夏の日の夕方だった気がする。
ある男から電話があった・・・。「すぐに会いたい!」と言う。俺は今、仕事中なので20時前後だったらOKだと伝えた。
なんとしても「今」会いたいとしつこい。尋常じゃない。
しょうがなく会社に直帰届けをだして「これから茨城の樹脂工場に商談に行く」と書いてほとんど私用でも使っている社用車で会社を出た。
都内から1時間程走って男の地元の埼玉の蕨市に着いた。男に電話した。男の名は「桜庭」と言う。
待ち合わせの場所のゲームセンターに桜庭が来た。
周りを気にしながらキョロキョロして落ち着きが無く挙動不審だ。職質されてもなんら不思議ではない。よく、ここまで無事に来れたと思う。こんな奴と一緒にいたらヤバイ。会わずに帰ろうかと思った・・・が・・・桜庭がこちらに気がついて歩いてきた。
俺はどうしたのかと聞いた。
桜庭はおどおどした様子で「監視されてる!!」と言う。
え!?
俺も気になって周りをみてしまった。とにかく場所を移動しようと言う事で俺の車でゲーセンを後にした。一応、駐車場に行くまではぐるぐる回った。「本当に桜庭が監視されている」かもしれないからだ。
尾行されているかも知れない時は闇雲に歩かない。尾行者は必ず距離を置いている。デパートなど広くゴチャゴチャしてる建物の中などは一度狭い場所を歩く。階段やエスカレータ、エレベータなどを利用して一度全部上って自分が来た方向を見る。今度はまた降りる。その時に来た方向を見てさっきと同じ人物がいないかを見る。同じ人物がいたら尾行者だ。
車に乗って一応、尾行車がいないかチェックする。車の場合も同じだ。左、左、左、左と立て続けに4回交差点を左に曲がる。当然同じ道に帰ってくる。バックミラーに同じ車がいたら尾行している車だ。
桜庭に「誰もいない」と告げた。でも、桜庭は納得しない。
桜庭から詳しい話を聞くために取り合えず俺の自宅に行くことにした。
蕨から約1時間走って俺の自宅に着いた。
中に入って詳しく話を聞いた。
つづく・・・
ある男から電話があった・・・。「すぐに会いたい!」と言う。俺は今、仕事中なので20時前後だったらOKだと伝えた。
なんとしても「今」会いたいとしつこい。尋常じゃない。
しょうがなく会社に直帰届けをだして「これから茨城の樹脂工場に商談に行く」と書いてほとんど私用でも使っている社用車で会社を出た。
都内から1時間程走って男の地元の埼玉の蕨市に着いた。男に電話した。男の名は「桜庭」と言う。
待ち合わせの場所のゲームセンターに桜庭が来た。
周りを気にしながらキョロキョロして落ち着きが無く挙動不審だ。職質されてもなんら不思議ではない。よく、ここまで無事に来れたと思う。こんな奴と一緒にいたらヤバイ。会わずに帰ろうかと思った・・・が・・・桜庭がこちらに気がついて歩いてきた。
俺はどうしたのかと聞いた。
桜庭はおどおどした様子で「監視されてる!!」と言う。
え!?
俺も気になって周りをみてしまった。とにかく場所を移動しようと言う事で俺の車でゲーセンを後にした。一応、駐車場に行くまではぐるぐる回った。「本当に桜庭が監視されている」かもしれないからだ。
尾行されているかも知れない時は闇雲に歩かない。尾行者は必ず距離を置いている。デパートなど広くゴチャゴチャしてる建物の中などは一度狭い場所を歩く。階段やエスカレータ、エレベータなどを利用して一度全部上って自分が来た方向を見る。今度はまた降りる。その時に来た方向を見てさっきと同じ人物がいないかを見る。同じ人物がいたら尾行者だ。
車に乗って一応、尾行車がいないかチェックする。車の場合も同じだ。左、左、左、左と立て続けに4回交差点を左に曲がる。当然同じ道に帰ってくる。バックミラーに同じ車がいたら尾行している車だ。
桜庭に「誰もいない」と告げた。でも、桜庭は納得しない。
桜庭から詳しい話を聞くために取り合えず俺の自宅に行くことにした。
蕨から約1時間走って俺の自宅に着いた。
中に入って詳しく話を聞いた。
つづく・・・