このエントリは
http://blog.goo.ne.jp/ngc2497/e/f3cf819690e8bb927da3cdca459c55cf
>生活保護のネトウヨのデマについて(生活保護受給者の97%は日本人でした)
の補足情報みたいなものです。
上↑でも紹介しましたが、ベッカムの姉が生活保護を受けているという事がありました。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0818&f=national_0818_075.shtml
>英国サッカー界のスター・ベッカムの姉が生活保護を受給-英紙
>イギリス、イングランド出身のサッカー選手・デイヴィッド・ベッカム選手(35)の実姉が、
>生活保護の対象者となっていることが明らかとなり、英国の主要日刊紙デーリー・ミラー、
>デイリー・スターなどが16日(現地時間)、一斉に報道している。
同じ報道ですが英語報道は以下ですね…
http://www.nypost.com/p/blogs/soccerblog/david_beckham_sister_on_welfare_pDhPVqNg9r7ojkd2VSkrXM
>David Beckham's sister on welfare
>The sister of multi-millionaire soccer star David Beckham is claiming jobless benefits, The News of The World reported Sunday.
>
>Mother-of-three Lynne Beckham, 38, receives $255 (£164) a week in income support and began her claims after
>splitting from her husband, Colin Every, the newspaper reported.
>
>She lives in a three bedroom home which Beckham bought for her in 1998.
>The Galaxy midfielder _ known as Goldenballs _ is estimated to be worth over $194 million (£125 million).
>
>The $255 a week that Lynne claims is less than what Becks earns in just two seconds, the paper reported.
>
>A source close to the Beckham family said: "Lynne is claiming income support because she has
>had a bit of bad luck and doesn't have a job. But David provides for her."
(意訳)
ベッカムの姉が生活保護
数百万ドルプレーヤーのベッカムの姉(リン・ベッカム)が無職の権利について声を上げている、と日曜にワールドニュースが伝えた。
三児の母、リン・ベッカム(38歳)は生活保護として週に255ドル(164ポンド)を受け取っている、そして夫のコリンエブリーと別居の後に
声を上げ始めたと新聞は伝えた。
彼女はベッカム選手が1998年に姉に買ってあげた三つ寝室がある家に住んでいる。その家は時価1億9400万ドル以上と言われている。
リン・ベッカムが声を上げている「週に255ドル」の金はベッカム選手が二秒で稼ぐ金よりも少ない。
ベッカムの家族に近い筋によれば“リン・ベッカムは生活保護の声を上げているのは少し不運な事に彼女が仕事を持てていないから。
しかしベッカム選手は彼女に援助している”と言う。
ベッカム選手のスポークスマンはコメントを控えた。
なんか…色々と思う事がありますね…
ベッカム選手に買ってもらった豪勢な家に住んでいながら仕事をしようとする
ベッカム選手の姉に対してむしろ好感度がアップしたんですが。。。
そしてそういう人に対してそれなりに(仕事が無い状態では)生活保護をするのは(倫理的には)別に変な事ではありません。
(あの河本叩きはなんだったんでしょうね…)
で…タイトルの、フランス人のこういう意見もあります。NewsWeek誌の意見コラムです。
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2012/07/post-531.php
>フランスではあり得ない生活保護バッシング
>人気お笑い芸人の河本準一は生まれる国を間違えたのだろうか。河本は5月、自分は高い収入がありながら
>母親が生活保護を受給していたことを日本じゅうの人々の前で謝罪した。
>
>フランスなら河本は模範市民と見なされたはずだ。勲章の1つももらえたかもしれない。
>フランスの基準からすれば、河本親子は当然のことをした。母親は失業して国に助けを求めた。
>息子は一生懸命働いて高い所得税を払っているのだから、政府の歳入の足しにさえなっている。
>息子がいくら成功していても、母親はできる限り政府の寛大さに甘えるべきだ──フランス人ならそう考える。
>
>フランス人は困ったときに国からお金をもらうことを恥と思わない。日本人より高い税金を払っているから、
>経済的に困っている人間の面倒を見てもらうだけの金は政府に「支払い済み」だと考える。
>生活に困っている親を子供が経済的に援助する法的義務はあるが、親は子供の経済状態に関係なく生活保護を申請する。
>
>実は親が生活保護を申請するのは、決して子供に頼らず、自分の好きなように生活するためだ。フランス人にとっては、
>国から金をもらうより子供から金をもらうほうが恥ずかしい。一方で子供は、親のすねをかじらない自立した人間に育てる。
>もちろん親子の絆はとても強いが、国の責任はきちんと果たしてもらう。
>
>もらえるものはもらわなきゃ、というのがフランス流。フランスなら、河本の母親は息子が成功していても
