しょうくんの ちょこ勉

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こころ 草稿

2013-08-24 | 日本語を学ぶ

一足飛びの近代化は我々を孤独にさせる
『どのように生きればいいのか』


人生の意味、社会の偽善、本質を知りたい
自己本位な「先生」と出会う
自己本位とは判断の基準を自己の内に持っていること
「先生」に魅かれていく「私」


現代の青年にも社会の中でどう生きていくのかの理想はない
人々が神経を病んでいく現代、どう生き抜けばいいのか、師はいない


「先生」の遺書を読み、追体験する「私」




「先生」の遺志をどう受けとめるのか
現代の青年も淋しみを引き継いでいくしかない

『どのように生きればいいのか』

珠と瓦

2013-05-12 | 日本語を学ぶ
日曜の朝、西郷どんの漢詩を見て。

瓦のようにつまらない冒険のない人生を生きることを愧(は)じる、とあります。
玉砕すべきだと。

玉砕(ぎょくさい)という字には良いイメージはありませんね。
玉だけならば、光り輝くものなのに。

それで、中島敦さんは山月記で「珠(たま)」の字を使ったのか。
そう思うのは深読みでしょうか。

「珠玉(しゅぎょく)」と言うように、並び称される字であるのに、字の運命をふと考えてしまったのでした。
皆さんはどう思いますか。

峠はなぜ訓読みだけなの?

2012-06-03 | 日本語を学ぶ
「峠」という字を漢和辞典でひくと、『国字』と書いてあります。
日本生まれの漢字なので、訓読み「とうげ」しかありません。

魚の名前の漢字なども国字です。
「働」も国字です。
訓読みは「はたらく」です。
音読みは「ドウ」です。

あれっ
日本生まれなのにどうして音読みがあるのでしょう。

中国に逆輸入されたと漢和辞典にあります。
そんな字もあるんですね。

よく間違いやすい「絵」。
「カイ」も「エ」も音読みです。
「カイ」が漢音、「エ」が呉音。
どちらも同じ中国の読み方ですが、違う時代の読み方です。

さて、「菊」の読みは音読み「キク」でしょうか、訓読み「きく」でしょうか。

ヒント
「菊」は国字ではなく、中国から入ってきた言葉です。
漢詩にも出てきます。
そう、「キク」音読みです。
訓読みはありません。


漢文の訓読では原則として二字以上の熟語は音で読み、固有名詞も音読みです。
音の中でも漢音が優先して用いられます。


とはいえ、専門家は辞書を手元に置いてひきますが、研究をしているのでもなければ、特徴的なものをその都度覚えていけばいいのではと思います。

実は音読み…駅(エキ)、肉(ニク)、客(キャク)、本(ホン)
実は訓読み…野(の)、場(ば)、音(ね)、家(や)

小学校で習った漢字読めます…か

2012-01-15 | 日本語を学ぶ
六指
むさし

水馬
あめんぼ

徒花
あだばな

心耳
しんに

飛白
ひはく

徒骨
むだぼね

年魚
あゆ

手練
しゅれん
でも、手練手管は「てれんてくだ」

小火
しょうか、ぼや

水雲
すいうん、もずく

木通
あけび

音呼
インコ

心太
こころぶと、ところてん

背向
はいこう?そがい?

