もう少し、あと少し

いろいろ欲しいんだ、しょうがないじゃん。

反米日和

2006年03月13日 03時29分21秒 | Weblog
1.アメリカ同時多発テロ(9.11)の後、アメリカ政府はタリバン政権下にあるアフガニスタンへの攻撃を決定した。アメリカ軍によるアフガンへの報復攻撃を正当化する議論はだいたい以下のようなものだ。
 アル・カイーダっていうテロ組織が、民間の飛行機を乗っ取ってビルに突っ込ませて大勢の人々を殺した。もちろん悪いのはアル・カイーダだ。このアル・カイーダってのは基本的には世界中に散々になってるテロ組織だ。けれどやっぱり司令部っていうか訓練所っていうか基地みたいなのはある。どこにある?アフガンにある。ついでにアル・カイーダのリーダーであるオサマ・ビンラディンもそこに潜伏しているらしい。でタリバン政権に「ビン・ラディンを引き渡せ」とアメリカは言う。タリバン側は「いやなこった」と突っぱねる。よくよくアメリカ側が調べてみると、タリバンはなかなかどうして、いろいろアル・カイーダに便宜を図っている。武器や土地を供与したり、テロリストを隠匿したり。これはよくない。「テロもテロを支援する国家も同じだ」とばかりにアメリカはアフガニスタンに空爆を開始する。

2.おーけ。以上の議論がとりあえず正しいとしよう。これによってアフガンへの攻撃が正当化されるとして、以下に進もう。

3.1979年、ニカラグアでサンディニスタ民族解放戦線が武装蜂起した。ソモサ大統領が米国に逃亡した結果、40年以上にわたるサモラ支配は終焉し、サンディニスタ革命が実現した。ところが、この革命を敵視したアメリカがCIAなどさまざまな組織を通じて反政府勢力で武装組織のコントラを支援した。コントラはアメリカから武器や資金、軍事技術の供与を受け、ゲリラやテロでもってニカラグア政府に攻撃する。1980年以降相次ぐテロ攻撃に多くの民間人が殺され、業を煮やしたニカラグア政府は国際司法裁判所(ICJ)に訴え出る。ICJは「米国のコントラ支援は国連憲章その他の国際法に違反する」と判決を下した。しかし、米国はコントラへの支援を止めることなく、むしろその度合いを高めていった。

4.さて、ここまでが歴史的な事実である。ここからは空想である。

5.コントラによる相次ぐテロ攻撃の後、ニカラグア政府はレーガン政権下にあるアメリカ合衆国への攻撃を決定した。ニカラグア軍によるアメリカへの報復攻撃を正当化する議論はだいたい以下のようなものだ。
 コントラっていうテロ組織が、街角の飲み屋とかで爆弾を仕掛けて大勢の人々を殺した。もちろん悪いのはコントラだ。このコントラってのは基本的にはニカラグア中に散らばる反政府ゲリラ組織だ。けれどやっぱり司令部っていうか訓練所っていうか基地みたいなのはある。どこにある?アメリカににある。アメリカのCIAがコントラの兵士を訓練したり指示を出したりしている。しょうがないから国際司法裁判所に訴える。裁判所はレーガン政権に「コントラ支援はやめろ」と言う。アメリカ側は「いやなこった」と突っぱねる。よくよくニカラグア側が調べてみると、アメリカはなかなかどうして、いろいろコントラに便宜を図っている。武器や土地を供与したり、兵士を訓練したり。これはよくない。「テロもテロを支援する国家も同じだ」とばかりにニカラグアはアメリカに空爆を開始する。

5.「1」が正当化されるなら「4」も正当化されるのである。ニカラグアによるワシントン空爆を受け入れられる者のみが、アフガンへの空爆を支持できるのである。

6.以上の議論を明日の期末テストで繰り広げようと思う。
 

ホルターネック2

2006年03月11日 17時48分11秒 | Weblog

今年もまた春の訪れと共に、俺はホルターネックに酔狂していく。

で、どうしたら合法的にホルターネックを引っ張れるか。法に抵触しないばかりではなく、最低限の倫理基準も満たしたい。女性側にも迷惑をかけたくない。コストやリスクも最小限に抑えたい。で、どうするか。いくつかのオプションが浮かぶ。

