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2007年3月26日共産党吉川春子「(慰安婦強制は)お認めになるんですね」→安倍総理「そうです」

2013-02-04 14:42:10 | 従軍慰安婦
少しの記録です。



こういう興味深い議事録が国会データベースにありましたので紹介します。
第166回国会 予算委員会 第13号 平成19年3月26日の応答質疑です。
(つまり2007年です。例によって強調処理してあります。かなり長い文章の中で引用部分はかなり下の方にあります)
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/166/0014/16603260014013a.html
第166回国会 予算委員会 第13号
平成十九年三月二十六日(月曜日)
午前十時開会
(中略)
○委員長(尾辻秀久君) 次に、吉川春子君の質疑を行います。吉川春子君。

○吉川春子君 日本共産党の吉川春子でございます。
 安倍総理に慰安婦問題についてお伺いいたします。
 安倍総理は、三月一日の夜、官邸で記者団の質問に答えて、九三年の河野官房長官談話について、
 当初定義されていた強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実だと語られました。そうですか。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) 既に今まで何回か答弁を申し上げているわけでございますが、私は
 河野官房長官談話を継承していくということを申し上げているわけでございまして、そしてまた
 慰安婦の方々に対しまして御同情を申し上げますし、またそういう立場に置かれたことについては
 おわびも申し上げてきたとおりでありまして、今まで答弁してきたとおりであります。


○吉川春子君 当初定義されていた強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実だと、
 このようにおっしゃったんですか、おっしゃらないんですか。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私は、今まで累次この場においてもまた本会議の場においても答弁を
 してきたとおりでございまして、それを見ていただければ分かるとおりであります。


○吉川春子君 そういう発言はなかったと、取り消されるんですね。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 累次、今まで答弁してきたとおりでございます。
 ですから、今、吉川議員がおっしゃったことも私は答弁をしてきた中の中身でございます。


○吉川春子君 総理が記者会見で官邸でおっしゃったかどうかだけを私伺っているんですけれども。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 強制性について私が申し上げたことは、記者会見で申し上げたことは
 すべてこれはニュースにもなっておりますから、それはそのとおりであります。


○吉川春子君 官房長官談話では、広範な地域に慰安所が設置された、慰安所は軍の要請によって設置された、
 慰安所の管理運営、慰安婦の移送について旧日本軍が直接又は間接に関与したとしております。
 これはお認めになるんですね。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) 先ほど答弁をいたしましたように、河野官房長官談話を継承しているということは、
 この官房長官談話を正に引き継いでいるわけでありますから、その中身も、
 それを引き継いでいるということでございます。


○吉川春子君 さらに談話では、慰安婦の募集について、本人の意思に反して集められた、官憲が直接これに
 加担したこともあった、慰安所の生活は強制的状況で痛ましいものであったと言っていますが、
 これもお認めになりますか。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) 河野官房長官談話を継承すると、このように申し上げております。

○吉川春子君 お認めになるんですね、今言ったこと。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) そうです

○吉川春子君 河野談話の内容と、それから首相官邸での記者会見の強制性はないという発言は矛盾すると思いますが、
 談話を受け継ぐとおっしゃるならば、この発言は取り消されたらいいと思うんです。いかがでしょう。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) そうした発言も含めて今私は答弁をしているわけでございますが、この河野官房長官談話を
 継承していくということでございます。


○吉川春子君 今年一月三十一日、米下院外交委員会で慰安婦について決議案が出され、二月十五日、慰安婦被害者三女性、
 つまり、オランダ人一人、韓国人二人が証言しました。
 安倍総理は、この証言内容について強制性を裏付ける事例、証拠というふうにお考えになりますか。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) この米議会の証言について私がここでコメントする立場にはございませんが、
 河野官房長官談話について、これは継承していると、継承していくと申し上げたとおりであります。


○吉川春子君 強制性を裏付ける証拠がないというふうに言われているわけですけれども、
 これは強制性を裏付ける証拠であるというふうにお考えになりませんか。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) 米議会における証言については、私はここで立ち入ることはいたしません。
 既に私も累次その強制性については申し上げてきたとおりであります。

○吉川春子君 外務大臣、お伺いしますが、この三人の証言のうちの一人はオランダ人です。オランダ人が慰安婦に
 された経過はどのように報告されていますか。


○国務大臣(麻生太郎君) 経過ですか。

○吉川春子君 そうです。

○国務大臣(麻生太郎君) インドネシアはオランダ領だったんだと思いますが。

○吉川春子君 それだけでは慰安婦は発生しませんね。その後どうなったんですか。

○国務大臣(麻生太郎君) 今の御質問の内容は、その経過はと言われたんで、インドネシアはオランダ領だったから
 起きたと申し上げたところまでは御理解いただけているという前提でよろしゅうございますね。


