中村 喜吉 銅版画とパースの世界

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宮城県美術館移転計画について

2019-12-04 13:39:28 | 部分トリミング
宮城県美術館の移転計画について
宮城県美術館は築30数年 コンクリートの躯体は大丈夫でしょうが 空調設備 電気設備 水道 等はメンテナンスが必要になってきます。収蔵庫もいっぱいとのことです。 
設計は前川國男 現在はアンティークとまではいかないが植栽とうまくマッチングすれば
10年後には、素敵な近代建築になるのではないでしょうか。
ここの敷地は前庭の駐車場部分は地下に西道路があり、 後ろ庭は広瀬川の崖地、
本館裏は 近くの高校の用地と 以外と開発に制限があるそうです。
国は人口減少と財政悪化による 各公共施設のランニングコストを削減するため
各施設の統合を進めています。施設を統合する計画には、単独より多くの
補助金がでるそうです。
ここは、ドイツ表現主義の美術館として収蔵をはじめたそうで、バウハウス,
やウィーン分離派の作品を持っています。所蔵品の価値も順調に上がっているそうで、
収蔵庫もお金もないからと言って 所蔵品をうっぱらう様な事の無いようお願いします
また、宮城県美術館には 他の施設にはない特徴があります それが創作室です
立体と平面の部屋があり、美術制作に関わる特種な機器を揃え、誰でも、自由に
制作する事ができる場所です。全国的に見ても 大変 利用率が高く 市民に親しまれている施設です。老人と子どもには、行く場所、居られる場所、が必要です。生涯学習のかけがえのない場所として 是非とも残して欲しいと思います。
尚、勝手に思い付きですが、現在の建物を利用する条件で、佐藤忠良館 アリスの庭     キッズルーム カフェ 創作室を 残し それ以外を東北大学に使ってもらうというのはどうでしょうか。
最後に 移転計画に対し市民の反応が鈍いのが残念です、これも県美術館が制作者としての県民の方をあまり向いていなかった現れではないでしょうか。
例えば 本館展示室で県展を主催するとか 河北美術展を本館で開催する とかしていれば反応もすこし違うものになっていたと思います。