N CLINIC Dr.野村 裕 オフィシャルブログ

院長は美容外科専門医 野村 裕
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◆食べ過ぎが肥満を引き起こす仕組みを解明!

2017-09-19 | コラム
美味しい食べ物があると、

ついつい食べ過ぎてしまって、

気が付いたらカロリーオーバー、

なんていうことが日常茶飯事です。


その分、

運動すればいいのでしょうが、

その分のカロリーを消費するのって、

けっこう運動量が必要ですよね。


そんな肥満のメカニズムが解明されたそうです。


私たちには、

脂肪細胞という細胞があります。


脂肪細胞とは、

脂肪の分解、合成、蓄積をする細胞で、

成人で約300億個あります。


更に近年の研究では、

「アディポネクチン」という物質を

分泌する働きがあることがわかってきました。


アディポネクチンは、

血管壁への脂質沈着を抑え、

動脈硬化を予防する働きがあると考えられています。


脂肪細胞には、

「白色脂肪細胞」と

「褐色脂肪細胞」の2種類あります。 


白色脂肪細胞は、

体内に入った余分なエネルギーを

中性脂肪として蓄える働きがあります。


白色脂肪細胞は全身にありますが、

下腹部やお尻、太ももや背中、内臓の周りなどに

多く存在しています。


褐色脂肪細胞は、

幼少期に多く存在し、

成人になると減少するものです。


主に首の周り、肩甲骨、脇の下、

心臓、腎臓の周りの5ヶ所に分布しています。


褐色脂肪細胞は、

体内に蓄積された余分なカロリーを熱に替え、

放出させる働きがあります。


褐色細胞に蓄積された脂肪は、

体温を維持する熱源として使用されています。


ただ、

褐色脂肪細胞は、

成人になると減少してしまいますので、

年齢を重ねるにつれて

太りやすくなってしまう原因にもなっています。


食べ過ぎが肥満を引き起こす仕組みを解明したのは、

東北大学の山田哲也准教授と片桐秀樹教授らの、

ネズミを使った実験です。


それは、

食べ物の糖分を取り込む肝臓に、

糖分が過剰に取り込まれたと脳が察知すると、

脳が交感神経の働きを抑制して、

脂肪を燃やす細胞である褐色脂肪細胞の働きを弱めてしまい、

内臓などに脂肪がたまって体重が増えるという仕組みです。


実際に、

肝臓に糖分が過剰に取り込まれたという情報を、

脳に伝わらないようにしたところ、

褐色脂肪細胞の働きは弱くならなりませんでした。


人にも同じ仕組みがあると考えられるとのことですので、

脳への信号を遮断すれば、

ある程度食べても、肥満を防げる可能性があるそうです。


そんな方法が実現できれば、

食べる量をあまり気にしなくてもよくなるかもしれません。


でも、自己管理は必要ですね、きっと。。。。



今日もお読みいただきましてありがとうございます。




















☆美肌の湯ってどんなお湯?

2017-09-15 | コラム
温泉、鉱泉、日本各地には色々あります。

その中には、

美肌の湯として有名な温泉も沢山ありますね。


では、

美肌の湯とされている温泉の成分て、

どんな成分なんでしょう。


日本三大美肌の湯、

と呼ばれる温泉があります。


これは、

肌に対する効能が良い温泉として、

中央温泉研究所と藤田聡氏によって選ばれた温泉です。


その温泉は、

佐賀県嬉野市の「嬉野温泉」

島根県仁多郡奥出雲町の「斐乃上温泉」

栃木県さくら市の「喜連川温泉」

です。


では、各温泉の泉質は?

嬉野温泉:

ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉 弱アルカリ泉(pH7.5-8.5)


斐乃上温泉:

アルカリ性単純温泉 pH8.5以上 


単純温泉は、

含有成分量が少ないことにより

刺激が少なく肌にやさしいのだそうです。


喜連川温泉:

ナトリウム塩化物泉 弱アルカリ性高温泉


泉質は違いますが、

共通なのはアルカリ性なことですね。


アルカリ性なので、

肌がつるつるした感じになるから美肌の湯なのかな!


全国各地に美肌の湯はあると思いますので、

近くの温泉に行ってみてもいいですね♪


ただ、

敏感肌の方は、

泉質に気を付けていただいた方がよいと思います。


温泉旅館によりましては、

敏感肌の方の入浴方法を紹介しているホームページもありますので、

参考になります。


さらに、

温泉もお風呂と同じように、

入浴後は体がぽかぽかしているので、

水分が蒸発して、

乾燥しやすくなっていることもありますので、

早めに保湿ケアをしてくださいね。


今日もお読みいただきましてありがとうございます。














☆鉱泉とは!

2017-09-13 | コラム
先日、

温泉についてお話をさせていただきました。


同じように、

鉱泉というのもありますよね。


温泉と鉱泉、

なにが違うのかな、って思いませんか?


では、

鉱泉とは何でしょう?


