兄の自覚

ノンスケのお気楽自由奔放な人生が一転した
原因はもちろんゲンキ
ノンスケはお兄ちゃんとしての自覚が芽生え始めたみたい・・・
その反面『遊んで～遊んで～』ってしつこくするゲンキに
不機嫌そうに威嚇もする
ゲンキは遊んでるつもりなのかノンスケの後ろ足を甘噛みした
ノンスケの怒りがとうとう落ちた
ゲンキ負傷噛まれて耳の後ろが少し擦りむけてた
『キャン』って鳴いたわりに、たいした怪我じゃなかった
ってことは、ノンスケちゃんと加減して噛んだんだね。
そんなこと教えてもいないし、ゲンキともまだ２日目で警戒もしてるのに
ちゃんと加減してあげれたノンスケに感動
ゲンキが来たことでノンスケはお兄ちゃんになってくんだね

welcome！

久々に早起きした
なんてったって今日は私達家族にとって、新たな家族を迎える大事な日
彼を迎えに早朝から車をとばし、開館時刻の8時45分までに到着
その場所は『動物管理センター』
心無い飼い主に捨てられた犬や猫がたくさんいた
数日前に初めてこの場所を訪れた時から、『この子はうちに来るんだ！』って思える子がいて、引取り可能になる今日が待ち遠しかった。
初めて見たときは鳴き声も出さず、ポツンと広い檻の隅に一人で
座っていた
『おいで』と目を見て呼ぶと、まだ幼さが残る足取りで
走って近寄って来た。
私が檻から離れると、また隅に戻ってポツンと不安そうに座ってた。
その子が今日からうちの子になる
書類の記入が終わり対面すると嬉しそうに飛び跳ねて喜んできた
檻の中では元気がなかったのに、今日はすごい元気で安心した。
元気になってほしくて【ゲンキくん】って名前に決めてたけど、
既に元気いっぱい
動物病院で健康状態の検査をしてもらって家に帰った。
『今日からここがゲンキくんの家なんだよ』
『もう不安な思いはさせないから』ってゲンキくんと約束した。
お風呂に入れて落ち着いた頃、やっと先住犬のノンスケとご対面！
ノンスケは『お前だれだ～っ！！何でうちに居るんだ～っ！』って
言ってるかのようだった。
まだ子犬のように遊びたい盛りのゲンキにノンスケは戸惑って怒ったりも
するけど、何とか仲良くなってくれそうな感じでひと安心。
ゲンキは頑張って新しい自分の名前とトイレを早く覚えようね
我が家の子供が一人増え、毎日がもっと幸せになりそうだね
ゲンキ　そして私達をハッピーにしてくれて