ソンナコト写本 日本語版

クトゥルフTRPG未訳シナリオの紹介

secrets of new orleans 第1回

2014-10-12 17:23:13 | trpg
さて、本日から「シークレッツ・オブ・ニューオーリンズ」を紹介していきます。

今回はシナリオ集とは違いサプリメントなので、今までとは違い第○回とゆう形式で
何回かにわけて紹介していきます。

まず、第1回目である今回は、前置き的な感じで、このサプリにまつわる話から

このサプリはいったいどんなサプリかと言うと、
ざっくり言えば、翻訳されている「アーカムの全て」や「ダニッチの怪」などと同じ立ち位置で
まるごとその地域を解説したサプリメントです。

ただし、こちらは「アーカムの全て」などとは違い、現実にある地域を解説しており
その地域の1920年代の文化や社会、特徴ある場所、歴史などを現実世界に即して解説しています。
もちろん、クトゥルフのサプリなので、クトゥルフ的な架空の設定もあり、
ご飯にかけるフリカケのように、現実の舞台に架空の設定をまぶすような形で解説してあります。
比率としては、現実の解説60% クトゥルフの架空の設定40%、みたいな形でしょうか?

あと、こちらのサプリは網羅している地域がアーカムなどに比べて広いので
アーカムほど町を細かく解説しておりません。

その地域を何個かの区域に区分けて、
その場所の全体像と興味深い建物や店、歴史的建造物を何個かピックアップして解説してあります。
まー、僕の印象としては、もちろん写真つきで、色々解説してはありますが、
「アーカムの全て」などの「ラヴクラフト・カントリー」シリーズよりもざっくり度が多いかな~
歴史、文化、人物、クトゥルフの設定どれをとってもおおまかです。
「ラヴクラフト・カントリー」シリーズの情報量がすごすぎるだけなんですけどね
適当にゲームで扱うなら、これくらいおおまかな方がキーパー的には楽なのかもしれませんが
細かいのが好きなキーパーは、このサプリ以外に自分でその地域の情報をガイドブックやなんかの旅行本などで
補う必要があります。

ちなみに僕はこの手のサプリを翻訳する時、まずその地域の解説本を買って読み
ウィキやグーグルマップなどで、先に調べます
そーすると訳す時、その地域の具体的なイメージが湧いて、訳しやすいのです。
訳す時のテンションも違います。
なんか新しいスポーツを始める前に、いい道具で完璧にして形から入るってイメージに近いのかもしれません。

アメリカ人に常識的な事で、そんなに詳しく書いてない事も
いちいち細かく調べます。でないと不安なので。

で、このサプリはシリーズ化されており
このニューオーリンズ以外では、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、
さらには日本、モロッコ、ケニア、チベット、など一国まるまるを網羅したものもあります。

僕はその中では、このニューオーリンズが一番好きです。理由はいくつかあります。
後で述べます。

さて、このシリーズ、僕は多分翻訳はされないだろうと思っています。
なぜなら、日本ではあまり需要がないからです。

クトゥルフ神話TRPGをやる時、たいていの日本人は
よくわからんアメリカの1920年代の舞台より
現代日本を選ぶと思うのです。
その方が、具体的な世界のイメージの共有がプレイヤーとキーパー間ですぐにできるし
なにがあって、なにがないか、どんな感じか、どんな行動ができるのか、解りやすいからです。

一方、原作のクトゥルフ好きの人はというと
彼らには「アーカムの全て」「インスマウスからの脱出」などのカントリーシリーズが翻訳されており
こちらはクトゥルフのためだけに作られた架空の町とゆうこともあって
どうせ1920年代でやるなら、このクトゥルフのためだけの町があるじゃないかとこれで遊びます。
町のいたるところにクトゥルフの設定があり、雰囲気もばっちし
原作でもよく登場するので、原作の世界観が好きな人でもこれで大満足です

いったい誰が、現代日本人にとって、あんまり知識がなく、イメージがしずらい舞台を使いますか?
現代日本で十分じゃん
1920年代なら架空の町でいいじゃん
もしくは、もっと時代が離れて、むしろそっちの方がファンタジーとしてイメージしやすいダークエイジか
シャーロックホームズの世界でわかりやすいガスライトしようってなります。

