ニコリンコの 夏休み

　　　あとまわしにしていた宿題ってある？


　　　気にしない

　　　気にしない


　　　de


　　　すごく気にしてる



　　　見ないふりはいつまでする？


　　　ずっと見えているから


　　　チクっとしたまま


　　　
　　　天気もいいし


　　　空も澄んでる


　　　かたづけするならima



　　　空の青さ


　　　感じる喜び


　　　両手をふって


　　　大きく歩こう

ニコリンコのベランダ

　　　台風だ


　　　ベランダのトンボを助けてあげたい

　　　風に巻き込まれて

　　　同じ所をくるくる回ってる


　　　地球の上空からも

　　　誰かがそう思っているのかな

ニコリンコのさぼり虫

　　　さぼり虫がくっついてしまって

　　　とれない

　　　そんなお年頃みたい


　　　反抗期には反抗期の大切さがあるんだって


　　　さぼり虫がつくには

　　　つく意味があるんじゃないかな

　　　意味があるなら

　　　それは　本当のイミでの

　　　さぼりでは　ないんじゃないかな


　　　・・って　

　　　さぼり虫をいとおしく思う


　　　　　　　＊　ここ数日のニコページ　更新したよ

ブレス

大きな花屋の片隅に
小さくてぱっとしない
鉢植えがあった

みただけでは　なんの花か
どんな鉢植えか
わからないくらいで
誰も　足を止めない

そこだけ素通り的 いっかく

値段も缶ジュースより
安くて
こんな　値段で売られるなんて
親がみたら
泣くだろう

しかも　売れそうなムードはない

家においで

一緒に暮らす

始めは　おどおどしていたけれど
声をかけるうちに
緑が濃くなった
えらいぞ

どうやら　花は咲かないらしい
木に葉っぱだけ　　

それもいい

縮こまっていた葉が
日を追うごとに　
部屋見知りを止め　
空間にのびをする

いいんだよ

自分でいいよ
普通でいいんだよ

小さいなりに幸せかい

スタート

はじめての街

電車の中で お客同士の ケンカが 始まった
こわかった
マイナス 90点

パン屋さんで お店の人に にこっと された
嬉しかった
プラス 90点

辛口にも 甘口にも なる

しるし

意地悪な　心は　わかりやすい

その心を持っているなら
思いを　ぶつけなくとも
伝わるでしょう

そのものが　悪だから

悪に　捕われたくないな

カオに　しるしを　つけたくないな

雨音

雨がずっと降っている

雨音っていいね

耳をすまして　いくうちに
　雨の中に
　音の中に
入っていく

その中から外をみる

水に濡れた世界
静寂の世界

人は気付いていないけど
自然はみてる

停止

焦ると　いろんなものが　落ちる。

メモを取ろうとして　手から　ペンが落ち
髪をとかそうと　ブラシを持つと　それが落ち
落とした　ブラシを　拾うつもりが　また落とす。

なんだ　これはと　更に　焦り
しまいには　足を　ぶつけたり・・

取り巻く　電子が　バラバラに回るのか
バランバランに　勝手に　回るのか・・
とにかく　基準から　何かが　ずれていく。

一時停止
電子を　止めよう。

ハイ・ハイ・ハイ

焦って　落ちるのは
目に見える　ものだけ？