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龍門の滝

お正月早々、私にも突発的な出来事があり、ブログの更新もできずでした。

この年になると多々ありますね。
辰(龍)の年、これから大学受験を控えられた受験生の、登竜門。
黄河の急流にある龍門では、そこを登った鯉は龍になると言い伝えられていました(これが鯉のぼりの起源ですよね)
故事成語の「龍門の滝」です。どうか試練を乗り切って滝を登って欲しいと思う昨今です。

昨日は、岡山の地元の菅井八段が藤井聡太さんに敗れてしましましたが、次、期待します。
例えば、飛車の駒の裏は「龍王」です。野球で主力選手がケガで抜けた時など「飛車角抜きの打線」と言われています。
それほど龍は強いのです。
龍にも身分差があって、「五爪天子、四爪諸侯、三爪大夫」とされています。つまり五本は皇帝の象徴、四本は諸侯、三本は大夫と別れているのです。

今年も龍門の滝を登りがんばろうと思います!




コメント一覧

ken
https://blog.goo.ne.jp/nice_day002
hanakonoantena20220612う toさん

こんばんは。
ご教示くださりありがたく存じます。
コメントから多くを学ばせていただきました。
まだ勉強不足、何かと調べてみます。

ken
hanakonoantena20220612う to
こんにちは☺️。

昨秋、京都嵐山を訪ねた折に法堂(はっとう)の天井画(加山又三画伯作画)「八方睨みの龍」を見たのですが、なんと5本爪でした。

多く訪れるであろう中国からの観光客は、これを見てどう思うのだろかと、ふと気になりました。

朝鮮王朝や琉球王朝は中国の冊封体制下にあったので、各国王は4本爪の龍の使用を許されたようですが、(中国から見たら属国でもなく)辺境の日本は3本爪しか許されなかったと聞いたことがあります。

天龍寺開山650年記念事業として手がけられた天井画は中国が定めた序列とは関係無しに、臨済宗の二大総本山として建仁寺と同じく威厳を示す目的で5本爪にしたと、僧侶が解説されていました。内心、寺もちゃっかりしているなと思いました。「龍」も、その概念や造形は中国伝来のものでしょうに。

西洋の翼を持つドラゴンは悪魔の使いだけれど、東洋の龍は水を司る龍神様として崇め奉られていたことから、寺の天井画に描かれているようですね。
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