くしゃみ

私を「守る」と言ってくれたあなたは
どこかに消えてしまった

嘘つきではなく
あの時本当に守ってくれたし
支えてくれて感謝してるのよ

でも
永遠じゃなかったのね

あなたはもう
他に守るべき人を
見つけているのでしょうね


誰かのクシャミが合図になって
あなたのことを思い出す


今頃あなたもクシャミしてるかしら


鼻炎がもう治っていたらいいのに


辛そうなあなたと
笑顔のあなたを思い出す





ｸｼｭﾝ

欲望と現実

好きなものを食べて
好きな服を着て
好きに時間を過ごす

私が好きなことだけしているように見えているのね


好きなことばかりしていても
それが『幸せ』と直接つながるわけではないのよ



好きなことばかりして生きてゆけるはずもなく・・・


好きなことをしているようでも
嫌なことは起きてしまうから


大体
好きなものばかり食べてたら

病気になっちゃうよね！

言いなり

あなたは『モノ』ではないので
私の物にはなりはしない

あなたは『ロボット』でもないので
私の思い通りには動かない



ん？んん？　あれ？

でも私はあなたのものだし
あなたの都合のいい時だけ呼び出され
あなたに従う者です



そっかぁ
ここに大きな差があるんだね

心が揺れる

なんだろうこのモヤモヤとした気持ちは

努力したのに報われなかったような
やるせなさは


何もかも他人のせいにしても
ラクになるたぐいのものではなくて

守りたいのは自分の心

それなのに私は
自分を遠ざける


心が揺れる・・・揺れる





こんな気持ちを
何もなかったように隠していること

あなたは知らないでしょ？