乱鴉の島

最近、有栖川有栖にハマってます。
今回は「乱鴉(らんあ)の島」。
乱鴉とは群れ飛ぶ烏のこと。

犯罪社会学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人。島を覆う死の気配。不可思議な連続殺人。孤島という異界に潜む恐るべき魔に迫る…


情景が目に浮かぶような始まりで、事件に巻き込まれたはずの周りの人は秘密を抱えてるせいで誰もが怪しくて…
火村いわく、ありふれた事件だけど、まさに奇妙で哀しい話でした。
長編ということもあって、読み応えがありました！寝不足にもなりました(笑)
お薦めです