６２ 飲食店電話帳をゲット

２０１２年１月２４日（火）晴れ、おー寒。
１１時５２分　天文館本通りで夫婦「豚とろラーメンは？」。電車通りの反対側ですと答えて、奥さんが持っていた地図で場所を示す。遠いと思ったのか「他には？」。こってり系とあっさり系、どっちがお好みですか？　「あっさり系かな」と奥さん。豚とろはこってり系なんですよ。あっさり系なら近くにくろいわラーメンがあります、と場所も案内。夫婦はそっちへ向かった。

１２時０８分　天文館の空港バス乗り場近くで県原爆被爆者協議会の事務局の方と久しぶりにバッタリ。中洲陸橋下にあった事務所がなくなっていますが、どうなったんですか、と尋ねると、「鴨池の県老人福祉会館の中へ移転しました」。そうですか、よかったです。

１２時１７分　天文館本通りで、さきほどラーメン屋を案内した夫婦と再会。おいしかったですかと聞くと、「ええ。ありがとうございました」とほほ笑んだ。

１３時２０分　昼食で入った千日町の中華店「清美軒」で市内飲食店電話帳が数冊置いてあるのを見つけ、主人に「武田さん、これ１冊いただけませんか。案内に役立つので」と頼むと、「いいですよ、一番新しいのを持ってってください」。いただく。夜の案内に重宝しそう。

１３時５５分　高見馬場交差点を通過。電車通り沿いに建設中のホテルの塔屋に「ホテル・ドーミーイン　天然温泉霧桜の湯」の文字が。そうだったのか。温泉は受けそうだ。

１４時５０分　鹿児島中央駅東口バス等総合案内板前で夫婦「加世田へ」。東１６乗り場を案内。

バス前部の行き先に「黒木三」と表記してある南国バスを見て、この「三」は何なのかとこれまで思っていたが、この日、バス側面に「黒木三文字」と記してあるのを見て、納得。そうだったのか。

東口バス出入り口で交通整理に当たっている顔見知りの警備員と喫煙所で雑談。毎日まじめで誠実な仕事ぶりを見てきて好感を持っている青年だ。聞くと３７歳だった。今日はこれから、１５時からの勤務らしい。これまでいろいろ仕事をしてきたがしっくりこず、今の仕事を１年くらい前からしているという。外の仕事もいいんじゃないですか？　と尋ねると「そうですね。ストレスもたまらないし」。続けて逆に「バスには詳しいですか？」と質問してきた。ええ詳しくなってきましたと返すと、「市立病院へはどこから乗ればいいんですかね？　よく聞かれるので」。東１１乗り場から市営３番線、北営業所行きです、と伝えた。

１５時１５分　東口バス案内板前で老男性「どこに泊まろうかと」。各ホテルの所に電話番号がペン書きされた地図を手に持っている。この辺なら、安いのは、すずや、若松、アサヒ、グッドイン、部屋数が多いのは東横インなどです、と案内。東京から空港バスで着いたばかり。明日９時ごろには新幹線で出発予定とのこと。観光というより「九州新幹線に乗りに来た」という。そのまま東京へ帰りますか？　「いいえ、日本海沿いをＪＲで北上しようと思ってます」。鉄道マニアらしい。ホテルは「まあ、見てみましょう」と去っていった。「声をかけていただいてありがとう」と言い残して。

１５時２０分　同所で女性「１５番乗り場は？　鹿屋直行に乗る」。あそこです、あの横断歩道を渡って、と案内。

この冬一番の寒さ。吹きさらしの各バス乗り場で「寒い、寒い」の声が聞かれた。バスターミナルのどこか一角に冷暖房完備の待合所を造れないものか。確か熊本市の交通センターには、そんな待合所があった。

１６時３６分　駅コンコースで先ほどの老男性と再会。ホテル決まりましたか？　「はい、結局ＪＲホテルにしました」。鉄道マニアにふさわしい。それはよかったです。

１６時５１分　東口バス案内板前で男性「空港へ」。すぐそこです、と案内。

天文館へ移動する途中、黄金通り近くの焼き肉屋「牛長」の玄関に張られた紙に気付く。「都合により、しばらくの間休業いたします」と書いてある。おいしいので時々行っていた。何があったのか、残念。紙の片隅に「早く再開してください」「ここの焼き肉を食べたい」とボールペンの走り書きがあった。惜しまれる店は幸せだ。