①友達に頼んでみる。
 台湾人の子に頼んでみた。中国語で何かつぶやいた後、「馬鹿じゃないの」と言われた。
 実際問題、ちょっと頑張れば「いいよ、引っ張っても」という人の一人や二人は見つかるかもしれない。ところがいざ実際に引っ張ってみると「何引っ張ってんの?本気にしないでよ」と絶交を言い渡されるのがこの世の常であろう。

②風俗店に行く。
 ホルターネック・プレイがデフォルトの店などあるわけないだろうから、当然持参しなければならない。ということはどこかでホルターネックを買わなければならない。プレイ料金+ホルターネック代+それを買う羞恥心=Priceless

とここでネットで注文すれば簡単に手に入れられる事に気づく。
以下ホルターネックが手元にあるという前提で話を進める。

③マネキンに着せる。
 引っ張る前の恥じらいとかドキドキ感とか、引っ張った後の微妙な空気とか後味の悪さとか、そういうのがいいんじゃねえか。そういう感覚は人間同士じゃないないと味わえないんだ。マネキンは引っ込んでろ。

④自分で着る
 これ何の解決にもなってないよね。

⑤自然現象 
 靴ひもが解けて「誰かがほどいたんだ」と思う人がいるだろうか、いやいるまい。ならば首の後ろがほどけても「あら、ちょっと結びが弱かったかしら」ってなるんじゃないか。

⑥文化の違い
 とりあえず引っ張って、文句を言われたら「これ日本では親交の証だよ」「いわゆるワビの文化だよ」と言い張る。



うーん。
これ投稿したら翌朝後悔するんだろうな。







囲まれる自分

2006年03月11日 07時14分27秒 | Weblog

ニュースサイトを開く。

中央の見出しが目に飛び込む
「ライブドア、海外口座に一時200億円」

その下にさまざまな見出しが続く。
「相模補給廠・キャンプ座間、一部返還で合意…米軍再編」
「NY株反発、ダウ終値は104ドル高」
「牛肉輸入の早期再開求める…米農務長官」
「超高層マンション最上階、32階から出火…東京・江東」
「皇太子さま、メキシコ訪問前に会見」
「滋賀の2園児殺害、鄭容疑者を起訴」
「巨人・桑田5回1失点、制球に課題も粘りの投球」
「イーストウッド監督、日本兵が主人公の戦争映画」

左右には色とりどりの広告。
「パークシティー武蔵小杉 分譲開始」
「生活習慣病を見直そう」
「ファインド・ジョブで仕事を探し」
「人妻専門ライブチャット」

誰かの何かが発覚する。
誰かが何かを言っている。
誰かはそれを非難し誰かは擁護している。
誰かが誰かを傷つける。
誰かが捕まり誰かが泣いている。
誰かが何かを成し遂げる。
誰かが感動し誰かは賞賛する。
誰かが何を売ろうし、誰かが買おうとする。
誰かが金を稼ぎ誰かは借金する
誰かは笑い誰かは悩んでいる。




俺はその前でカップラーメンをすする。
スープが少ししょっぱいと思う。

ミスチル 「any」

2006年03月09日 15時57分20秒 | Weblog
今まで何度こんな風にして、「続く」と書いた記事が続かなかったことか。
時間が経つとどうでもよくなっちゃうのは茂木の悪い癖でね。
でも時間と共にいろんな事がどうでもよくなってくれなきゃこれはこれでつらいわけで。


今日はお願いがあります。
どうしてもミスターチルドレンの「any」が聞きたいのです。
昨日の昼あたりからこの欲求に狂わされています。
頭の中で断片的にこの曲が掛かるのですが、数秒で途切れてしまいます。
ものすごく苛々します。
とにかく聞きたくて聞きたくしょうがありません。

ネットで歌詞検索して、自分で歌ってみました。
でもなんだかしっくりいきません。

もしやこれが足りないのかと思って、割り箸で机の角を叩きながらリズムをとってみました。

指を机に打ちつけました。


なので、どなたか「any」をメールで送って頂けないでしょうか。お願いします。
ついでにホルターネック引っ張らせて頂けると喜びはひとしおです。お願いします。


続き続き

2006年03月08日 15時17分10秒 | Weblog

いや俺だって昨日の記事の続き書きたいんですよ。
ネタはできてるんですよ。



・・・って、昨日の続きじゃないじゃんか。
あれ書いたのおとといじゃん。

つまりアメリカ時間の日曜の夜に書いたんだ。
今は火曜の夜らしい。

中一日空いてる?

