那珂市シルバーリハビリ体操指導士会

本ブログは2006年11月に開設した那珂市シルバーリハビリ体操指導士会の非公式版です。

シルバーリハビリ体操指導士10周年記念フォーラム

2013-10-30 17:00:00 | 講習会・交流会等

10月30日(水)に茨城県シルバーリハビリ体操指導士10周年記念フォーラムが笠松運動公園体育館で開催されました。
県内の約5,800名の指導士の40%程度が出席して盛大に行われました。
那珂市からも63名の指導士が参加しました。
会場が地元でもあり、那珂市から実行委員2名の他、当日は数名の指導士が駐車場誘導係りのお手伝いもしました。
フォーラムでは茨城県橋本昌知事の挨拶で始まりました。
その後、大田仁史先生の事業報告、指導士会代表の事例報告、介護予防リハビリ体操ロボット「たいぞう」とシルバーリハビリ体操を行い、最後に『シルバーリハビリ体操で健康長寿日本一のいばらきを目指そう!』と参加者全員で大会宣言をしました。

大田先生の講演では「効果のある介護予防を始めよう」の講話に引き続き、シルバーリハビリ体操指導士の養成と体操普及のあゆみの説明がありました。

・H16.11シルバーリハビリ体操指導士モデル事業
・H17.5シルバーリハビリ体操指導士3級養成講座開始
・H17.9シルバーリハビリ体操2級養成講座開始
・H19.9シルバーリハビリ体操指導士1級養成講座開始

・平成19年4月 シルバーリハビリ体操指導士養成 1000人突破
・平成21年末 シルバーリハビリ体操指導士養成 3000人突破
(シルバーリハビリ体操指導士養成3000人突破記念講演会 平成22年4月12日に県庁講堂)
・平成24年10月 シルバーリハビリ体操指導士養成 5000人突破
(シルバーリハビリ体操指導士養成5000人突破記念講演会 平成25年1月31日に県庁講堂)

県関係者、プラザ関係者、実行委員会の指導士の方々お疲れ様でした。
最後に、大田先生を囲んで那珂市指導士参加者の集合写真を撮り、那珂市指導士一同いい記念になりました。

また、会場でお世話になった元スタッフの有賀さんと木村さんにお目にかかり、元気にご活躍のようで懐かしく思いました。

10周年記念フォーラム関連のブログの検索したら下記のブログがありました。

(1)個人ブログ等
http://plaza.rakuten.co.jp/iennareagasi/diary/201310310001/
http://blogs.yahoo.co.jp/shinanominamichan/10681444.html

茨城放送
http://ibs-radio.com/blog-scoopy/%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%93%E3%83%AA%E4%BD%93%E6%93%8D


http://moriya-volunteer.net/oyaji/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=58
http://www.ushiku-shimin.jp/cgi-local/news/news.cgi?userid=185&id=6238
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/15133/15681/015815.html


(2)その他ブログ
http://ameblo.jp/takahashi-yasushi/entry-11659785118.html
http://blog.goo.ne.jp/taikoji111/e/8480d3cbd0d8abc58d12d2d5070923c2


フォーラムの様子についてテレビや新聞で報道されましたが、2013年11月2日(土)付茨城新聞インターネット版に載ったので紹介します。

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13832860081281
このサイトは当日の様子の動画も載っています。

参考までに茨城新聞の内容を以下に紹介します。

2013年11月2日(土)
「リハビリ体操」10周年記念フォーラム ひたちなか

目指せ!長寿日本一 指導士2200人普及へ誓い


本県独自の介護予防策で、指導士養成の取り組み開始から10年目を迎えた「シルバーリハビリ体操」の記念フォーラムが10月30日、ひたちなか市佐和の笠松運動公園体育館で開かれた。参加した県内外の指導士約2200人は「健康長寿日本一のいばらきを目指そう」と宣言、同体操の一層の普及促進を誓い合った。

同体操は高齢者の健康維持と介護予防を狙いに、県健康プラザ管理者の大田仁史さんが考案。座ったり寝たりした姿勢でも実践できるのが特徴だ。介護予防の拠点として、県が2005年度に同プラザを設置して以降、指導士と体操教室参加者は年々増加し、10日現在の県内指導士は5756人。12年度は体操教室に約45万6千人が参加した。

大田さんは講演で、指導士が多い市町村ほど軽度の介護認定者の割合が減少しているとした06〜11年度の調査結果を紹介。「高齢者100人に対し1人の指導士がいれば、要介護者はさらに減る」と訴え、同体操を住民の手で広げ「日本で一番安心に暮らせる県をつくり上げよう」と呼び掛けた。

フォーラムには来賓として橋本昌県知事も出席。東海村と小美玉市、福島県いわき市の指導士会などが、各地域ごとの取り組み事例を発表した。

10年前から同体操の普及に努める利根町リハビリ体操指導士会の荒木忠臣会長(71)は「膝の悪い女性が体操を始めて階段を上れるようになった。まちの元気な高齢者を1人でも増やしていきたい」と、今後の抱負を話した。



