ひめ猫のんたん

のんたんとその家族のお気楽な毎日

ルナ緊急手術

2011-06-07 13:54:44 | のんたんあーろんルナ

ルナ手術しました。

引っ越ししてから二ヶ月近く続いていた生理。

前回もやけに長い生理だったので、今回もかな…と思って、ちょっと油断しすぎました。
実際の生理は、たぶん最初の一ヶ月くらい。
後の出血は『子宮蓄膿症』による出血だったのです。

6月1日に2回、少し吐いて、本当に少しです。
と当時に食欲激減。
6月2日には嘔吐は1回ですが、量が多くなり、
出血の色が濁った茶色になりました。
ルナは11歳ですが、今まで嘔吐と食欲減退とは一切縁の無いコだったので、
『これはおかしい・・・』と思い、急に慌て出してしまいました。
2日って木曜日でした。
引っ越した先での獣医さんは木曜日は休診日、
でも急患は受け付けてくれるので、とりあえず電話しました。
症状を話すと、『子宮蓄膿症ですね』と。
手術は高齢なので心配だと伝えながらも、でも他に方法無いですよね。と言うと、
『分かってるじゃないですか』と。
そして『放っておいたら確実に死にますよ』とも。
3日の午前中に連れて行って、お昼に手術となりました。
子宮蓄膿症は生理の直後にかかる病気だそうです。
確か前の獣医さんでも言われたな・・・と思い出しました。

この獣医さん、女医さんですが、とにかくスパッと
物事をハッキリ仰います。
手術に送り出す時も、『高齢で全体の状態が非常に悪いし脱水してるし貧血も
起こしてる。もっともあれだけ出血してれば当然ですが。かなりリスクはありますが、
やらなければ(避妊手術)確実に死にます。』と言われ、
あとはルナの体力と獣医さんを信じて祈るしかありませんでした。
麻酔は獣医さんでも怖いそうです。
どんなに健康なコでも、麻酔はとっても怖いと仰ってました。

この時のルナの垂れ流し血膿ですが・・・
ちょっとゴロッとしているだけで、水溜りが出来るくらいでした。
腿毛も尻尾も絞れるほどでした。
尻尾を振ろうもんなら血膿がピシャピシャと飛び散るほど。
あまりひどいし臭うので、お尻だけは洗って病院へ連れて行きました。



↑手術へ向かう前のルナ。
表情は至って普通。
お尻にはペットシートで作ったみすぼらしい簡易オムツをしています。
獣医さんが『お昼に手術しますから、何かあったら連絡します。
何も無かったら連絡しませんので、4時くらいに様子見に来て下さい。』と。
何も連絡がないまま4時になったので、
病院に行ってみました。

そこで摘出された子宮を見て、言葉を失いました。
本来はボールペンほどの太さらしい子宮が、
フランクフルトみないな太さになっていました。
中に詰まっているのは全て血と膿です。
獣医さん(今度は男の先生)がメスで裂いてみせてくれました。
そして、『お母さん、今こんな事言うのもなんですが、
まだ安心しないでください。今回悪い所は全部取りました。
でもこの後心配なのが、腎不全と糖尿病、最悪の場合透析です。
薬でコントロールして上手く病気と付き合える、なんて、
あまい考えも捨ててください。』とハッキリ言われました。
そして、ルナの場合、本来子宮が納まるべき所に納まっていなくて、
今回の場合、これが幸いしたそうです。

ルナは土曜日の夜に退院しました。
大事を取って、もう一泊させたかったのですが、
あくまでもそれは人間の都合で、
動物にとって一番落ち着ける場所はおうちだそうです。

お迎えに行く前に病院に電話をして、
『ルナ大丈夫ですか?』と聞いたところ、
『(女医さん)あんなのが体に入っていたんだもの、大丈夫な訳ないよぉ。』
と言われました。尤もですが。

夜お迎えに行って、診察室で待っていると、
私を見つけ嬉しそうに走ってくるルナ。
大きな声で何回か吠えました。
いつもはうるさいなぁ・・・と思うのに、
とりあえずは元気なんだぁ、と嬉しく思いました。勝手な私です。

日曜の夜からご飯も完食するようになりました。
そして昨日、月曜日、一番の心配である腎臓の検査をしました。
とりあえずは、腎臓の値も問題無いとの事です。
19日分までお薬を貰っています。
そのお薬が切れるまでに診察に行けば良いとの事です。

↓昨日のお昼頃、ベランダでのんびり寛ぐルナ。
よく頑張って乗り越えたなぁと思います。


のんたんとあーろんは、全く何も無かったような顔で
いつもの風景とルナを見ているようです。
病院のニオイ満載のルナにほとんど興味無し・・・と言った感じです。

今回のこの一件で何度も泣きました。
もっと早く対処してあげられなかったのかという
自分に対する不甲斐無さ、
私の事だけを信じてるルナの健気さ、
文句一つ言わずに、私とルナの為に協力してくれた方、
飼い主にはビシッと、動物にはとっても優しい獣医さん、
いろんな思いがその都度込み上げて来て
泣いてしまいました。
本当に関わってくれた方に感謝です。


やけに長い報告となってしまいました。
最後まで読んで頂きまして有難うございます(#^.^#)