>堂々と生活保護をもらえるだろう。生活保護を受ける人の割合はフランスでは総人口の5・7%と日本(1・6%)の3倍以上だ。
>
>多くのフランス人は政府に助けてもらって当然と考えていて、そのためなら詐欺まがいの手も使う。
>しかもフランスの公務員は民間より労働時間が少なく失業の不安もない。生活保護を申請する側にしてみれば、
>あの恵まれ過ぎた連中から金を取り返してやれ、ということになる。
>
>■「詐欺」がばれてもおとがめなし
>
>もちろん、フランスの制度には欠点もある。ある知人は父子家庭のふりをして「一人親」手当を受け取っているが、
>子供たちの母親とは今も同居している。バリ島のビーチで羽を伸ばしながら、パリでの仕事を探しているふりをして
>フランスの生活保護を受け取っている知人もいる(求職活動をしているかどうかは電話で確認されるだけだ)。
>フランスの生活保護をもらってアルゼンチンのブエノスアイレスで優雅に暮らす女性も知っている。彼らはフランス政府か
>ら受け取る金(もちろん税金は払わずに)で十分暮らしていける。ばれる心配はまずなく、ばれても普通はおとがめなしだ。
>
>要するに無責任と詐欺を野放しにする制度で、フランスの公的債務が膨れ上がる一因になっている。
>しかし日本の制度のほうがマシだと言えるだろうか。
>「日本はフランスより税収が少ないのに政府支出は同じくらいだった」と日本で働いたことのある
>フランス人銀行家が驚いていた。日本の政府債務残高の対GDP比率はフランスの2倍を超える。
>
>河本親子は住民税も消費税もフランス人ほど払っていない分、政府の金を当てにできないという理屈は分かる。
>それでもフランス人ならあそこまでたたかない。レイプ疑惑が浮上したドミニク・ストロスカーン前IMF専務理事でさえ、
>カメラの前で謝罪させられはしなかった。5年後か10年後には再出発のチャンスが巡ってくるだろう。
>一方、日本のメディアは毎週のように新たな「河本」を探し出しては失脚させている。政治家、コメディアン、歌手、相撲取り......。
>
>河本はフランス語を勉強し、パリでコメディアンとして再出発するべきだ。失敗しても失業保険や生活保護を受け取ればいい。
>フランスの福祉制度は日本よりずっと寛大だ。
要するに……日本は福利厚生・博愛に関して欧州からはかなり遅れているようなんですな……
そしてこの福利厚生に関して言えば…日本よりもアメリカが更に遅れている側面は多いです(特に医療分野)。
日本は厚生労働省の管轄分野に関して米国から学ぶ事はあまりない様に思いますが
欧州から学ぶ事はたくさんあるように思います。
例えば、TPP締結で日本人の医療保険をアメリカが食い物にしようと虎視眈々とねらっています
そして日本人のおさめる医療保険金はアメリカに吸い出されていきます。
既にこういう事態↓が起こっています。
http://diamond.jp/articles/-/21873
>アフラックの“欺瞞”にメス 金融庁が前代未聞の長期検査
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-2575.html
>日本で業界No1の外資系保険会社「アフラック」、保険金不払いでも国内ダントツNo1 得た利益はほぼ全て米国本社に送金
で…TPPを日本が締結すれば医療保険・国民皆保険崩壊で医者にいけない日本人が激増する事はほぼ確実です。
しかしTPP推進の議員(自民党議員など)や政党(≒民主党右派・自民党・公明党)を日本人が支持するのですから仕方がありません、つまり…
日本人はTPP締結で外資を通して医療保険金を米国にせっせと喜んで貢ぎつつ
日本人は自分で自分の首を絞める・医者にいけなくする政策(国民皆保険の解散)をしてくれる政党に票を入れ
日本人は(国民皆保険がなくなった結果)医者に行けないような仕組みを自らの手で作り米国に保険金を貢ぎつつ悶え苦しみ死んでいく
……という政策を喜々として日本人自ら選ぶのでしょう(ngc2497は共産党に投票しつづけていますが)。
<追記8月22日>
こういう情報もあります。
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1345639636/
>「室伏さんの母親は生活保護を受けています。
>室伏さんからの援助は、いっさいないようです」(室伏の母の知人)
>
>ロンドン五輪男子ハンマー投げで銅メダルに輝いた室伏広治選手(37)。
>アテネ五輪金メダルに続く2度目の快挙に加え、’11年からは中京大学の准教授に
>も就任している。ところがその裏で、実母のセラフィナさん(62)が生活保護費を
>受給する生活を送っているというのだ。
>
>「室伏の両親は、彼が中学生のころに離婚しています。妹の由佳さんとともに
>父親の重信さんに引き取られ、母のセラフィナさんとはほぼ交流がない状態です」(スポーツ紙記者)
>
>室伏の父が住む実家は愛知県みよし市内にあり、セラフィナさんは隣接する豊田市内に住んでいる。
>セラフィナさんが住んでいる自宅は、室伏の実家から車で10分ほどの距離にあった。
>建物の共益部分の窓ガラスは割れ、エントランスの屋根にはゴミが散乱していた。
>セラフィナさんは生活保護費を受給している事実を次のように認めた。
>
>「もう15年になるでしょうか。毎月7万円の支給を受け、そこから1万6千円の家賃を払っています。
>ルーマニアから日本に来て40年、ここには30年近く住んでいます」
>
>一方、室伏の実家は豪華な一戸建てで、ガレージにはポルシェとレクサスの高級車が並んでいた。
>実母の状況を、室伏はどう受け止めているのか。所属するミズノに取材を申し込むと本人からのメール返答が届いた。
>
>《私の父、母は、昭和63年2月25日に名古屋地裁にて協議離婚をしております。
>その際に親権は父に移っております。したがいまして、私と妹が母と何らかの関わり合いを持つ事は、
>父親に対して重大な裏切りだと認識しております。したがいまして今後も母親と接点を持っていく考えはありません》
このケースも色々な家族形態があるという事の事例です(別に室伏選手を責めるつもりはありません)。