巻頭句一句一句が春の色
みぞれ降る我慢できずに墜ちて来る
雑巾を縫ひしことあり針供養
葉牡丹や睦月しまひのうるんだ眼
冬烏止まりし枝の撓みかな
山の音 川端康成
切り裂かれ二つに割れし冬の空
去年の今頃を振り返って