか。
さまざまなイベントに集まる客や、豪華列車「ななつ星」の乗客に過剰なサービスをするだけが「おもてなし」じゃないと思う。
本当に客が必要とするサービスを地道に、あるいは臨機応変に重ねることが真の「おもてなし」であり、リピーターを増やすことにつながると確信する。

ただ一点、鹿児島市交通局がこの日、鹿児島中央駅前電停に職員2人を配置していたのは良かった。

鹿児島中央駅前電停。市交通局職員が繰り出した











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コメント一覧

ガヤマス
受験の下見ですね。遅刻しようものなら大変ですよね。
鹿児島市交通局が中央駅前電停に職員を配置したのはいい気配り、利用者へのサービスですね。ということは関係者はこうした事態があると知っているとみてよいわけですね。
先日、鹿児島市内の私立高校の受験で貸切バスの運転手がルートを間違い、受験開始時刻に間に合わない事故がありましたが、せめて受験当日(きょう?)は公共交通機関の主要ポイントに職員が朝の1時間ほど案内で立つなんてことをしたら、鹿児島市は随分、人に優しい街になるだろうと想像しました。そんな心配りの積み重ねが「お・も・て・な・し」ですよね。
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