元大関千代大海「見守って」九重親方葬儀あいさつ
7月31日に膵臓(すいぞう)がんのため61歳で急逝した元横綱千代の富士の先代九重親方(本名・秋元貢)の葬儀・告別式が7日、東京・墨田区の九重部屋でしめやかに営まれた。約1000人の参列者が別れを惜しみ、その後には一般のファンも焼香を行った。
部屋を継承した九重親方(元大関千代大海)は師匠・千代の富士の葬儀の際、以下のように挨拶した。
「あまりに突然のお別れとなり、悲しくて、悔しくて仕方ありません。平成4年11月、私が初めて九重部屋を訪ねた日、師匠の圧倒的なオーラ、鋭い眼光を目の当たりにし『この人の下なら頑張っていける』と思ったことを今でも鮮明に覚えています。あの日から24年、私をここまで育ててくださり、心から感謝しております。師匠から教わった相撲道を、我々弟子たちが体全体にあらためて焼き付け、一生忘れることなく守っていきます。これからもずっと、天から見守っていて下さい。師匠、本当にありがとうございました」
千代大海は中学校時代、大変な悪童として有名だった。
2桁人数の高校生相手に単身で喧嘩して勝つなどの武勇伝を轟かせ、
大分県最大で九州でも1、2を争う勢力の暴走族「十二単」を率いていたという。
どうしようもない札付きの悪だった千代大海。
そんな彼が、師匠・千代の富士と出会い、
更生をし、大関まで成長して恩返しを果たし、
亡き師匠の跡を引き継いで九重部屋を継承するという。
その師弟関係をご紹介させて頂きます。
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