GWに九州上陸。
旅日記をアップしたつもりが、下書きのままだった…
しかも書きかけ…
そんなこんなで、九州の旅を振り返るのである。
<1日目>
早朝、早起きして、高速道路を愛媛方面へ。
高速の端っこまで行って、そこからさらに八幡浜へ。
そこからフェリーで九州上陸の予定。
しかし、フェリーの本数が少ないため、うまくやらないと、ひじょーに無駄な時間を過ごすことになるのだ。
3時間強の余裕をみて、移動することに。
四国に引っ越したころは、船に乗るのがもの凄く大変なことのように思っていたのだが、
最近では車で四国脱出の際は、ほとんどフェリーでの移動。
だって楽なんだもん。
Aの安全運転のおかげで、八幡浜には無事に到着。1時間ぐらいの余裕。
駐車場に車を置いて、八幡浜港付近を散策。
魚市場ではセリが終わった後らしく、鯛が箱詰めされていた。
港なだけに生臭い匂いがするかと思ったら、カマボコ工場が多いらしく、
香ばしい匂いも漂ってくる。
カマボコのにおいをくんくん嗅ぎながら、フェリーの出発を待つのだ。
フェリーでの移動時間は2時間ちょい。
フェリーの中の売店で買ったじゃこ天(愛媛名産のカマボコ。魚の小骨がじゃりじゃりする)をかじっていると、
あっというまに大分県の臼杵港に到着。
臼杵にはICがあるのですぐに高速道路にのっかって移動開始。
こないだまでN●Kの朝の連ドラでおなじみだった由布岳が見える。
以前Aと行った由布院の旅館は、女湯からの由布岳の眺めが最高だった。
羨ましかろう。うひひ。
がんがん進んでいるうちにお腹も空いてきた。
ゆふいんSAで休憩&昼食。
大分の名物がてんこ盛りの定食をいただく。
名物の「だんご汁」が美味しかった。
きしめんの倍以上はあろうかという平べったい麺が入っている。
うどんのようにずるるんとすすりあげられないので、ひじょーに食べにくかった。
そーいや、足利に行ったときには、これによく似たものが「ほうとう」という名で出てきたなぁ。
九重で高速を下り、地道を南へ。
目指すは阿蘇山。
ワタシの想像では、いちめん緑色のなかに馬がいる…。
たぶん教科書で読んだ三好達治の「大阿蘇」という詩のイメージなんだと思う。
(「雨の中に馬がたつてゐる~」というやつ)
ところが。
乾いた土色の地面の上にいるのは人間ばかり。
うがー。さすがにGWやん。
と、自分が観光客だという立場も忘れて、人の多さを嘆くのだった。
写真を撮ったところは、たまたま人がいなかっただけ。
もの凄い人だったよぅ。
ついでに阿蘇山の火口も。
有料道路の入り口で、「火山ガスが出ているので危険」というパンフをもらった。
「サイレンが鳴ったら避難しなさい」とか、「こんな症状はガス中毒」とか。
怖いやん。
群馬県の白根山でも「火山ガスが出ているので、車の窓は開けないように」とか看板立ってたなぁ。
人ごみよりも何よりも、やっぱり自然はすごいのだ。
Aが「見たい見たい見たい見たい。火口なんかべつにええねん」とまで言っていた米塚(こめつか)。
これもやっぱりすごい。
自然にこんなへんてこりんな形ができるなんて、やっぱりすごいのだ。
景色もすごいが風もすごい。
道産子のように脚のぶっとい馬たちが、強風のなかでしっかり踏ん張って、草を食んでいた。
牛かと思った。
この馬を今夜食べるのか…。
なんだか切ない気持ちになりながら、宿へ向かうのであった。
つづく