ルナ手術しました。
引っ越ししてから二ヶ月近く続いていた生理。
前回もやけに長い生理だったので、今回もかな…と思って、ちょっと油断しすぎました。
実際の生理は、たぶん最初の一ヶ月くらい。
後の出血は『子宮蓄膿症』による出血だったのです。
6月1日に2回、少し吐いて、本当に少しです。
と当時に食欲激減。
6月2日には嘔吐は1回ですが、量が多くなり、
出血の色が濁った茶色になりました。
ルナは11歳ですが、今まで嘔吐と食欲減退とは一切縁の無いコだったので、
『これはおかしい・・・』と思い、急に慌て出してしまいました。
2日って木曜日でした。
引っ越した先での獣医さんは木曜日は休診日、
でも急患は受け付けてくれるので、とりあえず電話しました。
症状を話すと、『子宮蓄膿症ですね』と。
手術は高齢なので心配だと伝えながらも、でも他に方法無いですよね。と言うと、
『分かってるじゃないですか』と。
そして『放っておいたら確実に死にますよ』とも。
3日の午前中に連れて行って、お昼に手術となりました。
子宮蓄膿症は生理の直後にかかる病気だそうです。
確か前の獣医さんでも言われたな・・・と思い出しました。
この獣医さん、女医さんですが、とにかくスパッと
物事をハッキリ仰います。
手術に送り出す時も、『高齢で全体の状態が非常に悪いし脱水してるし貧血も
起こしてる。もっともあれだけ出血してれば当然ですが。かなりリスクはありますが、
やらなければ(避妊手術)確実に死にます。』と言われ、
あとはルナの体力と獣医さんを信じて祈るしかありませんでした。
麻酔は獣医さんでも怖いそうです。
どんなに健康なコでも、麻酔はとっても怖いと仰ってました。
この時のルナの垂れ流し血膿ですが・・・
ちょっとゴロッとしているだけで、水溜りが出来るくらいでした。
腿毛も尻尾も絞れるほどでした。
尻尾を振ろうもんなら血膿がピシャピシャと飛び散るほど。
あまりひどいし臭うので、お尻だけは洗って病院へ連れて行きました。
↑手術へ向かう前のルナ。
表情は至って普通。
お尻にはペットシートで作ったみすぼらしい簡易オムツをしています。
獣医さんが『お昼に手術しますから、何かあったら連絡します。
何も無かったら連絡しませんので、4時くらいに様子見に来て下さい。』と。
何も連絡がないまま4時になったので、
病院に行ってみました。
そこで摘出された子宮を見て、言葉を失いました。
本来はボールペンほどの太さらしい子宮が、
フランクフルトみないな太さになっていました。
中に詰まっているのは全て血と膿です。
獣医さん(今度は男の先生)がメスで裂いてみせてくれました。
そして、『お母さん、今こんな事言うのもなんですが、
まだ安心しないでください。今回悪い所は全部取りました。
でもこの後心配なのが、腎不全と糖尿病、最悪の場合透析です。
薬でコントロールして上手く病気と付き合える、なんて、
あまい考えも捨ててください。』とハッキリ言われました。
そして、ルナの場合、本来子宮が納まるべき所に納まっていなくて、
今回の場合、これが幸いしたそうです。
ルナは土曜日の夜に退院しました。
大事を取って、もう一泊させたかったのですが、
あくまでもそれは人間の都合で、
動物にとって一番落ち着ける場所はおうちだそうです。
お迎えに行く前に病院に電話をして、
『ルナ大丈夫ですか?』と聞いたところ、
『(女医さん)あんなのが体に入っていたんだもの、大丈夫な訳ないよぉ。』
と言われました。尤もですが。
夜お迎えに行って、診察室で待っていると、
私を見つけ嬉しそうに走ってくるルナ。
大きな声で何回か吠えました。
いつもはうるさいなぁ・・・と思うのに、
とりあえずは元気なんだぁ、と嬉しく思いました。勝手な私です。
日曜の夜からご飯も完食するようになりました。
そして昨日、月曜日、一番の心配である腎臓の検査をしました。
とりあえずは、腎臓の値も問題無いとの事です。
19日分までお薬を貰っています。
そのお薬が切れるまでに診察に行けば良いとの事です。
↓昨日のお昼頃、ベランダでのんびり寛ぐルナ。
よく頑張って乗り越えたなぁと思います。
のんたんとあーろんは、全く何も無かったような顔で
いつもの風景とルナを見ているようです。
病院のニオイ満載のルナにほとんど興味無し・・・と言った感じです。
今回のこの一件で何度も泣きました。
もっと早く対処してあげられなかったのかという
自分に対する不甲斐無さ、
私の事だけを信じてるルナの健気さ、
文句一つ言わずに、私とルナの為に協力してくれた方、
飼い主にはビシッと、動物にはとっても優しい獣医さん、
いろんな思いがその都度込み上げて来て
泣いてしまいました。
本当に関わってくれた方に感謝です。
やけに長い報告となってしまいました。
最後まで読んで頂きまして有難うございます(#^.^#)