昨日の記憶がない。
昨日一日を過ごしたっていう感覚がない。

そんくらい忙しいんだよ。

でね、A君とB君が全く正反対の情報を俺に教えるんだ。俺はどっちかを信じて、それに基づいて行動しなきゃならない。

俺はA君についてもB君についても何も知らない。ただ一つ、A君が喫煙者で、B君はそうじゃないってことを除いて。

そしたら俺はA君を信じるよ。それが俺が煙草を吸う意味だ。

美容師と湾岸戦争

2006年03月06日 15時15分06秒 | Weblog

髪が長くなってきた。そろそろ切りに行く頃である。
明日は午後の授業が休講なので、行くとしたら明日である。

初めてアメリカで髪を切りに行った時のことを思い出した。
去年の暮れのことである。

「ブラッド、相談がある」
朝食の時にルームメイトに向かってそう放った。
「なんだ?」
「髪を、切りに行こうと思う」
「ふむ、確かに長いしな」
「どこかお勧めはないか?」
「うん。ハイ・ストリート南に下ったところ、クロガーの向かいにこじんまりとした美容室がある」
「うん」
「いささか歳は食ってるが、いかしたねーちゃんが一人でやってる店だ」
「うん」
「いささか歳は食ってるが、腕は確かだ。それに安いしな」
「うん」
「いささか歳は食ってるが、ねーちゃん結構親切にこっちの注文も聞いてくれるし」
「うん」

というわけで、その店に行くことにした。

確かにこじんまりとした店だった。いささか歳を食ったねーちゃんがいかにも一人でやってそうな店だ。

俺は扉を開け、中に入る。
いささか歳を食ったねーちゃんが、はどこにもいない。
代わりに屈強な黒人の男が現れた。
男は俺を一瞥すると、顎で椅子を指しながら、「座れ」と短く言った。
有無を言わせない響きに、俺は椅子に腰掛けた。

ねーちゃんはどこだ、なんだこの巨大な黒人はと、ひどく混乱する俺をよそに、男はバリカンを手に取る。

「ちょちょちょ、おま、待った」
俺はすかさず言う。
「なんか、写真かなんか見せてくれない?サンプルの?」
男は黙って古びた冊子を俺の膝の上に投げて寄越す。

実際その写真は年代物だった。表紙は半分破れかけ、ページはところどころ抜け落ちそうになっており、写真はどれもくすみがっかっている。そしてなりより、どの髪型も80’sそのものである。ロバート・デニーロばっかである。

それでもこの男を相手に口の説明だけで希望の髪形を伝えるのは無理だと判断し、写真を眺める。もちろん時間がかかる。男は苛立ちを隠さずに、バリカンをいじっている。

ようやくましな写真を見つけ、男に差し出す。
男はそれをほんの一瞬だけ眺め、冊子を閉じる。
そしてバリカンのスイッチを入れる。

俺は観念した。
仕方ない、坊主ならまあましだと。

ここで俺は恐ろしいことに気付く。
俺の正面にあって然るべきはずのものがないのである。
そう、鏡がないのだ。

いや鏡はある。はるか遠くに。
バリカンの電源コードが鏡の前まで届かないために、椅子が移動されていたのである。

一体どんな髪型になってるのかが全く分からないまま、屈強な男にバリカン一本で頭を刈られるというのは、想像を絶する不安感がある。
なにせ、まだ坊主にされると決まったわけではない。
とんでもない髪型にされるかもしれないではないか。
たとえ坊主だとしても、ほとんどスキンヘッドみたいな可能性だってある。

そんな不安におびえていると、奥から女性が出てきた。
おそらく40代半ばといったところか。
これがブラッドの言う「いささか歳は食ってるが、いかしたねーちゃん」なのか。
どうみてもただのおばさんである。