環境省の鉱泉分析法指針による

鉱泉の定義です。

「鉱泉とは、

地中から湧出する温水もしくは鉱水の泉水で、

多量の固形物質、またはガス状物質、

もしくは特殊な物質を含むか、

あるいは泉温が、

源泉周囲の年平均気温より常に著しく高いものをいう。」

とあります。


ちなみに、

温泉の定義は、

(定義) 

第二条 

この法律で「温泉」とは、

地中からゆう出する温水、鉱水及び

水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、

別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。 


別表に揚げる温度とは、

温泉源から採取されるときの温度が、

25℃以上のことです。


上の2つの定義からすると、

温泉も鉱泉の中に含まれるということでしょうか。


そして、

鉱泉のうち、

特に治療の目的に使われるものを療養泉というそうです。


鉱泉の分類には、

いくつか方法があります。


一つは、泉温の分類

冷鉱泉  25℃未満

低温泉  25℃以上34℃未満

温 泉  34℃以上42℃未満

高温泉  42℃以上


このうち、

25℃以上の低温泉から上が、温泉になります。


次に、液性の分類

酸 性    pH3未満

弱酸性    pH3以上6未満

中 性    pH6以上7.5未満

弱アルカリ性 pH7.5以上8.5未満

アルカリ性  pH8.5以上


他にも、

浸透圧による分類というのがあるそうです。


温泉や鉱泉に入る時、

脱衣所やお風呂の中に、

温泉の成分が書いてあるものが貼ってあります。


どんな温泉・鉱泉に入っているのかを

見てみるのも面白いかもしれませんね。


今日もお読みいただきましてありがとうございます。















☆温泉の定義!

2017-09-06 | コラム
これからの季節は、

温泉地がにぎわってくる季節になりますね♪


色々な病気に効果のある温泉、

美肌の温泉、子宝の湯など、

温泉は、様々な効果があるといわれています。


ん?そもそも「温泉」の定義って何?


温泉は、

「温泉法」という法律によって定められています。


温泉法は、

昭和23年につくられた法律で、

温泉の保護、

温泉の採取等に伴い発生する可燃性天然ガスの防止、

温泉の利用の適正を図る、

公共の福祉の増進に寄与する、

ことを目的として作られました。


温泉法による、

温泉の定義は下記のとおりです。


(定義) 

第二条

この法律で「温泉」とは、

地中からゆう出する温水、

鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、

別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。 


では、

別表に揚げる温度とは、

何度でしょうか?


実は、

温泉源から採取されるときの温度が、

25℃以上というのが温泉です。


25℃、

なんとなく低いイメージがありませんか?


定義では、

「別表に掲げる温度又は物質」なので、

別表の温度があれば、温泉ということができます。


温泉は、

温かい水、というイメージがありますし、

温泉地でも、

源泉が熱いところをよくテレビ等でみますから、

なんとなく温度が高いっていうイメージがありましたけど、

そんなこともないのですね。


熱いお湯を冷ますだけでなく、

温めていても、どちらでも温泉です。


今日もお読みいただきましてありがとうございます。

















☆夏バテ対策してますか!

2017-08-29 | コラム
梅雨が明けて、

一層暑い日が毎日続いています。


この時期、

熱中症対策は絶対に必要ですね。


そして夏バテ対策も必要です。


夏バテはなんで起こるのか。

人の体は、

高温多湿な状態では体温を一定に保とうとして

汗をかいたり血管を広げたりします。


そのため体力に負担がかかり、

負担が長くつづくと、

体に溜まった熱を外にだすことができなくなります。


その状態が長く続くと夏バテになります。

これは、

自律神経のバランスが乱れによります。


また、猛暑の屋外とエアコンのきいた室内との

急激な温度差は体力を消耗し、

自律神経のバランスが崩れ夏バテになります。


さらに冷房による冷えやストレスによっても

自律神経のバランスが崩れます。


夜になっても室温が下がらず、

熱帯夜によって眠りが浅くなり睡眠不足になり、

疲れが溜まって夏バテになります。


夏バテになると、

からだがだるい、疲労感がある、思考力が低下する、

食欲不振、下痢や便秘など、頭痛や発熱、等の症状がでます。


暑いので、

よけい疲れますよね。


では、

夏バテを予防するにはどうしたらよいでしょうか。


食欲が減退しがちな夏は、

どうしてもさっぱりしたものや、

冷たいものばかりを食べたくなりますよね。


私はもうすでに、そんな状態です。


でも、夏バテ対策には、

栄養価の高い食事を摂ることが大切です。


タンパク質やビタミン不足は夏バテになりやすいので、

疲労回復に効果的な玄米、豚肉、ウナギ、豆類、ねぎ、山芋などの

良質なたんぱく質、高ビタミンの食事、

また高エネルギーの食事をしましょう。


どうしても食欲がなかったら、

一時的にサプリメントで補ってもいいのではと思います。


冷たいものは控えて

暖かい飲み物を飲むようにするのも効果があります。


また、十分に睡眠をとり、

疲れをためないようにしましょう。


室温と外気温の差は5℃までにして、

自律神経の乱れを防ぎましょう。


これから、まだまだ暑い日は続きます。


毎日の過ごし方に気を付けて、

夏を乗り切りましょう!


今日もお読みいただきましてありがとうございます。