久しぶりの雨。
しずかな夜。
カーポートの屋根を雨が打つ音が遠くに聞こえる。
あとは、キーボードをたたく時に聞こえるこの音と、
パソコンから時折かすかに聞こえるジリジリという音だけ。
たまにこんな風に不思議な感情に支配される時がある。
それは突然やってくる。
今日みたいに雨の降る静かな夜だったり、
あるいは乾いた風が吹く夜だったり、
おぼろ月の夜だったり。
それはなんかこう、書き留めようのない感覚で。
いろんな感情が胸の前んとこで交差しあう感じ。
幸せな感情、愛しさ、儚さ、孤独、虚しさ。
・・みたいなもの。
私は何を考えようとしているのか
何か答えが欲しいのか、それさえも分からない。
そうだからか、少し息苦しいような感じさえしてくる。
だけど、私はどちらかというとこの感情に支配される時間が嫌いじゃない。
何か分からないからモヤモヤした感じは否めないけど、
自分にとってはなんか大事なことのような気がしてならない。
いつか、この感覚に支配されなくなったとき、
この何かを感じなくなることの方が私にとっては怖いことなのかもしれないなぁ。。