男はその女と楽しそうにお喋りを始める。
俺の頭などほとんど気にかけていない様子だ。
俺はますます不安になる。

それにしてもこの男、いくらなんでも屈強だ。体格が良すぎる。
おそらく海兵隊上がりか何かだろう。
そしてこの場末の寂れた美容室。
幾分擦れた中年女性。

きっと男は湾岸戦争で傷を負ったに違いない。
男はアメリカが世界に誇る米海兵隊第四軍、その中でも沖縄に駐屯する第三海兵師団に属する軍曹だった。
湾岸戦争の勃発共に、ペルシャ湾に派遣され、多国籍軍の先手を切ってイラクに侵攻されたクウェートに上陸した。
いかに重厚な火力を備えた戦車部隊が後方に控えていようとも、いかに圧倒的な航空支援があろうとも、一番乗りで敵地に殴りこむ上陸作戦は困難を極める。
事実、この男も傷を負った。
塹壕から顔を出して周囲を見渡そうした矢先、敵の手榴弾が目の前に投げ込まれた。
男はすぐに顔を引っ込めたが、運悪くその破片の一つが男の右目に突き刺さった。
男は右目を失明し、軍を去った。

(続くかな、続かないかな)

あと1クオーター

2006年03月05日 11時34分17秒 | Weblog
気がついたらさ、俺の留学も残すところほぼ一学期間だよ。
来週に期末試験に突入して、その後短い春休み。
そして最後の一学期が始まる。

最後の学期なんて最初の学期に比べたら、それこそ比べ物にならないくらいのスピードで過ぎていくに違いない。

ここでの生活は楽しいし、充実感もあるし、いろいろいい感じだから、いつまでも滞在できるものならしたいけど、そういうわけにもいかない。

ここまでの半年強の留学生活を振り返れば、いろいろ言いたい事が溢れ出てきてしまう。

自分でもびっくりするくらい勉強したし。
その勉強がこれまたびっくりするくらい面白いし。
でも政治学も哲学も将来生計を立てるという意味においては役に立ちそうもないし。
でもそれでもいいと思えるようになったし。

英語力だってすんごい伸びたし。
あんまり人と比べるのはよくないかもしれないけど、それでも半年でこの成長は驚異的だと思う。
おかげでいろんな人といろんな事を話せたし。
いろいろ絡んだおかげでいろいろトラぶったし。

絡んでトラぶったおかげでいろんな事が分かってきたし。
一般化なんて出来ないけど、それでもアメリカ人が台湾人が韓国人が中国人がどんな考え方でどんな風に行動するかなんとなく掴めたし。
だけど知れば知れるほど分からなくなることも増えるし。

でもやっぱり気の合う友達というのは国が変わろうが言葉が変わろうがいつでも一緒にいて楽しい奴らで。
飯食ってコーヒー飲んで酒飲んで煙草吸って。
笑って馬鹿して語って悩んで女の話して。
でもそいつらともあと四ヶ月で別れなきゃいけなくて。

ここでの生活を打ち立てるのに払った対価は膨大で。
時に欝になったり苛々したり寂しかったり。
疲れてぼろぼろで溜息連発だったり。
でもその見返りもやはり膨大で。
たぶん俺はタフになったし優しくもなった。たぶんね。
そして「熱さ喉元過ぎればなんとやら」
今や俺は安住の地にいる。

とにかくだ。
いろいろ頑張っていろいろ得たきたし学んだし打ち立ててきた。
けれどこれらは将来何の役にも立たないかもしれない。
金にもならなきゃ女にももてないかもしれない。
あるいは日本に帰るときにこっちに捨ててきゃならないものもたくさんある。
せっかく頑張ったのにね。


それでいいんだ。
ほんとうに、それでいいと思う。俺は満足だ。
今の俺が今の俺に対して満足と言っているんだ。
なんか文句あるか?

長期的視野も合理主義もしばし葬送しよう。

2006年03月04日 06時40分06秒 | Weblog
・小学校入学以前~小学校時代
「テレビ局のカメラマン」
とくにテレビ朝日に入りたかった。理由はただ一つ、ドラえもん。
おそらく子供の成長を記録するために親が買ったであろうビデオカメラは、いつも俺の手によって撮られていた。

・小学校六年~中学前半
「弁護士」
理由は単純。当時放映されていたドラマ、名前は忘れたが弁護士をかっこよく扱ったドラマに影響された。したがって俺の小学校の卒業文集の「夢」の欄は弁護士。

・中学後半~高校一年
「小説家」
本を馬鹿みたいに読み始めたのがこの頃。簡単な青春小説やミステリーで満足しておけばいいものを、夏目漱石や三島由紀夫、カフカやドストエフスキーなど分かりもしないの読んだものだった。

