前回、ミャンマーでは店員さんを呼ぶのに舌を鳴らすと書いたけれど、よく考えたら、舌を鳴らすのではなく口先でチュッチュッとネズミの声みたいな音をたてるのだった。
でも、日本人が鳥や猫などを呼ぶときのチョッチョッという音と似ているので、店員さんが来てしまうのではないかと心配だったのだ。
なにしろミャンマーの食堂には、まんべんなく猫が配置されていたから。
猫としては、料理のお裾分けが貰えるのではないかという期待があるし、猫好きな私としては、ぜひ何かを献上したいという思いがわいてしまう。
このお裾分けを期待する子たちはタイやラオスにもいて、屋台の周りをうろついている犬猫は、よく料理の肉などをもらっている。
タイ料理もラオス料理も味が強いので、犬猫のからだにはよくないと思うが、飼い主のいない犬猫はそんなことは言っていられない。
唐辛子いりの料理だって食べている。
犬猫だって東南アジア育ちなのだ。