札片
さつびら

知らんでもいいものも多いようですが、
とりあえず読みを載せてみました。





読めますかテスト9( ^^) _U~~

2011-07-27 | 日本語を学ぶ
お久の読めますかテスト~。

嗚咽

漏洩

改竄

鼎談


こ、た、え。

嗚咽(おえつ):むせび泣くこと

漏洩(ろうえい):水などが漏(も)れること、秘密を洩(も)らすこと

改竄(かいざん):字句などを改(あらた)めなおすこと、多くは不当に改める場合に用いられる

鼎談(ていだん):鼎(かなえ)の足は三本あることから、三人で向かい合って話をすること

鼎(かなえ):中国古代の土器・青銅器、鍋(なべ)に足が三つついている、煮炊き物に利用していたが後に祭事にも使用した

読めますかテスト( ^^) _U~~10

2011-06-20 | 日本語を学ぶ
読めますかテスト~。

意味もなく、舞姫(森鷗外、ドイツに留学した若い官吏と踊り子との悲恋に託して、状況に流されていく知識人の苦悩を描く)より


嫉妬

機微

蜜月

懇ろ

傾城

慰藉

縒り


こ・た・え~。
嫉妬(しっと):自分より優れたものをねたみそねむこと、自分の愛するものの愛情が他に向くことを恨み憎むこと

機微(きび):容易には察せられない微妙な事情

蜜月(みつげつ):結婚した当月、両者が親密な関係を保っていること

懇(ねんご)ろ:心づかいの細やかなさま、互いに親しみあうこと、ひそかに情を通じること

傾城(けいせい):美人が色香で城や国を傾け滅ぼす意

慰藉(いしゃ):慰めいたわること

縒(よ)り:よじること、よったもの
 縒りを戻す:別れた男女がまた一緒になること

読めますかテスト( ^^) _U~~9

2011-06-16 | 日本語を学ぶ
毎度しつこく読めますか。

世襲
出囃子
桟敷席
梨園
幕間
幇間


こ・た・え~。
世襲(せしゅう):その家の地位・財産・職業などを直系(ちょっけい)の子孫が代々受け継ぐこと
「直系」とは血統が親子の関係で続いているもの

出囃子(でばやし):舞踊(ぶよう)で囃子方(はやしかた)が舞台へ出て演奏すること
「囃子方」とは各種芸能で拍子(ひょうし)をとり、情緒を添えるために伴奏する音楽を担当する人のこと、笛・小鼓(こつづみ)・大鼓(おおつづみ)・太鼓(たいこ)など

桟敷席(さじきせき):土間よりも高く構えた見物席

梨園(りえん):俳優の社会、演劇界、特に歌舞伎(かぶき)役者の世界

幕間(まくあい):劇場で一幕終わって次の幕が開くまでの間

幇間(ほうかん):太鼓(たいこ)持ちのこと、客の宴席に侍(じ)し座を取り持つなどして遊興を助ける男
「侍す」とはそば近くに侍(はべ)って仕(つか)えること



適宜チンしてください(^_-)-☆

2011-06-10 | 日本語を学ぶ
適宜(てきぎ):状況によく合っていること、各自の判断で動くこと

「宜」は「宣」ではありませんので、ご注意。


(せん):のべること〔例 宣告(せんこく)、宣誓(せんせい)〕、広めること〔例 宣教(せんきょう)、宣伝(せんでん)〕、天皇や神の意向〔例 宣旨(せんじ)、託宣(たくせん)〕

宣旨(せんじ):天皇の意向を伝えること

託宣(たくせん):神のお告げ、神仏がのりうつったり夢の中に出てきたりして告げること


そうそう、タイトルの文章は、テスト期間中 自分たちで昼食を用意する息子たちへの手紙の一文です。

読めますかテスト8( ^^) _U~~

2011-06-08 | 日本語を学ぶ
読めますかテスト~。

一朝一夕

後生大事

泰然自若

傍目八目

有象無象

森羅万象

人品骨柄

こ・た・え~。
一朝一夕(いっちょういっせき):ひと朝かひと晩、わずかな間

後生大事(ごしょうだいじ):一所懸命努めること、大事にすること

泰然自若(たいぜんじじゃく):ゆったりと落ち着いて、平常と変わらないさま

傍目八目(おかめはちもく):他人の囲碁(いご)を傍(はた)で見ていると実際に対局しているよりよく手がよめることから、傍観者(ぼうかんしゃ)の方が物事の是非(ぜひ)、利・不利が当事者以上にわかること