・中学三年~高校一年
「臨床心理士」or「自動車の開発者」
小説家というものは大学出た後にすぐになれるもんではないから、やはり仕事は見つけなきゃいけない。そこでひねり出したのがこれら。

・高校二年~三年
「NGO関係」
まあ筑波の国際総合を目指していた人はけっこう当てはまるんじゃないかな。NGOじゃなくても、国際公務員とか、そういう関係。

・大学一年~二年
「研究者」
院に進んで国際関係論で食っていこうと思ってた。この頃のビジョンは、研究室に篭ってひたすら論文を書くというより、政府や国際機関の政策に積極的に関わっていくようなアクティブな学者ね。

・大学三年~
「    」





さあなんだろうね。
二、三年後に振り返った時に、きっと何かが入るんだろうな。

どうしたって

2006年03月03日 07時50分38秒 | Weblog
どうしたって多くを求めてしまう。いろいろ欲しがってしまう。

満足を笑顔を権力を名誉を他人を金を愛を陶酔を熱中を利益を信頼を向上を。

願望はそれぞれ相反し矛盾する。同時達成は不可能であり、時に相互に排他的になる。
環境の変化と共に情報の流入と共にその形を変え続ける。
しばしば自分で自分の願望を見失う。
時々自分のやってることが分からなくなる。
過去の記憶は変形され、未来には何一つ確かなものがない。

兼ね合い?中庸?程度問題?平均を?計算を?妥協を?対話を?
そんな文句は欲望で混乱する体の中でむなしく響く。

欲望は言語という形を取らないからだ。
言語でなければ操作のしようがない。論理的思考の余地がない。



目を閉じてみる。いや閉じなくてもいい。
心臓が脈を打っている。足に圧し掛かった体重を感じる。
右手で頭を撫で、首筋をさすり、左腕を掴む。

俺である。これ以上ないくらいに俺である。
吐き気がするくらい実体的に俺の存在を感じる。
意味なんてない。ただ存在しているんだ。

この先どう転んだところで、この存在は俺であり続ける。

おーけー。ありがとう。

ドラえもん

2006年02月27日 11時38分15秒 | Weblog
未だに何も書けないでいる。こりゃ病気だな。
今日は面白いサイトを見つけたのでご紹介。

http://blog.livedoor.jp/doraemon_vip/

 広義のファンタジー/ミステリー作品としても、形式模写(パロディー)作品としても秀逸な物語だと思う。作者の才能に心からの敬意と嫉妬を送りたい。それにしてもこれだけのものを無償でネット上に放り込む意気込みは、さすが2chというところか。


倦怠期

2006年02月19日 15時11分51秒 | Weblog
「ねえ、なんか最近あんまり構ってくれなくない?」
「・・・」
「どうしたのよ?」
「・・・始めてから9ヶ月か」
「そうよ。だからどうしたっていうの?飽きたの?」
「いや、そういうわけじゃないんだ。でも、俺たちさ、なんていうか、距離を置いてみる必要があると思うんだ」
「距離?」
「考え直して見たいんだ。俺にとっての君の存在を。俺と君との関係とか、君が俺に与えてきた影響とか、君の必要性みたいなものを」
「勝手にすればいいわ。でもこれだけは言わせて。きっとあなたは私を必要とするわ。遅かれ早かれね」


 そういう経緯で一方的に冷却期間に入って一週間余り。未だに書こうという気が湧いてこない。驚くほど何も感じない。俺の日常の一部だったはずのブログが、跡形もなく消え去ろうとしている。


 またもうすぐ必要になる。もう少し時間が必要だ。きっと。

忘れらない言葉

2006年02月09日 08時53分42秒 | Weblog
 昨夜の真夜中過ぎ、俺の部屋に遊びに来た友達に俺という男の本質を突く言葉を喰らった。シンプルかつ鋭く核心を捉えたその言葉は、考える余地さえ俺に与えない。しばらくは「あー」だの「うー」だの唸っていた。きっとこれから何度も何度も思い出すことになるだろう。忘れらない言葉がまた一つ、増えた。



いい感じ

2006年02月08日 12時45分35秒 | Weblog
 いかに変化のない、安定した日常に身を置いたとしても、いい感じの時と何をやっても駄目な時は入れ替わりでやってくる。
 
