のこのこ歩いて・・・

1児の母。保育士。子育てと仕事の両立に励む。悩み、反省することだらけだが、少しずつでも成長したいと願って日々奮闘中。

子どもは正直!

2007-04-17 02:12:39 | Weblog
日曜日、イチゴ狩りに行った。我が子は2歳9ヶ月。2歳までは無料ということで、親の分の料金を支払って早速中に入る。

イチゴ大好き息子は、「いちご!いちご!」と妙な小躍りしながら大興奮!!
上手に一つずつ摘んでは口にほおばり、モグモグ
歩きながら食べるので、時々下に落っことしているが、私が「あ!!」と言うと「しょうがない、しょうがない」と自分で言いながら、気にせずまた口に入れてモグモグ・・。ったく~
息子もかなり食べ、大満足でイチゴ園を後にした。

帰り道、お蕎麦屋さんで食事。(千葉県成東にあってとても美味しかった。でも店の名前忘れた!)
そこで「ぼく何歳?」と聞かれた息子は「6月で3歳!!今は2歳!!」と元気良く答えていた。びっくり!
どうやら数日前、父さんが教えたらしい。
それにしても、3歳から有料というものが結構多い中(テーマパークもホテルも)、“3歳半くらいまでは2歳でいけるかな~”なんていうずるいことを考えていた母は、これを聞いて“が~ん!ショック!自分で自己申告しちゃうじゃん!ごまかせない!”と即思ってしまった・・・。
これも嬉しい成長か~と思うしかない・・。



保育士の醍醐味(その2)

2007-04-12 02:52:15 | Weblog
4月から新しい職場に異動になった。
3月末、それまで担任していたクラスの保護者にはできるだけ会ってあいさつをして別れたが、それでも会えなかった人がわざわざ異動先に訪ねてきてくれた。
その日、仕事を終えてすでに職場を後にしていたので、やっぱり会えなかったのだが、翌日朝手紙を受け取った。

そこには現在の子どもの様子、私と話したことから現在の生活で実践したり、心がけたりしていること、そのことで子どもが変化してきていること、がお礼の言葉と共に綴られていた。

驕った言い方かもしれないが、私という人間(保育士)が、この子が成長していく上で大事な援助や手助けのポイントを一つでも示すことができ、ママがそれを大事な気づきとして受け止めてくれた、と感じられることが何より嬉しい。
もっと勉強して、実践をつんで、ママ達をもまるごと大きく包みながら、かつ的確なアドバイスをしていけるようになりたいと思った。

人と人との関わりあいは一方通行では成り立たない。保育士も、子どもから保護者から気づかされ、励まされて、育ててもらっているのだと実感する。そしてそんな姿勢を忘れないでいたい。

保育士の醍醐味

2007-04-09 05:52:45 | Weblog
新しい職場に異動になり、0,1歳児クラスの担任になった。
新しく入所した子は、お母さんと離れて過ごすことへの不安、環境が変わったことへの戸惑いで毎日泣いていた。
泣くのは当然だし、逆に泣く姿から、それだけ違いをよくわかっていることがわかり、私たちは安心する。そういう子たちは“この人(保育士)楽しいことしてくれる人かも”“ここは(保育所)は悪くないかも”と少しずつ安心感を感じてくれたら、もう安心!!“あの泣きはどこへやら”と思うほど、落ち着いて笑顔で過ごせるのだ。
そんな見通しが持てるから4月のはじめギャンギャン泣かれても『大丈夫大丈夫』と落ち着いていられる。

しかし、泣く子をかわるがわる一日中おんぶに抱っこで過ごしていると、家に帰ると肩はパンパン、泣く子にエネルギーを吸い取られたかのように、体はクタクタ・・の毎日だった。

そんな調子で1週間。
子どもと向き合っていると、
一瞬泣き止んで“おや?”と周りの様子をうかがったり、
こちらの働きかけに(くすぐりとか揺さぶりとか)ふふっと顔がほころんだり、
抱かれる人が変わると顔を見比べたり、
一瞬泣き方が変わって「あ~ん」と声だけの泣きになり、周りの様子をチラリと見ていたり・・・
そういう瞬間が必ず訪れる。この瞬間をつかんだ時が『よしきた!!』と手応えを感じられ、なんとも嬉しくなる瞬間である。

何も受け付けないように見えても、周りの状況や人を受け入れる『隙間』を見せる。あとはその隙間を逃さないように、人(担任)が入り込んで、関係をつくっていけばよいだけ。“楽しいことしてくれる”→“自分から寄っていきたくなる”→“安心”→“好き”

以前、障害児の通園施設で働いていた。自閉傾向の子はなかなか人を受け入れないようにみえるが、ずっと関わっていると、同じように必ず周りを受け入れ始める『隙間』ができる。その瞬間をつかめた時の手ごたえ、嬉しさが忘れられない。
障害があってもなくても、一人の子ども。人との関わりの扉が開かれていく瞬間を体で感じられることが嬉しくて、この仕事を続けているのかもしれないなあ。