日々是好日

11月21日(火)英国紳士と神戸ツアー

今日は神戸全日ツアー。神戸のANAクラウンホテルにお迎えに行った。
ホテルのロビーで待った。30年くらい前、ここでヤクザによる銃撃事件があった。


ゲストは英国からお越しのゴードンさんだった。「78歳とはとても見えない、ずっと若く見える。」と言うと、ゴードンさん「私はとても68歳には見えない」とおっしゃった。高齢者のランデブーが始まった。

まずは坂を下って北野異人館に行った。途中にあった高齢者用のマンションに興味を示された。異人館の『萌黄の館』を見学。120年前にアメリカ総領事のために建てられた洋館。イギリス人に洋館を見せてどうかな、と思ったが、不動産のお仕事をされていたので、建築にはご興味があるようだった。


玄関の前にあったマグノリア(木蓮)この木は年に2回、花が咲くとおっしゃった。本当かな?


このあと北野坂を三宮まで歩いて降りた。阪急デパートに寄った。ゴードンさんがお兄さんへのお土産に浴衣を買いたいとおっしゃったので。こんなに寒くなってきたのに、浴衣なんか売っているかしら?いつものガイド仲間19人のグループラインに『ヘルプ』 阪急に電話をして、置いているか確かめてもらった。すぐに電話してくれた人がいた。幸いなことに、外国人用の大きなサイズの浴衣があることがわかった。ゲストが1人の時は、ゲストを放っておいて電話をかけるのは難しいので、『ヘルプ』は大変ありがたい。阪急の4階の着物売り場に行くと、店員さんたち、大喜びで私たちを迎えてくれた。お兄さんにあげる浴衣を決めたら、店員さん「女性ものも可愛いのがありますよ」結局、2人の娘さんにも買ったので、全部で3着買い、約2万円払われた。店員さんの接客があまりにもお上手なので、ゴードンさん、「あなたのような人がいれば、雇いたいよ」と笑いながらおっしゃった。

阪神電車で白鶴酒造資料館へ。このハンサムさん、お人形なので動きません。


この阪急の紙袋には浴衣3着が。見学しているのは私たちだけだった。


利酒コーナーで一人旅のフィリピン女性に会った。ゴードンさんはフレンドリーな方なので、しばらくその女性、ジセルさんと話された。私たちがこれからチャイナタウンに行ってランチを食べると言うと、ジセルさんも一緒に行って食事を共にしたいとのこと。ゴードンさんがOKされたので、3人で南京町に向かった。1人旅は気楽でいいが、食事の時は寂しいだろうな。

タクシーで南京町に到着。


この人気の広東料理のレストラン『民生』に数人並んでいた。きっと美味しいんだろう。15分くらい並んで中に入ることができた。


ゴードンさんは酢豚。


私は揚げ焼きそば。野菜がたくさん入っていて嬉しかったが、私には多過ぎた。普通の2人分くらいあった。ジセルさんは焼き飯を食べた。結局、2人ともゴードンさんに奢っていただいた。


そのあと、防災センターには行かずにメリケンパークを散歩した。そろそろランデブーを再開しようと思ったが、ジセルさん、私たちを2人にしてくれない。最後まで3人旅は続いた。神戸港の震災メモリアルパークにお連れした。


修復中のポートタワーはカバーが外されて全容を現していた。てっぺんにクレーンが見える。もう少しだ。ゴードンさんは10年前に愛妻を亡くされた。奥様の若い頃の白黒の写真をスマホの待ち受け画面にされている。お二人の馴れ初めなども教えていただいた。


ジセルさん『BE KOBE』の前に写真撮影の順番を待つ人の列ができていることに気づかず、ずかずかと進み写真を撮っていた。みんなで大笑い。


この不思議なオブジェの脇にスターバックスがあったので、


3人でお茶をした。このあと、ホテルに送り届けてツアーは終了。


スタバでサイン帳を書いていただいた。達筆だ。ゴードンさんのお父さんはスーダン人で、英国の大学の医学部で勉強して医者になられたそうだ。ゴードンさんの子供の頃のニックネームはお父さんがドクターだったので『ドック』。私のあだ名を聞かれたので、仕方なく『もんこちゃん』と答えた。お猿さんに似ていたもので。


ジセレさんが、一緒に歩いたことのお礼にこのナイキのキャップをくれた。


ゴードンさんからワッツアップにお礼のメッセージが届いた。You began the day as my guide and ended it as a friend. と書かれていた。私もそんな気持ちになっていた。また友人が増えた。ゴンちゃん、気をつけてお帰りくださいね。
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