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ハン・ジヘ 「ナ・タンプン」になりきる

2007-11-18 | Dorama
 
 
 女優のハン・ジヘ(Han Ji-Hye)は、現在、KBS1TVの連続ドラマ『いい時も悪い時も』で「ナ・タンプン」を演じている。インタビュー中、ドラマについての考えや悩みを真剣に吐露し、アドバイスを求める彼女は、「ナ・タンプン」そのものだった。

■はまり役の「ナ・タンプン」

 すでに撮影は6か月目に入ったというのに、ハン・ジヘは連続ドラマの撮影の雰囲気にまだ慣れていない。当初、彼女は演技力が伸びることを期待してドラマに臨んだが、結局壁に突き当たった。ところが、欲を捨てて最初からやり直すつもりで撮影に臨んだ途端、演技の本質までもが見えてくるようになった。

 「最初のうちは、欲が強すぎて空回りしていました。焦ったところで、何も私の手の中に残りませんでした。気持ちだけが先走りしていた結果です。何かを得てやろうという気持ちを捨てて、勉強するつもりで撮影に向かったら、どんどん先が開けてきたんです。自分の演技だけではなく、共演者の演技をチェックする余裕も出てきました」

 考えを変えた途端、「ナ・タンプン」がハン・ジヘにフィットしてきたという評価が出るようになった。最近は、撮影現場の外でも「ナ・タンプン」が現れる。話し方や行動が、彼女のものなのか、「ナ・タンプン」のものなのか分からなくなっているという。

 ハン・ジヘは「ドラマでは、指示を出すチームリーダー役を演じているので、知らないうちにキャラクターの命令口調が表に出てしまいます。先日、母親役のキム・ヘオク(Kim Hye-Ok)さんと台本練習をしていたときにも、命令っぽく話してしまって、『ジヘさん、怖いわよ』と言われてびっくりしました。自分ではそんなつもりではなかったのに、いつの間にか『タンプン』に染まりきったようです」と語る。

■「ペクホ」とのこれからの展開は?

 ドラマは、これから最大の山場を迎える。「タンプン」と「ペクホ」のロマンスがどのように展開していくのか、期待が集まっている。
 
 ハン・ジヘは「『ペクホ』は頼りないけど、どこかかわいい面もあります。同じ職場で、ぶつかり合いながらお互いの違う一面を発見し、徐々に気になる存在になっていきます。今、『ペクホ』が先に『タンプン』に微妙な感情を持ち始めているところです」と語った。

 撮影当初は距離があった「ペクホ」役のキム・ジソク(Kim Ji-Seok)とも、キャラクターが接近するように徐々に親しくなっていった。実際は、ハン・ジヘより彼の方が年上だが、時には友達のように、時には弟のように感じることがあるという。

 ハン・ジヘは、この秋を実際の恋人のイ・ドンゴン(Lee Dong-Gun)ではなく、キム・ジソクと過ごした。恋人たちの日であるクリスマスにも、撮影が入っている。

 「ポジティブで仕事中心の性格から、ロマンスに対する姿勢まで、すべての私を『タンプン』に投影させようとがんばっています。でも、ドラマのように恋愛にハマれるかといわれると…今の私はそうではないかも」

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