こんなこともやったりします。
芝焼き。
寒くなって芝生が茶色くなってから実施します。
なので、11月下旬~2月下旬の間にしかできません。
(3月になると小さな新芽が出てくるから、一見やれそうでもやってしまうと枯れます。)
ベストは1月上旬~2月中旬の間ですけれど、
風が強い日が多くて危険なのでできない場合が多いし、
雪がしょっちゅう降る季節でもあり(特に山間部)
雪が降ると暫くの間はできなくなる、特に大雪だと1週間はできなくなる為、
(雪が融けても地面が雪解け水を含んで火が回らなくなる)
自分でやれる人や常時庭師を抱えている庭園なら、
ベストの時期のどこかではできるでしょうけれど、
業者に依頼する場合には日程調整が必要になり、
坪庭とか小さな庭になればなる程、後回しにする業者も多いですから、
(当方は御依頼の早い順番に実施しますけれども)
天候次第ではその年はできなくなる危険性もあるため、雪の降る地域の場合は、
11月末頃~正月明けあたりの間に、やれそうならやっておいた方が無難です。
芝焼きで大切な事は、当たり前なんだけれど芝生以外は焼かないw
我流でやると、庭木まで焼いたり焦がしたり、建物に燃え移ったり、大変な事に…
before
↓ (円状で焼かないようにしている場所には松や椛の苗木があります)
after
やり方は広大な庭園でも、小さな坪庭でも同じです。
芝と土のコンディション確認→念のため消火の準備→作業準備→
→最寄の消防署に事前報告(火事と間違えて通報する人がいるからねw)→
→建物や庭木に火が燃え移らないように庭木の根元に水撒き→着火→
→燃え尽きて自然に消火するのを待つ→消火したら全体に水をかける→撤収
芝焼きの効果
1、害虫予防(土の中の虫や虫の卵をほぼ焼き尽くす)
2、雑草予防(土の表面近くの雑草の種はほぼ焼き尽くす)
※芝生はライナー性の植物だから大丈夫だけれど、逆にライナー性の雑草は残ってしまう、それを夏場に抜かなければならないけれど、種子から育つ草がかなり減るので労力も見栄えも全然違ってくる。
3、古葉がほぼ焼き尽くされて消滅するので、新芽が出易く美しい新緑の葉が生い茂る。
※1、2、3、のほぼに関して説明すると、庭木の周囲や建物の際は燃やさないから残るし、完璧なんてこの世にありえないからごく一部の強い個体は若干ながら残るという意味。