写遊電音堂

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「虫明(むしあげ)」の海

2007年12月05日 | 写真・カメラ
 12/2 大平山(瀬戸内市虫明)から瀬戸内海の景色です。
AM8:40から約30分間撮影してみました。丁度太陽が正面になっていましたので、雲の間から海面に反射した光が、幻想的な雰囲気になっていました。デジタル一眼でマニュアル撮影してみました。コンパクトデジタルカメラでの撮影ではうまく取れない撮影条件です。
最初の写真 撮影データ 
       1/250秒 F22 ISO100 Canon EOS KISS Digtal N
       レンズ  Canon Zoom 18-55mm

中央に長く延びた島は「長島」で、海面には沢山の「牡蠣筏」が点在しています。右手奥に見える島影は香川県小豆島(しょうどしま)です。
時々刻々変化する風景を写すには、露出を変えて数カット撮影する必要があります。
かなりアンダーにしたつもりでもコントラストが高いため光っている部分は飛んでしまいます。デジタルカメラではその都度確認できますので便利です。

一緒に持っていったハッセルブラッドにリバーサルを入れて写してみましたが、現像のできるまで心配です。ラチチュードは狭く、露出オーバーはNGですので難しいところです。
2枚目の写真 撮影データ 
        1/400秒 F22 ISO100 Canon EOS KISS Digtal N
        レンズ  Canon Zoom 18-55mm



去年私のブログでも紹介しましたが、古くから虫明湾は「迫門(せと)の曙」として有名で、平清盛の父 平忠盛の歌にも『虫明の 迫門の曙 見る折ぞ 都のことも 忘られにけり』(玉葉集)と詠まれています。他にも、この地に立ち寄った後鳥羽上皇や藤原定家など多くの歌が残されています。

 寛永年間以降、岡山藩筆頭家老 伊木氏の給地となり、一六三九年、備前東岸警備地として伊木氏の虫明陣屋や家臣の屋敷約五〇軒が設けられるなど、さながら小城下町の様相を呈していました。また漁港としても賑わっていました。

この撮影場所は「故 緑川洋一氏」の別荘の近くです。晩年はこの場所に住んで、毎日撮影を続けておられたそうですが、うらやましい限りです。

この山の頂上には瀬戸内市の管理する宿泊施設「いこいの村」があり、宿泊や観光、テニスなど楽しむことができます。宿舎からは、この写真の景色が満喫でき、お勧めのスポットです。

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