○吉川春子君 はい、結構です。

○国務大臣(麻生太郎君) その後、先ほど河野官房長官談話の話というのを安倍総理からずらっと言われた一連の
 関係の中にすべて物語っていると私もそう思います。


○吉川春子君 オランダ人は強制収容されて、強制収容所から女性たちが軍隊によって
拉致されて慰安所に入れられたと、こういうことですね。


○国務大臣(麻生太郎君) 私は、その方の証言はそうなっておるというように理解しております。

○吉川春子君 アジア女性基金の報告書はそれと違う内容になっていますか。

○国務大臣(麻生太郎君) オランダのところ、オランダ人のところの細目はよく存じませんけれども、そのように
 なっておるかどうか、ちょっと今のこの段階で存じているわけではございません。


○吉川春子君 事務局、答えてください。通告してあるでしょう。

○国務大臣(麻生太郎君) 事務局から何か言われておりませんので、私が代わりに読ませていただきます。
 平成五年八月、河野官房長官談話の際に発表された調査結果でも明らかにされているとおり、現在、インドネシアに
 慰安所が存在したこと及び慰安婦の出身地としてオランダが含まれていることは確認されましたと書いてあります。


○吉川春子君 強制収容所にオランダ人を収容し、その中から若い女性だけを選んで拉致して慰安所に連れていった、
 この証言があったと外務大臣言われました。これは強制性に当たらないんですか、総理大臣。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) このオランダ人の女性も含めてこの官房長官談話は出されているわけであります。
 ちなみに、軍がその事実を知って直ちに慰安所を閉鎖したと、こういう事実関係があるわけであります。


○吉川春子君 軍が関与し、強制されて慰安婦にされたんですね。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは、つまりその事実を軍が知って、軍がその慰安所を閉鎖をしたと、こういう事実関係がございます。

○吉川春子君 法務省に伺います。
 平成十六年十二月十五日、東京高裁において中国山西省の慰安婦の事件が判決が出ましたけれども、
 事件の背景事情としてどのようなことが認定されていますか。


○政府参考人(大竹たかし君) お答えいたします。
 御指摘の判決は、原告らの主張は法的根拠がないとして請求は棄却されておりますけれども、その御指摘の
 判決文によりますと、旧日本軍の北シナ方面軍が一九四〇年から四二年にかけて、いわゆる
 三光作戦を実施する中で、日本軍構成員らが駐屯地近くに住む中国人女性を強制的に拉致、連行して
 性的暴行を加え、監禁状態にして、いわゆる慰安婦状態にする事件があったとの事実認定がなされております。

 ただ、判決文において、慰安所においてそのような行為が行われたという事実は認定されておりません。

○吉川春子君 四人の控訴人の中の二人の女性の事実について報告していただきたいと思います。

○政府参考人(大竹たかし君) 判決文によれば、原告の供述に基づいて以下のような事実を認定したということでございます。
 まず、原告のうち十五歳の未婚の女性については、一九四二年、日本軍兵士らによって
 自宅から日本軍の駐屯地のあった村に拉致、連行、監禁され、複数の日本軍兵士らに性的暴行を
 繰り返されたとされ、もう一人の未婚の原告については、一九四二年、三人の中国人と三人の
 武装した日本軍兵士らによって無理やり自宅から連れ出されて日本軍駐屯地に拉致、連行、監禁され、
 上記三人の中国人のほか多数の日本軍兵士らによって性的暴行を加えられたとされております。


○吉川春子君 この事実について、強制の事例と安倍総理大臣、お認めになりますね。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) いわゆる従軍慰安婦については河野官房長官談話で申し上げているとおりでございます。

○吉川春子君 日本軍が拉致、連行して慰安婦にしたという事実を裁判所が認定していますが、
 これは認めますか。証拠になりませんか。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) この裁判の結果については、これは国側が勝訴していると、このように承知をしておりますが、
 いずれにせよ、河野官房長官談話で述べられているとおりであります。

○吉川春子君 日本軍の兵士による拉致、連行によって慰安婦にさせられたという事実を
 裁判所は認定しているんです。
それを強制性と認めるかどうかということを安倍総理に聞いています。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) これ請求自体は棄却をされているわけでありまして、この判示の事実認定部分は傍論であると
 いうことでございまして、言わば法律上重要ではないと、このように考えております。


○吉川春子君 それでは、証拠にはなり得ない、総理のおっしゃる証拠にはなり得ないということですか。確認します。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今申し上げたとおりであります。