 周期はバラバラでも、かならず正の時期と負の時期は交代し続ける。

 理由もきっかけもなく、気が付いたら逆転していたという事の方が多い。

 ちなみに今はいい感じ。
 訳もないけどいい感じ。
 
 そのうちやってくる負の季節。確実に。足音も立てず。
 でも今はそんなの気にならない。
 なんとなく、いい感じ。
 

文法ミス

2006年02月07日 17時31分25秒 | Weblog
 渡米して5ヶ月近く経つのに恥ずかしい限りだが、俺は英語を喋っていて未だに文法ミスをやらかす。 特に多いのが比較級でのmoreと-erの取り違えと、単数と複数の混同である。

 先日政治学のクラスでプレゼンをやった。
 "America's declining social capital and democracy"というテーマで意気揚々と発表を続けていた。で、"Then, let me talk about the definition of Social Capital"などどかまし、続けざまに"This concept is more.."と調子に乗って言ってしまった後で、続けるべき形容詞が"easy"だった事に気付く。しかし時すでに遅く、"more"まで言ってしまっている。もはや取り返しがつかない。書いた文章なら消せるが、言ってしまったものは消去できないのだ。
 ネイティブならば普通は"is" まで戻ってis easier than..."と華麗に言い直すところだが、パニックになった俺の口は停止及び巻き戻しの命令を無視して勝手に先に進み、"more easier than.."などとなんともちぐはぐな英語を喋ってしまってしまう。
 
 もう一つ例を。
 先日友人宅で数人と飲んでいた。 
 自分のビールの缶が空いたので、冷蔵庫に新しい缶を取りに行く。
 「あと何本残ってる?」と聞かれ、俺は冷蔵庫の扉を開けながら"There are..."と言いながらビールを数えるが、実はもう1本しか残っていないことに気付く。しかし既に"are"まで言ってしまっている。取り返しようがない。致命的ある。数える前から「2本以上あるに違いない」という安易な推測が引き起こした人為ミスである。

 物事は計画的に、先を見据えて。さもないと取り返しがつかないことになりますよ。

旅バトン

2006年02月06日 10時35分36秒 | Weblog
この種のバトンは苦手だ。
というのも、俺は物事に順位をつけるのが苦手だからだ。
ちょっと設問を見て頂きたい。

■国内行きたいところベスト5!

■国外行きたいところベスト5!

■もう一度行きたいところベスト5!

■おすすめスポットベスト5!

とにかく順位をつけなきゃいけないらしい。

 おもしろくもない一般論だが、何がいいとか悪いとか、どこに行きたいとかお勧めとかいうのは、その時々の気分・状況・考え方・情報・価値観・雰囲気その他様々な要因で決まってくるわけで、そういった要因を一つ一つ自分の中から汲み取るには手間が掛かるし、常に時とともに変化している。そんなこんなで1位から順番などつけられないのだが、そんな事を言っていると二股がバレた挙句に「私とこの女のどっちが好きなの?」と問い詰められ、「いや、そんなの決められないよ」とか言ってしまう情けない男になりそうだが、しかし俺には二股をかける度胸も魅力も才覚もないわけで、そのことに限って言えば問題はない、って、なんの話だったっけ?

 そうそう、旅バトンね。
 そういうわけで、順位はつけないでおく。
 順位はつけないといっても、やはり地名を上から順番に並べていくしかないわけで、そこには暗黙というか不可避的な順位付けが存在してしまう。とはいえ二つ以上の事象を同時に語れないのが言語の特性である以上それは仕方ない。


 前置きが長くなってすいません。
 始めます。

■国内行きたいところ
 ・沖縄
 ・鳥取砂丘
 ・屋久島
 ・瀬戸内海
 ・蔵王

■国外行きたいところ
 ・イスラエル
 ・エジプト
 ・ペルー
 ・東欧(特にチェコ、ポーランド、ハンガリー)
 ・南欧地中海に浮かぶ島
 ・イラン
 ・ベトナム

■もう一度行きたいところ
 ・バラナシ(インド)
 ・イスタンブル(トルコ)
 ・富士山
 ・ニューヨーク
 ・バンコク(タイ)
 ・京都
 ・サムイ島(タイ)
 
 
■おすすめスポット
 「もう一度行きたいところ」と同じかな


なんかこれ「こんなにいろいろ行ってるんだぜ」みたいな自慢臭が漂ってててやだな。なので回しません。