有象無象(うぞうむぞう):宇宙にある有形・無形すべてのもの、数ばかり多くて役に立たないもののこと

森羅万象(しんらばんしょう):天地の間に存在するすべてのもの

人品骨柄(じんぴんこつがら):その人に備わっている品性(ひんせい)、人柄

裁つ、断つ、絶つ(@_@)

2011-06-03 | 日本語を学ぶ
「おうちょうがたえる」
漢字にすると、
「王朝が絶える

王朝(おうちょう):同じ王家に属する帝王が支配している時期


「退路を断(た)つ」、「縁を断(た)つ」と間違えてはいけません。

裁(た)ちバサミでもありません。

そんなことをわざわざ書くということは、あなた、間違えましたね。
えっ、そんな、ことは、ありま せ ん。

蛇の皆殺し?(^_^;

2011-05-25 | 日本語を学ぶ
「そんなん、みなごろしや~。」

残り物のちらし寿司を食べていると、娘が言う。

「みなごろし。」

どうも食べたいらしい。

「もしかして、なまごろしと言いたいの。」

「ああ、それそれ。」

皆さん、いい間違いには注意しましょう。


蛇の生殺し:決着をつけずにあいまいにしておくこと

力が均衡?拮抗?

2011-05-18 | 日本語を学ぶ
綱引きで接戦になり、勝負がつくまで時間がかかったそうです。
「力が○○してたからなぁ。」

さて、○○には何が入るでしょう。
ヒントはこちら。

均衡(きんこう):二つ以上の物・事の間に、つりあいがとれていること
 cf.均衡を保つ、均衡が破れる

衡(こう):はかり、重さをはかること

拮抗(きっこう):勢力、力がほぼ等しく、相対抗して優劣のないこと
 cf.拮抗した力量


力が拮抗してたんですね。きっと。

読めますかテスト( ^^) _U~~ 7

2011-05-16 | 日本語を学ぶ
憂慮
哀愁
溜飲
焦燥
激昂
怨嗟
快哉
寂寥感
暗澹

こ・た・え~。

憂慮(ゆうりょ):憂(うれ)え思うこと、心配して思案すること

哀愁(あいしゅう):もの悲しいこと

溜飲(りゅういん):飲み込んだものが溜(た)まること
 溜飲を下げる:不平不満を解消してすっきりすること

焦燥(しょうそう):いらだち焦(あせ)ること

激昂(げっこう):激(げき)して感情が高(たか)ぶること、いきりたつこと

怨嗟(えんさ):怨(うら)みなげくこと

快哉(かいさい):痛快なこと、快(かい)なる哉(かな)より

寂寥感(せきりょうかん):満ち足りず寂しいさま

暗澹(あんたん):薄暗くはっきりしないさま、見通しが立たず希望がもてないさま
 澹=淡(あわ)い、憚(はばか)る、「りっしんべんに炎」の字
 「りっしんべんに炎」とは「淡」のさんずいをりっしんべんに置き換えた字のことです。うまく表示できないのでこのような表記にしています。どうしたら表示できるかな。コードで入力しても、化(ば)けてしまいます。
 
兵者不祥之器 非君子之器 不得已而用之 恬たん(りっしんべんに炎)爲上
 軍隊とは不吉なものであり、人の上に立つ人が使う道具ではない。
 已(や)むを得ず用いなければならない時は、一時(いっとき)使って長く使わないのが良い。
 (老子より)

恬淡(てんたん):=恬たん(りっしんべんに炎)、こだわらない、執着しない

『モモ』灰色男が斟酌される

2011-05-13 | 日本語を学ぶ
毎週月曜日に娘に借りた『モモ』を30分読んでいます。
ちょうど途中ぐらいです。

すると、「斟酌」という漢字が目に飛び込んできました。
少年少女向け小説に振り仮名なしで「斟酌」

娘は読めたのかしら。
でも、前後の関係からなんとなく意味はわかったのかな。


斟酌(しんしゃく):相手の事情を酌(く)んで処理すること
 「斟」、「酌」ともに水などを汲み取る、ほどよくはかりとること