は・な・う・た・ま・じ・り

ちょっと来いの鳥の思い出

先週、実家に行ったとき、山で「ちょっと来い、ちょっと来い」の鳥が鳴いていた。たぶんもう半世紀も前のこと、少年時代のちょうど今頃、父親と共に家から少し離れたところにある急峻な地形にある畑にジャガイモを掘りに行った時のことを思い出した。病弱で寝ていた母親が好きな「ササユリ」。「ついでにササユリも」と頼まれ、畑に面した山に自生している花を探していた時、「ちょっと来い」と鳥の鳴き声、父親が、「しっ!あそこへ、ちょっと来いの鳥がおる。」と小声で言った。
「?」なんのことかわからない私は、笹をゆらしてしまい、鳥は飛び立っていた。今住んでいるところでは聞かない鳴き声、忘れかけていたあの頃の思い出をふと思い出した。
あとで検索したら、その鳥の名は「コジュケイ」というそうだ。山に行けばわりと聞こえる鳴き声、わりと綺麗な鳥だとあとで知ったけど鳴き声は、わりとかまびすしい。
「ちょっと来い」に聞こえる「聞きなし」
戦争や災難や災害、事件は数多いけど、コジュケイさんに「良いこと」、「福」ちょっと来いと鳴いてくれないかな~

 

コジュケイの鳴き声

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