澤田研二迷的日常 ジュリーの一ファンとしての日々

淡々と続く澤田研二氏の一後追いファン的日常を、記録にとどめる。

プリンツ21JULIE! JULIE! JULIE ! 1998 沢田研二

2008-11-26 21:40:49 | Weblog
玉村豊男氏に語った「我が名はJULIE」を

35歳までのジュリーを知る1冊目のバイブルとしたら、


「プリンツ21 JULIE! 1998沢田研二」は、

歌と演劇の舞台に、新展開を見せたジュリーのバイブル。


そして、2008年の「CoColoNooto」=「心ノート・心の音」と、

同じく2008年の「ROCK'N ROLL MARCH」とが、

ドームの扉を開いて、ジュリーが贈ってくれた、

今を生きるジュリーの、最新のバイブルだろう。



すっぽりと欠落していたジュリーの消息。



テレビの四角いワクを捨てて、歌と演劇との融合、オペラの日本的新天地に踏み出した日々。

俳優としての時間も充実した日々。



そんな歌い演じるステージでのアーティスト、ジュリーと、

アートの天才、早川タケジとの息!


ジュリーは、バックバンドのメンバーを柴山さん以外固定していなくて、

色々な才能とのコラボがあるのだろう。




でも、商業的なビジュアル面のことは、完全に早川さんに委ねている。


委ねる、すごいことだと思う。


互いに手の内を読むまでもなく、全幅の信頼があり、できるんだと思う。

早川さんの挑戦に、ジュリーができる限り応えて、

「無理!」って思ったら削除するらしい・・・


ジュリーは、頑固だと、つくづく思うけど、

頑固を貫くのは才能だし、それに、周囲のジュリーへのまなざしがあるからできると思う。


たくさんの芸能人が、周囲との折り合いをつけかねて自滅していく中、

ジュリーは、理解ある周囲に恵まれて、愛され続けている。


稀有な才能を、そのまま信じ、支えてきたスタッフにも、コアなファンにも、

そして、田中裕子さんにも、

心からの感謝を捧げたい。。。




田中裕子さんも、強烈な「個」を持っている人なのに、

二人の間には、本当にあまやかな時間が流れているようだ。



人間は、もとは男女が一体になった存在であったものを、

神が引き離してしまった。

だから、本来の半身を求めて男女が求めあうのだという。

大昔、大学でソクラテスとかプラトンとかを学んだ時にそう書いてあった。

ジュリーと田中裕子さんとは、そんなお互いが再会した男女だったのだろう。


だからこそ、あれだけのバッシングの中でも、毅然として居たのだと思う。



別れた奥さんや息子さんには気の毒だったけれども、


二人は出会うべくして出会い、愛し合うべくして愛し合い、

支えあうべくして支えあって、今を生きていると思う。



ともかくも、プリンツ21の1998沢田研二特集号、素晴らしい本だった。

actシリーズなどの解説も豊富で、カラー白黒取り混ぜて写真も豊富。

85ページに及ぶジュリーの特集は、

活字のサイズから考えたら、優にその2倍の内容を持っている。

老眼のファンが多いことを考えると、ちょっとつらいけど、

30代の後半から50歳までのジュリーの魅力が満載だった。。。


もし、まだ、ご存知でない方があったら、是非、お奨めする。


ジュリーの魅力は汲めども尽きぬ・・・


ちなみに絶版で、オークションで定価の ・倍の値で手に入れたけれども、

もし、古本屋なんかで、「プリンツ21」のコーナーなんかがあったら、

絶対探してみるべき本だと思う。。。古本屋なら、安く手に入ると思う。

「プリンツ21」自体は、季刊誌で、今も熱い支持を受けて発行されている。



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