だからイメージするのに面倒で知識もある程度自分で調べなきゃいけない
1920年代の現実の世界の都市に需要はそんなにないのです。

ところで、僕は1920年代のアメリカが大好きであります。
もちろん、最初は特になんとも思ってはいませんでしたが
クトゥルフの小説を読んだ時、登場人物の気持ちやそのまわりの世界が知りたくて
ちょこっと調べていくうちに1920年代にどんどんはまっていきました

映画やビデオでの視覚イメージはもちろん、解説本やネットで調べると
自分が今までそんなに知らなかった事が次々出てきて、ワクワク
もっとこの世界を知りたいと思うようになったのです。

だもんで、このようなサプリは大好物なわけです。
現実にあったてのが特にいいのです。

その中でもこのニューオーリンズはクトゥルフにぴったりな街で大好きです。

ジメジメした暑さと、オカルトがあってもちっとも不思議でない街

原作小説「クトゥルフの呼び声」でも登場し、ブードゥーとゆう怪しい宗教があり
樹木が生い茂る沼地バイユーや大邸宅があるガーデンディストリクト、
中心街であり怪しくもありテーマパークのようなフレンチ・クォーターなど舞台設定も多彩だし

アメリカの都市でありながら他の町にはない特徴的な部分も顕著で、

そして現代風景も昔とあまり変わってなく、現代の写真でも十分1920年代といいはれるし
現代のガイドブックでも1920年代がわかる感じはキーパーにも優しい

そして実際訳している時も
ゾクゾクできるほど楽しかったです。
訳しやすかったのかもしれません。
シークレッツ・オブ・ロサンゼルスなんて
電話帳を訳しているみたいで、退屈でしょーがなかったから
文章のセンスもあるかもしれません。



さて、サプリではまず、序章の後に、ニューオーリンズの歴史をざっくり紹介しております。
ここにはクトゥルフ的な架空な個所はなく、おおまかに説明しております。
その後、気候、地理、宿泊場所とレストランの概要、治安の概要と続きます。どれも
おおまかな解説です。

で、社会慣習へと続き、ここでは主に人種差別の1920年代の現状を解説しております。

続いて、おもな新聞と、社交クラブの有名なものが解説され
マルディグラとゆうニューオーリンズの有名な祭りの解説にいたります。

で、最後に1920年代以外でニューオーリンズを舞台にする時の変化について
ちょこっと解説してあります。

ここまでがニューオーリンズの歴史の章に書かれてあります。

ここまではクトゥルフ的な架空の設定はほとんどありません

この後の目次を紹介すれば
次はいよいよニューオーリンズの中心街フレンチ・クォーターの章
その次が他の部分(港やお金持ちが住むガーデン・ディストリクトなど)の章
次がバイユー地域の章、ブードゥー教の章ときて
最後はシナリオが一本載っています。ちなみにタイトルは「5つの太陽の黄昏」です。

あと、僕の参考文献と参考映画をちょこっと紹介しましょう。

まず、映画ですが、もちろんニューオーリンズを舞台にした映画は沢山あり
「欲望という名の列車」「雨のニューオーリンズ」などの古い映画もありますが、

僕が一番おススメするのは、もちろんミッキー・ローク主演のオカルト映画「エンゼル・ハート」です。
後半、探偵であるエンゼルが謎を追ってニューオーリンズにやってきます。
そのオカルト色満載のニューオーリンズの描写は怪しくてグロくて
これぞ、クトゥルフ的ってな感じです。

正直、ニューオーリンズはこれだけの街じゃないんですけど、
その怪しい部分が一番描かれていて、映画自体もオカルト好きなら十分堪能できると思います。

ちなみに設定年代は1980年ごろですが、1920年代でも車の形以外はほぼ同じ感じなので
雰囲気を知るのに通用します。

もう一本は「サザン・コンフォート~ブラボー小隊 恐怖の脱出~」です。
マイナーな映画ですが、これはバイユー地域の湿地帯を知るのに参考になります
ケイジャンと呼ばれるバイユーに住むフランス移民の子孫の種族の村も出てきます。
ストーリーは、アメリカの訓練兵たちがバイユーで訓練中、出会ったケイジャンを挑発し
それによって湿地帯の中で恐怖を体験するって映画です。
まー、B級で、おもしろいかと言われれば?な部分もあるんですけど
バイユーという場所を視覚イメージでとらえるのには十分参考になります。
小説「クトゥルフの呼び声」の警官隊がカルトの儀式に踏み込む場所もここなんで
小説のイメージもわかります。