那珂市勉強会(10/26)

2013-10-26 13:46:00 | 勉強会

今日、台風27号の影響の中、那珂市の勉強会を実施しました。
今回は風雨の強い中、約40名の会員が集まり、9時半から12時前まで「床での体操」の復習と「腰痛予防」の勉強をしました。
会場は、高齢者福祉センターであり、床での体操のため皆床に座り、まるで避難所のようでした(笑)。
今年度から研修委員4名が変わり、研修委員立案の年間計画に従い、主に1級指導士が講師となり、偶数月に開催しており、今年度は4回目でした。

まず、今回にテーマの「床での体操」について、「目的、効果、指導上の注意点、号令、那珂市で誤りやすい事例」をまとめた表(今年度の最初に配布)を参考にして、体操毎に説明し、実技の復習をして、その後研修委員やベテランから補足説明や参加指導士からの多くの質問などもあり、皆で勉強しあうよい雰囲気でした。参考までに「足つぼ」の簡単な紹介もしました。次に、「腰痛予防」に関して、その原因、予防のための体操、関連筋肉、日常生活での注意点などをまとめて紹介しました。
休憩の後、小グループ(6~7名)分かれ、一人が指導士役で、他が参加者役の実技練習をしました。小人数なので実技があまり得意でない指導士もそれなりにこなし、グループ内には一級指導士又は研修委員やベテランを入れているので、活発な意見が出ています。


高萩市の3級講習を終えて

2013-10-15 09:53:00 | 講習会・交流会等

10月10日に健康プラザで8日目(最終日)の3級養成講習があり、高萩市の3級講習(114コース)が無事終了しました。

那珂市から3名の1級指導士(宇留野、落合、三田)が高萩市に出向いて、6日間(2日目~7日目)の講習を担当しました。距離が遠いので、毎回高速利用の車の相乗りで移動し、4日目は台風の風の影響を若干受けたものの無事終えました。
高萩市では、昨年、生涯現役都市宣言(全国初)がなされ、元気アップ運動の1つとして、シルバーリハビリ体操の果たす役割・期待が大きく、市のサポートも大きいと感じました。

講習では、受講者18名は一度も欠席遅刻もなく、皆積極的に受講し、日を重ねる毎に、指導士も受講者も講義のやり方に慣れて、受講者の緊張感も少なくなり、楽しい雰囲気の講習となりました。
講義中に適時質問がでる雰囲気になり、フロアー指導士に質問が出たときには、質問の内容と回答を全員に紹介して情報を共有するようにしました。
間違い易い体操は、これまでの3級講習とほぼ同じ(①腰方形筋と腸腰筋の強化、②腹筋の強化と失禁予防体操、③腹斜筋の体操の捻りの方向、④猿まね体操の腕の動き、⑤しゃがみ込み体操、⑥上腕の強化の手の組み方、⑦椅子での移乗の体操等)でできるだけ多く復習しました。
いっぱつ体操の号令かけは、何度練習しても早くなりがちでしたので、実技指導の進め方の時に、タイマーを見ながら皆で号令かけの練習をしたのは非常によかったと思います。

また、私は、関節の動きを担当しましたが、図の見方がわかりづらいという方が多く、いつも他の講義に比べて受講者の理解度が低いし、興味を持ってもらえないことが多いです。
また、神経の講義で、急に複雑な複合運動の肩マヒ者の「屈曲パターン」と「伸展パターン」が出てきて受講者を悩まさせている。

そこで、関節の動きの復習を兼ねて、一通り各動きを理解できたところで、下記の動きを皆でやって、何のポーズか考えてもらっています。

時間のある方は挑戦して考えてみてください。

(問題)
気をつけの姿勢から下記の動きをやってください。さて、何のポーズでしょうか?
(角度は言わないので、実際には一動作づつ私の動きを確認しながらやっています。)

[右側]
(股関節)屈曲 外転・外旋
(膝関節)屈曲
(足関節)底屈
(肩関節)屈曲
(肘関節)屈曲
(手関節)掌屈

[左側]
(肘関節)屈曲
(肩関節)内旋
(手関節)回外

なお、神経の講義の時に、人類の神経伝導路について、錐体交叉をするのはなにか特別な理由があるのかという質問がありました。
早速、家に帰ってからインターネットで検索すると、定説はなさそうですが、以下のような仮説がありました。
「人類の先祖は魚類である仮説があり、魚類では右目方面に獲物を見つけた場合、左のヒレを作動させた方が素早く獲物に接近できます。その動作に効率良く適合するために長い年月をかけて錐体交叉の神経システムを築いたのだと。。

何か他に情報をお持ちの方はお教えください。

最後に一言!

高萩での最終日には、講義を終えた後、多くの参加者がひとりひとり那珂市指導士にお礼の挨拶に来られ、那珂市での講習とは異なる雰囲気で受講者の人柄の良さを改めて感じました。
きっと、今後の実指導での高齢者の対応もスムーズにやっていかれることと思います。
新3級指導士の皆様と高萩市指導士会の今後のご活躍を祈っております。




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