能勢謙三の鹿児島まち案内日記

2305 それでも必要か?

磯新駅の話の続きです。
上は、磯付近の略図です。バス停(青●)の位置を入れました。左上●が「異人館前」、右●が「仙巖園前」、左下●が「磯海水浴場前」の各バス停です。

地元の人が住んでいる場所は、「異人館前」「磯海水浴場前」バス停の近くです。駅予定地は仙巖園近くの海岸部(太赤線)ですから、地元の人にとっては、バス停の方がよほど便利です。

街へ出かけるにも、バスなら市役所、山形屋、天文館など直接行きたい所やその近くへ、乗り換えなしで行けて手軽なはずです。この計画が取りざたされるたび、新駅推進論者から「地元の要望」が言われますが、本当にそうでしょうか。「地元」とは、もっぱら仙巖園(島津興業)のことなのではないでしょうか。仙巖園自体、今やマイカー、レンタカー、貸切バスで訪れる人が多く、どうしても駅が必要とは思えません。

何度も書きますが、駅ができ列車が止まると、一帯の道路渋滞がさらに激化するというデメリットがあります。地元民だけでなく、付近を車で通過する内外の多くの人たちにも迷惑をかけることになります。それでも必要でしょうか。

磯街道踏切が立体交差になったり、国道10号北バイパス・トンネルができたりして道路渋滞が緩和されれば話は別ですが、当面実現しそうにありません。

磯街道踏切

今あるバス便やバス停をもっと使いやすくした方が、合理的で、経済的で、早道ではないでしょうか。

ちなみに、磯地区を通る路線バス(鹿児島交通、南国交通)は計30往復、市内周遊バス(一方向運行)は市営のカゴシマシティビュー19本、鹿児島交通のまち巡りバス27本(今はコロナ禍で減便中)があります。



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