文献のほうですが、ガイドブックとかこれも色々あるのですが、
僕は泉けい著の「ガンボ!―ジャズの生地、ニューオーリンズに万感の思いを込めて」をおススメします。

主人公である筆者が、ニューオーリンズに住んだ時の街の風景、人々の暮らしを
実に読みやすい文でわかりやすく書いてあります。
そこから伝わる情報は、視覚ではわからない街の生の暮らしのものなので
街の雰囲気を知るのにはもってこいです。

これ以外に、グーグルマップで実際にフレンチ・クォーターを歩いたり
その他の気になる場所を歩くのもイメージをつかむのにはもってこいです。

そして写真のない場所も、1920s new orleans 建物名などで画像検索すると
このサプリ以上の写真が見れますので、そういう方法もありです。 

今回はここまでです。次回からは、もう少し詳しい感じで最初から紹介していきます

馬ぞりの旅

2014-10-01 16:17:10 | trpg
探索者は古い知り合いのチャンス博士にひさしぶりに会います。
どーやって出会うかは、自由です。
大学の同窓会とか、なんらかの学会とか、そのへんはテキトーに

彼は、昔とは印象が変わっていましたが、まるで昨日出会ったかのように
探索者に接し、実は後日頼みたいことがあると言います。

後日、彼は電話で呼び出し、自分はここ数年雪男を追っていて
その証拠を手に入れたと言います。
彼が取り出しのが、人間より9倍大きい奥歯です。
しかも最近のものです

これは、雪男、正確にはドリオピテクス・ギガンテウスのものであり
それがシベリアの奥地で発見されたのを手に入れた旨を話します。

そして、チャンス博士は、そこへ行って、
その雪男を一体、標本のために捕まえたいと言い、
その旅に探索者に同行してもらって手伝って欲しいと頼みます。

シベリアまでの旅の手配は全て彼がします。
(パスポートやビザなども)

で、探索者は彼とともにシベリアの奥地への旅立ちます。

ウラジオストックまで船で行き、そこからシベリア鉄道に乗り
チタに向かい、そこからはいよいよ馬ぞりの旅になります。

馬ぞりに乗って途中の駅を通過し、ドンドン奥地へ向かいます。

そこで彼らは、ブリザードやソ連のスパイに対処しながらも
その先にまつさらに恐ろしいものに出会うのです。






さて、ここからが真相です。
大量に正気度を失っても、真実を知りたい人だけ、読み進めてください







このシナリオは、この「FEARFUL PASSAGES」の最後にふさわしく
決行ボリュームがあるものになっています。

探索者たちが乗る馬ぞりの説明や、当時のソ連の状況
シベリアに至るまでの旅の仕組みなどもちゃんと説明されています。

本格的な冒険は馬ぞりからですが、
その前に、彼らはアメリカの図書館や行きの船の中で
雪男やチャンス博士に関することを調べられ
シベリア鉄道では、グレゴリー・ボルソビッチなる
ソ連の統合国家政治局のスパイに探りを入れられたりするちょっとした出会いなどもあります

チャンス博士は学会で馬鹿にされ、その者たちを見返すために
雪男を捕獲し連れ帰ることを目的としており
麻酔銃を隠し持っています。

ボルソビッチは最初は身分を隠し探索者たちに接しますが
それは反革命的な人物がいないのかをチェックして旅しているからです。
彼は探索者たちを怪しいとにらみ、密かにつけて
旅の後半に度々登場します。

馬ぞりに乗ってから、最初に出会う主なキャラは
駅長(小屋の主)のビオトロ・ブーチンで、彼は隠れた反革命派で
彼と意気投合すると後々、助けてくれたりします(主に帰りの旅の時)。


その後、彼らは強制収容所の近くでのちょっとしたイベントのあと
ブルガと呼ばれるブリザードに遭遇します。

小屋に避難しますが、ブルガの脅威は3日間続きます
それは、寒さによる攻撃だけでなく音や幻覚による正気度への攻撃も含み
探索者の誰かはインフルエンザになる可能性もあります。

