“李明博大統領「痛惜の念という単語ひとつで訪ねてくるなら（訪韓は）必要ない」”について

(今更ながら一応取り上げてみます）




最初に書いておきます。
ngc2497は「強制された従軍慰安婦は存在し、改めて謝罪も必要ではあろう。
しかし終戦記念日8月15日前後の李明博大統領の発言は明らかに礼を失している」と考えています。

で…そろそろネット上での(今回に限ってはネットだけでなくリアルでも反韓感情が日本で炎上しましたが)反韓感情も
多少は鎮火してきた様なので…例の今年の終戦記念日前の8月14日に李明博大統領の行った発言について取り上げてみます。

例えば李明博大統領が以下の発言をしたと仮定します。

李明博大統領「（日本の植民地支配からの）独立運動をして亡くなった方々を
訪ねて心から野田総理が謝罪するならば来なさいと（日本側に）言った」

李明博大統領「野田総理が痛惜の念という単語ひとつで訪ねてくるなら（訪韓は）必要ない」

李明博大統領が上↑の様な発言をしたとしたら…かなり非礼な「謝罪要請」にngc2497には思えます。
やはり言い方というものが大事だろうと思うのですな。
もちろん上↑の発言を李明博大統領がした訳ではありません。上↑の李明博大統領の仮定の発言は
以下↓の青文字の実際の李明博さんの発言を「天皇」から「野田総理」に換言してみたものです。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM14037_U2A810C1000000/
＞天皇陛下訪韓なら「心から謝罪を」　韓国大統領
＞【ソウル＝島谷英明】韓国の李明博（イ・ミョンバク）大統領は14日、天皇陛下の訪韓に関して、
＞「（日本の植民地支配からの）独立運動をして亡くなった方々を訪ねて心から謝罪するならば来なさいと（日本側に）言った」
＞と述べた。韓国忠清北道で同日開かれた教師らとのワークショップでの発言として韓国メディアが一斉に報じた。
＞
＞李大統領は10日に竹島（韓国名・独島＝トクト）を訪問。15日の日本の植民地支配からの独立記念日を前に、
＞従軍慰安婦問題の解決に消極的な日本への強い反発姿勢を改めて示した。
＞
＞李大統領は竹島訪問の所感を尋ねる質問に答える中で天皇陛下の訪韓に言及し、
＞「痛惜の念という単語ひとつで訪ねてくるなら（訪韓は）必要ない」と言明。明確な謝罪を求める考えを示した。
＞
＞そのうえで「日本が加害者と被害者の立場をよく理解していないので悟ってもらおうとしている」と述べ、
＞竹島訪問など最近の日本に対する一連の厳しい姿勢は歴史問題に対する日本の取り組み方への不満の表明であることを鮮明にした。
(スクリーンショット)


今回の李明博大統領の発言＋日韓双方の感情的応酬について
「天皇」「日本に侵略や従軍慰安婦などの戦争犯罪謝罪を求める発言」
の二つの要素が混合された状態になっているので改めて換言してみて、二つの要素の切り離し作業をしてみた訳です。

そして李明博大統領の発言を元の「天皇」から「野田総理」へと換言しても、やはり李明博氏の発言はかなり非礼だとngc2497は感じます。
つまり……
・元から謝罪を求める上でもかなり酷い発言だったので反韓感情が元から燃えさかりやすい状態だった。
・更に天皇という微妙なものまで発言が及んだので日本側の反韓感情にターボがかかった。
……という事だと思います。「謝罪で区切りを付けて、日韓双方共に未来志向で歩もう」というコンセプトに程遠い李明博さんの発言だった訳です。
(更に8月14日の前の8月10日に日本固有の領土の竹島不法上陸を李明博さんはしていて天皇に謝罪要請の前に“炎上燃料”は注入されていたのだからなおさら。。)

やはり8月14日の李明博さんの発言は(天皇を抜きにしても)非礼なのだから今回は日韓双方である程度の応酬になるのは必然だった様に思えます。