蜂ヶ沢の砂防学習公園(安曇野市)

2015年09月01日 | 安曇野市

案内板。

以下案内板より。

 蜂ヶ沢の上流には、大規模な崩壊地があり、洪水のたびに大量の土砂が流出したため、蜂ヶ沢は川底が周辺の地面より高い、天井川となっていました。その大きさは、最大高さ20m、最大幅60m程度と、県下でも類を見ない天井川でした。蜂ヶ沢は洪水になると度々土砂があふれ出し、用水路を埋めるなどして、下流の住民を苦しめました。上流からの土砂の流出を防ぐため、明治時代から砂防工事が行われてきました。明治時代からの砂防工事では、県下でも歴史的に古いものです。昭和25年頃には玉石とコンクリートを使った練石積流路が施工され、当時としては画期的な工事でした。

 このように古くから砂防工事が行われてきましたが、国号19号は、蜂ヶ沢の下をトンネルで通過するという状態になっており、土砂の流出による通行止めなどが心配されていました。そこで天井川の抜本的な対策を行うため、昭和60年代から砂防工事が行われ、上流ではえん堤を設置し、下流では流路を掘り下げる大規模な工事が行われました。

 これにより平成4年には、遂に天井川を解消し、平成7年には安全度が大幅に向上した砂防施設がほぼ完成したのです。天井川の石積流路工は、蜂ヶ沢の砂防の歴史を後世に伝えるため、「蜂ヶ沢砂防学習公園」として整備され、皆さんに親しまれています。













現在の蜂ヶ沢。

矢印の場所に石積の水路が整備されています。



























国道19号の上に水路が伸びていたとは、知りませんでした。
現役時代に見たかったです















振り返って撮影。





先に進みます。





またモニュメントが設置されています。





いったん下って。





現在の蜂ヶ沢。