○吉川春子君 これを、裁判所の認定は認めるのか認めないのか。否定するんですか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今申し上げたとおりであります。

○吉川春子君 甘言であれ、強制連行、拉致であれ、慰安所は日本軍管理下の下、逃げられず、慰安婦とされた女性たちは
 毎日レイプされたんです。ワシントン・ポストによれば、身の毛のよだつような体験の証言をしたと、こう言っているんです。
 これをもって強制性はなかったとそれでも総理大臣はおっしゃるんですか。そのことを端的に、あなたの考えを言ってください。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) 既に私の考えは申し上げているとおりでありまして、河野官房長官談話で述べられている
 とおりでございまして、この考え方を継承していくということでございます。


○吉川春子君 兵士による拉致、連行も河野官房長官談話の中に含まれているということでいいですね。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) ただいまの裁判の事案につきましては、別途私が答弁したとおりであります。

○吉川春子君 裁判の事案でなくても、オランダも挙げました。どうですか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) オランダの事案につきましては河野官房長官談話で述べられたとおりであります。

○吉川春子君 オランダの事案は、日本軍による拉致、連行によって慰安婦にさせられた事例です。それを安倍総理は
 お認めになったということです
が、安倍総理、慰安婦の被害者の女性たちが今何を一番望んでいるとあなたはお考えですか。


○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私は、もう常々申し上げておりますように、慰安婦の方々が辛酸をなめられたわけでありまして、
 御同情申し上げますし、当時そういう状況に置かれたことにつきましてはおわびを申し上げているとおりであります。


○吉川春子君 今日までまだPTSDで苦しんでいるんですよ。日本政府が本当に心から公式に謝ってほしいと思っているんです。
 総理、公式に謝る必要があると思いませんか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今、私はここでおわびを申し上げているわけであります。内閣総理大臣としておわびを
 申し上げているわけでありますし、河野官房長官談話で申し上げているとおりであります。


○吉川春子君 河野官房長官談話は閣議決定されていません。それでは、閣議決定しますか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 河野官房長官談話ですべてでございます。

○委員長(尾辻秀久君) 時間が参っております。吉川春子君。

○吉川春子君 安倍総理、一度被害者に直接お会いいただきたいと思います。細田元官房長官はお会いになりましたけれども、
 安倍総理も直接、慰安婦にお目に掛かって謝罪をしていただきたい。そのことを最後にお願いします。いかがですか。


○委員長(尾辻秀久君) 時間が過ぎておりますから、指名はいたしません。
以上で吉川春子君の質疑は終了いたしました。(拍手)
(後略)


糞ウヨニート発狂ものの答弁が…糞ウヨニートの教祖である安倍壺三と麻生外務大臣から出されるというこの凄さ…
要するにこの答弁だけでも従軍慰安婦についてはこの議事録では
 日本軍は強制的な経緯がある慰安婦狩りをした
 軍が積極的に慰安婦狩り関与した
 慰安婦狩りの際には日本軍兵士はまず集団レイプしてからその女性を慰安婦にしたてた

などなどが書かれている、そしてその事実に間違いない事を安倍総理大臣(当時)も認めている、という事です。
この答弁だけだと、日本軍の現場が慰安婦狩り(集団レイプ込みで)をして慰安婦を集めて、軍上層部が
その事実を知り、その慰安所は閉鎖された、という風にもよめますが…実際に閉鎖されたかどうかはまた別の話ですな…
(現在でも風俗関係のルポなどを読むとそういう風俗関連業界が強制慰安婦のいた慰安所を閉鎖するとは思えないですね)

後、参考資料として以下も読んでみてください。
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20121116/p1
歴史事実委員会のデマ広告「Yes, We remember the facts」
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20121213
日本軍将兵の証言・手記にみる慰安婦強制の実態
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20130105
日本軍「慰安所」の地図
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20130107
2007年の自爆劇を繰り返す安倍晋三
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20130131
メル凸裏目に? NY州議会で「慰安婦」決議採択

旧日本軍兵士には強姦魔がかなりいたという事で間違いないと思われます。
(ただこれを当事者・現場の兵士の立場に立てば…そういう戦場という極限的世界では日常のモラルは
どこかへ吹き飛ぶので強姦魔になるのはある意味仕方がない…情状酌量の余地は十分にあるとも思われます)





ではあの「The Fact」で米紙に「従軍慰安婦は性奴隷でなく単なる売春婦だ」という内容の
広告を出して…それに安倍も賛同者に名を連ねていたという事の矛盾はどうなるんでしょうね…まさに地雷中の地雷だと思うのですが…
昨今の政治情勢からいってそれに火が付いたら安倍は終わりですな。

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