jljlojk  萌黄の鳥 パート2  

 
   自己紹介歌人(うたびと)  

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《始皇帝と大兵馬俑》 国立国際美術館大阪

2016年09月28日 | 日記

  

  

          28.9.28 始皇帝と大兵馬俑(大阪国立国際美術館にて)

 

雨が小降りになり急に行きたくなった、はじめての大阪国立国際美術館。

パンプレットに京都からは特急京阪電車が便利書いてあったからだ。

京橋から普通「中之島」行きに乗り換え、橋本駅で下車3分。

この辺り淀屋橋まで電車は中之島公会堂はいつも歌会に来るところなので安心。

梅田に向かって御堂筋沿いを少し西へいったところ、、。こう書くといかにも

大阪慣れしているようだが大阪は苦手、とくに梅田駅界隈は新旧が入り乱れその上

地下もありややこしい。方向音痴には実に分かり辛い。

「始皇帝」は最近NHKテレビ歴史ヒストリアで放映してたので馴染みやすかった。

すごい人込みのなか、音声ガイドも役立った。

それと独りできたのがよかった。美術館は一人に限る、行きつ戻りつ自由だから、、。

それにしても中国全土、遠くモンゴルまで支配するもわずか始皇帝死去3年後に、

こんなに堅固の国が崩壊したなんて信じがたい。

現在、こんなに交流がぎくしゃくしている、友好国でもない日本に貸し出すなんて、中国

ってほんとに解からない。今回撮影OKの場所も設けられ、お陰で上記の写真がとれたがデジカメの方が

失敗したのは残念である。中国がまだこれほどの発展を遂げる前「兵馬俑を巡る旅」のツアーに

誘われたが参加しなかった後悔も、少しは埋められると思ったが、写真にみる遺跡は比べ物ないほど

凄い。やっぱり後悔は残る。

 

        アリサ・ささきのりこ

 

 

 

HP「萌黄の鳥」

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今年の芥川賞「コンビ二人間」

2016年09月14日 | 日記

  

  

       丹波橋駅のパン屋さん

毎年この時期、歌会の前に丹波橋のパン屋さんカスカードに 立ち寄りパンとコーヒーを食し、

帰りの京阪乗り換えのホームで「文芸春秋」を買う。

芥川賞が掲載されているからだ。

発売日をすっかり忘れていても奈良線に乗り換えの階段おりると

いやでも目に入ってくる。季節の移ろいのようなものだ。今年の受賞作「コンビ二人間」。

変わったタイトルだがコンビニという身近で狭い空間をよくここまで、ことこまかに描いたものだ。

主人公は軽度のアスペルガー症候群と思われるがこの病気の症状は「コミュニケーションの問題」「対人関係の障害」

「限定された物事への興味やこだわり」の3つといわれるが、主人公からみた客の人間観察、面白く笑える。

でも人はだれしも、人が気づかないほどの他人との差異でも悩むこともある

そしてその部分を言い当てられるとどきっとする。

       

   バトンタッチも軽やかにバイト店員のつぎつぎ代わるコンビニ

   ローソンに立ち寄る昼の真盛りに『コンビニ人間』に見張られいる

    建設に反対したる男等も足しげく通う角のコンビニ

   バス停にローソンの明かりうっすらと灯りてお帰りなさいというごと

   飽食の罪悪感なく過ぎし日々思う大輪のひまわりの葉下

   生協も商店街も消え失せてコンビニとATMの残る住宅街

   

 

               ありさ・ささきのりこ

 

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「モディリアーニ生きた、描いた、愛した」

2016年09月11日 | 日記

 

        

    亀石を渡る親子  

 

友人から送られてきた文庫本『柴田典昭歌集』の一文

 「 気の滅入る日は無理せず、敢えて暗い音楽を聴き、重い本を読む。

  快晴の日はおのずと喜びが増幅するように努める。自然のリズムに合わせて

  心にメリハリを付けていくとなぜか作りたい歌が見えてくることも多い。

今まで意識しなかったけどそういえば落ち込んだとき、日ごろは敬遠していた暗く重たい本に目が向く。

しばらく本の中の主人公と思いを共有したり、ともに落ち込んだり怒ったりしている間に

いつのまにか痛みも薄らいでくる。映像も同じ効果があるのだろうか。

題名を忘れたが先週見た、仕事に挫折した精神科医が精神分裂症の少年に救われるというシネマや

夕べのモディリアーニと恋人との傷つけあう暗い映像を追っている間にだんだん心は回復してきた。

暗い森を歩きつづけていると、自然に明るい方に向かうように、、。

ついでに詩心も連れてきてほしいものである、、。(笑)

それにしても、あとほんの少し生きたら画家としての栄光も見られたのに、

死後、作品が評価されるなんてなんとも切ない、、。

    

   瞳のないモディリアーニの両の目に光射すごとせせらぎの音

   亀石を跳び越えゆく母と子のささやき聞こえ来荒神橋まで

   丸太町中也の通いし古書店が更地に還る夏の終わりに

   

 

              ありさ・ささきのりこ

 

 

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退屈なあしたの時間を埋めるため

2016年09月01日 | 日記

   手紙を待つ郵便受け

最近、見たいテレビドラマは減った。

個性的派俳優の堺雅人を起用しながら、制作費の関係かどうか知らないが「真田丸」大阪城の登場人物も

ずいぶんと削られお手軽なドラマとなった。

あまりにも史実から離れ(史実っていうのも勝者の記録であまり信用できないというが、、)7月からはみていない。

以前見た、うそっぱちな現代とタイムスリップさせた小栗旬主演の「織田信長」の方がよほど面白かった。

最近はドキュメンタリーか古いシネマ見ていてる方が落ち着く。古い町並み、古いドキュメンタリー、主人公はもちろん

大方死んでしまった古いドラマ。日本映画も、洋画も現代と全然違った間の取り方がリアル感を誘う。

邦画「野火」「女優」「炎上」、洋画は「野いちご」も深夜放送から録画したもの、、。

旧ソ連時代やナチスの台頭していたころの「ドキュメンタリー」も圧巻だ。

    ☆ 退屈なあしたの時間を埋めるため徘徊す深夜のテレビの番組表を

    ☆「野いちご」の長きセリフが5行の文字に変る昼のシアーター

    ☆ パソコンのメールの語尾の「笑」の字 笑っていない君が立ち来る

    ☆ 手紙待つ郵便受けにひいらりと落ち葉を落とすあけびの葉っぱ

 

 

       ありさ・ささきのりこ

 

 

 

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