その後、アイナと呼ばれる老婆の医者にお世話になります。
彼女はブリヤート族の呪術者でもあり、病気も治してくれ
別れの際には、お守りもくれます。

それから、彼らは割れる氷に巻き込まれたりしながらボーダイボの街に着きます。

ボーダイボでは、馬の手配ができず、旅が遅れたりしますが
イワン大佐にも出会います。

彼も統合国家政治局ですが、彼は強盗を討伐するのが目的で
探索者には非常に優しく接します。

旅は再開し、次に遭遇するのは盗賊です。
盗賊に襲われた探索者がピンチに陥るなら
イワン大佐に助けられかもしれません。

そしてヤクートの村でガイドであるタクサに案内され
いよいよ彼れは目的の村キウトルに到着します。

キウトルの村では、その昔、すでにここまで旅をした昔の探検家ジョナサン・スターリンによって
友好的に迎えられます

(チャンスはこの旅の前にスターリンの旅の本を入手しており
そこにはキウトルのヤクート族が崇めるタッバなる半神のことも書かれてありました。
その半神の描写はドリオピテクス・ギガンテスに似ています)

ここでは馬ぞりからトナカイのそりに代わります。

その村で、タッバへの貢物の儀式に参加することになった探索者たちは
一週間後のその儀式までに、その貢物の木の周辺を調べることができます。

そこでは大きな生物の引っかき傷がある木や、類人猿らしきものの足跡を発見します。

儀式の一週間までにはちょっとした事件も起こります。

何者かが村にこっそり近づいたり、ヤクート族の犬が毒殺されたりします

これはボリソビッチのチームの仕業です。
彼らはここまで探索者を尾行し、村でのスパイをしやすくするために犬を先に排除したのです。

そんなゴタゴタがありつつも
儀式が開かれ、貢ぎ物が木の根元に置かれます。

チャンス率いる探索者たちは、その貢ぎ物を取りに来る生物を捕らえるために
こっそりその後の夕暮れ、再び、その木へ向かいます。

ついに月夜に雪男が現れました。
チャンスは麻酔銃を用意しますが、実はその雪男(ギガンテウス)は二匹いました。
一匹に夢中になるあまり、チャンスは背後から近付くもう一匹に気づかず
チャンスはここで死亡します。


この後、どーなるかはその時の探索者の行動と展開次第です。


ギガンテウスを一匹麻酔銃で捕獲できたにしろ
二匹とも逃がしてしまったにしろ
また彼らを殺してしまったにしろ
どっちにしろ、村に帰る以外、選択肢はありません
なぜなら、帰らなければ真冬の凍てつく寒さの夜を外で過ごすことになるからです

村に戻る途中で、彼らはボリソビッチのチームに逮捕されます。
彼らがギガンテウスを運んでいても彼らはシロクマぐらいにしか思いません。

このあとも、怒涛の展開は続きます。

ギガンテウスが報復のために探索者を探して集団で攻撃してくるのです。
キウトルの村のものも彼らにつかまり
応戦したボリソビッチのチームは惨殺されます。

探索者は生かしたたまま彼らに捕まり
村の人達と一緒に彼らの洞窟(アンガラの洞窟)のとある部屋に監禁されます。

彼らはギガンテウスの儀式の間に一列に連れて行かれ、そこで一人づつ
彼らの神であるクトーニアンの生贄にされます。

ここで、アイナのお守りが効力を発揮します。
お守りにクトーニアンが近づけば爆発し、クトーニアンは吹っ飛び
逃げようとしてもがきます。

それにより洞窟が崩れ、ギガンテウスは逃げ惑います。

探索者たちが逃げるチャンスです。
洞窟の外にはトナカイのそりがあり、それで逃避行の旅を始めます。

幸い、近くには滅ぼされたキウトルの村以外にも村があります。
そこからガイドにより帰還の旅が始まります。


ここからは探索者の選択により道は分岐します。

前の駅に戻れば、ブーチンが暖かく迎え
彼らの国外脱出に手を貸してくれます。

ちなみにウラジオストックではボリスビッチの報告により
当局が厳しく監視体制を敷いており、帰還の旅の途中でも
色々なところで、情報提供者などが網をはっています。
また、馬ぞりのドライバーに裏切られ、荷物を全て奪われる事件なども発生します。

とにかく彼らはプーチンの手引きでチタに潜入し
チタから、ウラジオストックへそりのルートをたどるか、シベリア鉄道に乗るかの選択があります。

鉄道にはソ連のスパイや兵隊も乗り込んでいます。
なにかあるにしろ、ないにしろ
列車はブルガの洗礼を受けることになります。
電車はブルガによりしばらく停車し、乗車している兵士たちはブルガに取り憑かれ、幻覚を追いかけ
外へ飛び出し、そのまま行方不明になります。
その後スパイとのひと悶着もあり、
中国やモスクワに近付く旅に警備も厳しくなり中々大変なルートです。

そりのルートは、アムールという険しい絶壁の道を通ることになります。
そこには村があり、そこで食物をせがむ村人に囲まれたりします。
ここで気前のいい探索者には、天の恵みのしるしをそりにつけてくれます。

この後、そりのルートはプルガに遭遇しますが、
ここでのプルガはウオッチャーと呼ばれる沢山の亡霊を伴います
ウォッチャーの攻撃はもし先の村で天の恵みを受けていれば、避けることができます。
そうでなければ正気度やHP、CОNに被害を受けます。

そりはやがてウラジオストック近くの海岸につき、
そこからプーチンが手配する密輸船に乗り込んで
ソ連を脱出します。

ウラジオストックの入国審査は普通には出入りできません。
ほとんどが、彼らはチャンスやボリソビッチの行方不明に関わっているとされ
強制収容所に入れられることになると思われます。
そこではまた違った冒険ができるかもしれませんが、
このシナリオには載っていません。

帰国後のことも書かれていて
ギガンテウスをもし連れて帰ることができたとしても
それは何者かによって盗まれることになっています。

またプーチンはもともと反体制の人間なので、アメリカに脱出できたことを喜び
その場合、通常の正気度報酬の他に特別な正気度の報酬があります。

ちなみにギガンテウスはヴーアミ族の子孫です。

いかがでしたでしょうか?
結構、様々なイベント 人との遭遇があるシナリオではないでしょうか?
様々なキャラとの遭遇は、探索者の対応やキーパーの思いつきにより
シナリオ内で、キーパーが自由に操れるので、ここで冒険がつまったので彼を出そうとか
ここでちょっと緊迫感を出すために彼を出そうとか色々使い勝手が良さそうな布陣です。

また、その他にもプルガや盗賊、氷割れなどのイベントも多数あり、
クライマックスまで飽きさせないように作られてる所が好感をもてます。
クライマックスへの旅のルートはほぼ一本道ですが、
探索者の対応で、色々細かい部分に変化があるので、
キーパーは対応次第ではチャンス博士を生かしたりなどの
シナリオの大きなアドリブ的変更にも挑戦できます

クライマックスあたりのギガンテウスとの対応、当局の逮捕、そして報復
神話生物クトーニアンとの出会いは、一難去ってまた一難な感じで、盛り上がると思います。

ここまできたら、その後の逃避行は、ちょっと蛇足的にも感じますが
まー、帰るまでが遠足なので、仕方ないっちゃー仕方ないですね

やり方次第では、当局の捜査の手が迫る中の雪原の世界での旅なんてゆう
映画のような更なる盛り上がりをみせるかもしれません。
チャンスがいなければ、旅の選択は全てプレイヤー自身がすることになるので
自由度も高くなります。キーパーの腕の見せどころって感じですかね

これで、よーやく「FEARFUL PASSAGES」全ての説明が終わりました。

さて次ですが、シナリオ集ばっかできたので、ここらで一つサプリ的なものを紹介しようかと。

翻訳はほぼ絶望的とされているシークレットシリーズから
僕が一番気に入っている「Secrets of New Orleans」をいっちょ紹介してみようじゃないかと思います。

どこまで詳しく紹介できるかはわかりませんが、
このサプリを使うなりして行う
旅行気分的なクトゥルフのプレイ演出方法もついでに書いてみようと思います

それでは、また次回にて